毱さんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

毱

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夢の涯てまでも  ディレクターズカット版(1991年製作の映画)

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『エリエリ〜』や『裸足で鳴らしてみせろ』に含まれるニュアンス。さらにはゴダール、アケルマンなどなど。

赤ちゃん教育(1938年製作の映画)

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ドタバタ喜劇。最終的にこの女のためならすべてを捨ててもまあいいか、と許せてしまうあたり、ひょっとすると1番魔性の女なのかもしれない。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

解剖学というタイトルの素晴らしさ。断片をいかにして繋ぎ合わせるかという命題。

わたしたちは物語を、誰にとっても共通の自明のものであるかと思うが、実際それぞれのひとのあいだでどんな物語である、という解
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ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

5.0

4.4にしていたけれど、数日経て考えて5.0に繰り上げる。夕焼けチャイムのような、どこか寂寥感のただよう音楽が素晴らしく、別の映画館であらためて予告編をみた際に、ふと思い出すよさがある。

すべての些細な事柄(1996年製作の映画)

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まだみれていない(必ずみます)が、『アダマン号に乗って』に連なる作品といえるのではないか?

Here(2023年製作の映画)

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繊細で丁寧に作られた映画であることは間違いなく、それに浸っているだけで心地良くはあるが、すごい作品なのかといえば疑問符が浮かぶかもしれない。アピチャッポンのようで、アピチャッポン的高揚にまで至らない?>>続きを読む

テルマ&ルイーズ(1991年製作の映画)

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前半のんびりとした進み方で爽快感に欠けるが、最後30分ほどの盛り上がりがすごい。ケリー・ライカートの『リバーオブグラス』が一線を越えられていない物語だった一方で、こちらは一線を超えてしまったことで、自>>続きを読む

街のあかり(2006年製作の映画)

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「死なないで」
「ここじゃ死なん」

忠実な男が、振り回されて行き着く物語

過去のない男(2002年製作の映画)

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人生は後ろ向きには進まん。進んだら大変だ。

マッティの写真。🐕

名前や経歴がわからないとき、就労にありつくのは本当に大変だな、と改めて思う。過去の記憶がないことへの理解のなさゆえに振り回されるが、
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浮き雲(1996年製作の映画)

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もう終わりともいえるような絶望的な展開から、固唾を飲んでみはるレストランの新規開店。彼女たちの失業が彼女たちの「責任」に由来するものでないからこそ、彼女たちの姿を応援したくなる。
なにをもって責任とい
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愛しのタチアナ(1994年製作の映画)

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母親のことかなり幽閉してる、という面白さ。
マッティ・ペロンパーの遺作。

視線のまじわり

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

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古いものは新しくなり……という本作の説を信じるなら、女が支配しはじめたあの終わりもまた、古びてゆく時がくるのかもなぁ、と思ったり。

ソウルメイト(2023年製作の映画)

4.8

試写会。

よくある(?)女性2人の友情ものと思いながらみていたら、その想像を3倍は超えるくらいの劇的展開(構成)にうなる。元々の中国香港版をみていない状態で、ストーリーを知らなかった、ということもあ
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Valimo(2007年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

工場の出口を労働者たちにみせるという行為

Bico(2004年製作の映画)

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工場の出口みたいなところからでてゆく羊や牛たちのすばらしさ

マッチ工場の少女(1990年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

映らない殺されたあとの姿
開けられたままの扉(実家)と閉じられた扉(男の家)

コントラクト・キラー(1990年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

「労働者階級に祖国はないわ」

15年勤めた職場を解雇され、死のうとしても死にきれず(ロープ自殺を試みても失敗し、ガス自殺をはかろうとしてもガスストライキでガスが止まってしまう)挙句、自分を殺してくれ
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髪結いの亭主(1990年製作の映画)

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2人だけの世界を維持するために遂げる死。男の愛(あるいはやさしさ)に満ちた眼差し。それから待つということ。