Moekaさんの映画レビュー・感想・評価 - 30ページ目

Moeka

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戦場でワルツを(2008年製作の映画)

3.8

まるでワルツを奏でるように、機関銃をぶっ放す若き兵士たち。自分自身も出征した監督による、レバノン内戦、大虐殺事件をテーマにしたアニメーション。主人公が自らの記憶をたどっていく様が淡々と時にはシニカルな>>続きを読む

メッセージ(2016年製作の映画)

4.2

なんて素敵な作品なんでしょう。
謎の宇宙船、そこに存在する謎の生命体。彼らが発するメッセージとは。ここで描かれていること以上に、私たち観客に私たち自身の思考や人生観について考えさせてくれる物語。そして
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真昼の決闘(1952年製作の映画)

3.8

正義感あふれるとにかく強い、勇敢な保安官が街を救う!...と簡単にすむ話ではなく、街の人々も全く協力してくれず、自分1人で4人の悪党に闘わなくてはいけない。ケインが渋くて、哀愁があって、とても格好いい>>続きを読む

オルタネイト・リアリティ(2014年製作の映画)

3.5

バニラスカイとミスターノーバディを足して二で割ったみたいな話だけれども、伏線の回収の仕方がとてもお見事。辛いことも愛することも痛みを伴わなきゃいけないものだ。ラストの文字で切なさ倍増。

ブルーベルベット(1986年製作の映画)

4.0

難解で官能的、観返して解釈を深めようとしても足をひっぱられて、でも作品の世界にめりこんでしまうリンチのブルーベルベット。耳をたよりに1人の青年が、"向こう側"の世界にいく話だと思っていた。女の名前もド>>続きを読む

ゆりかごを揺らす手(1991年製作の映画)

3.8

まさかのジュリアンムーアがサブキャラという肝が座った映画。気が良さそうに見える乳母の美女は復讐しに来てる女!弱味にちょろちょろつけこむ嫌〜〜な女っぷりを堪能できます。この映画のいいところは、旦那さんが>>続きを読む

シャークネード(2013年製作の映画)

3.0

いや、合成雑すぎだし!!てかいくら竜巻にのってるとはいえサメ色んな所から出てきすぎだし!なんか「僕らはB級映画作ります(笑)全力で手抜きます(笑)」ってちゃんと言ってる感じで好感⤴︎ お酒のんでつっこ>>続きを読む

第三の男(1949年製作の映画)

3.7

この曲、この映画なんだ!と冒頭でびっくり。今から考えればよくあるストーリーといっちゃよくある話なのかもしれないけれど、でもリズミカルに進む展開にそうだったのか!とびっくりさせられてしまう。白黒だからこ>>続きを読む

ミツバチのささやき(1973年製作の映画)

3.3

本当に恐ろしいものって何だろう?大人が怖がるものってなに?刺されればチクリと痛い、でも彼らが集めるものは甘い蜜。人が蜂に引き寄せられてしまうのは、そんな危険で甘美な誘惑にあるのかもしれない。幼い女の子>>続きを読む

スプリット(2017年製作の映画)

3.6

マカヴォイの、マカヴォイによる、マカヴォイのための映画。
冗談はさておき、こうゆう多重人格のサスペンスは何が悪いのか全く分からなくなってしまいますね...私は自分がたてた予想と全く違ったので、なるほど
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ビートニク(1999年製作の映画)

3.5

ビートニク、ジョニデのこのおしゃれなパッケージのせいで新手のファンタジーみたいですががっつりドキュメンタリー。笑 デニスホッパーが裸のランチ読むところでくうう〜〜!!!!!!!!ってなった!!!!!な>>続きを読む

メアリー&マックス(2009年製作の映画)

4.0

親類は選べないが友達は選べる。すっごく刺さった。反りが合わない家庭で育った人には最後の方のシーンなんか本当によく分かる!めっちゃわかる!というシーンばかりなのでは、、、
風刺もたくさん、ブラックユーモ
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ジョニーは戦場へ行った(1971年製作の映画)

4.0

観なきゃいけない映画だと思います。ものすごくつらい、トラウマになるような映画だけれど観なきゃだめだと思う。戦争を知らない私たちにとって、過去のことや世界のどこかで起こってることは確かにピンとこないし、>>続きを読む

メメント(2000年製作の映画)

3.9

いつも観てはむずっ!となってしまってうまいことレビューが書けなかった。やっぱり今観ても難しかった(´;ω;`)お金と人間の騙し合いが描かれてるけれども、寂しさとか人に対する感情で身を滅ぼすこともある、>>続きを読む

痴人の愛(1934年製作の映画)

3.3

小悪魔な女性が破滅の道をたどっていく話だけれども、確実にこれからも男の気持ちを蝕んでいくはず。だからやっぱり正真正銘のファムファタール。レスリーハワードはこうゆう「はあ?」って女からどつかれそうな役が>>続きを読む

ディスタービア(2007年製作の映画)

3.3

シャイア・ラブーフほんとタイプでもないしプライベートも嫌いだけど出てる映画見ると演技うま、、、しかもかわいい、、、ってなっちゃうから憎い。ちょいB級サスペンスにありがちの周りなんで気づかないの!?って>>続きを読む

イングロリアス・バスターズ(2009年製作の映画)

3.8

これ、バカっぽいってゆうかヤバいらつらが活躍するぜ!みたいな感じで日本で宣伝されてたけどさ、笑っていいんですか?酒場のシーンとか全く笑えないじゃないですか、、、ナチスのことを演じている時ってどんな気持>>続きを読む

アイデンティティー(2003年製作の映画)

3.5

超超超王道!王道だけれども、暗闇の中の閃光に浮かび上がる女性の顔とかぶち殺し方とか、メリハリがあってみていて飽きない。90分の短さで駆け抜ける感じも良い。この手のどんでん返し映画は「あ〜、いいねえ〜」>>続きを読む

ザ・ドア 交差する世界(2009年製作の映画)

3.1

突っ込みどころはすごいけど、あんま気にしちゃいけない。自分が悪くて失ったものは、そうそう戻らないよ!気をつけな!という話。こうゆうサスペンス映画の濡れ場はなぜこう無駄にエロいのか誰か論文書いてほしい。>>続きを読む

バッド・エデュケーション(2004年製作の映画)

3.6

そもそも、異性が恋愛の対象!となったのは何歳の時なのだろう?異性が恋愛対象という概念が染み付いたのはいつなんだっけ。同性愛を美化するわけではなく、大切さみたいなのを教えようとしてくるわけではなく、でも>>続きを読む

アマデウス(1984年製作の映画)

3.7

モーツアルト好きにはたまらないのでは??最初の方はだいぶコミカルに進むし、当時の宮廷の様子も分かって面白い。でも最後の方になるにつれて徐々に神話っぽさが濃くなっていくというか。このアマデウスではサリエ>>続きを読む

エコール(2004年製作の映画)

3.8

女の子だった人にしか作れない、女の子のための物語。バレエを習っていたからレッスンの様子やきれいなお姉さんが大好きになる様子、先生がやけに艶かしく見えたこととかを思い出す。女の子は小さくてもみんな女。嫉>>続きを読む

ノーカントリー(2007年製作の映画)

4.0

傑作すぎる。
不条理を振りかざすハビエルおじさん演じる殺し屋。しかし彼も結局は世の中の一部というわけ。神ではない。
コーエン兄弟は本当にすごい。ものすごい勉強しているんだろうな、と思う。不条理主義や宗
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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

3.5

原作読んでると、もうちょっとパリピッぽさ抑えられなかったん?てなる。
キャストめちゃめちゃイメージ通りな感じするのに、、、

ベルベット・ゴールドマイン(1998年製作の映画)

4.0

ボウイはこの映画を受け入れなかったらしいけれども、、、美しいグラムロックの世界がオスカーワイルドってゆうお耽美な小説家の話をいれこむことによって、よりおとぎ話っぽさがでてる。ボウイとイギーポップの話だ>>続きを読む

マンハッタン(1979年製作の映画)

3.8

時に色がない世界は色がある世界より美しい、恋愛は影と光で充分だ。

情婦(1957年製作の映画)

4.5

陳腐な言葉ですが、おもしろすぎる。本当におもしろすぎる!!
こんなに法廷ミステリーで目が離せない話ってあるのか。こんなに主人公にどんどん肩入れしてって、まさに手に汗握るような展開ってあるのか〜〜。盛り
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天使の入江(1963年製作の映画)

3.6

美しい、ファムファタールっぷり♡お互いに恋慕しているというよりかは悪趣味が同じだから依存しあっているという古くも斬新に感じる逃避行。ヌーヴェルバーグにしてはあまり甘美すぎない印象だけれども、これもよし>>続きを読む

ファーゴ(1996年製作の映画)

3.6

こんなに出てくるひとに美男美女が全くいなくて、映像もザラザラしてて、でも何度も見返したくなっちゃう映画ってありますかね。オープニングからコーエン兄弟の(´⊙ω⊙`)こうゆう顔がみえてくる気がして好き。>>続きを読む

ブロークン・フラワーズ(2005年製作の映画)

3.6

ジムジャームッシュ監督作品は淡々としているのに何故かずっと目が離せない、そんな曖昧な緊張感があって好きだ。現在が1番大事、そんなメッセージを良いことか本当に大事なことか分からないように伝えているそんな>>続きを読む

ワイルド・スピード EURO MISSION(2013年製作の映画)

3.8

ルークエヴァンスは悪役が似合う〜!でも近々正義のヒーロー役も見てみたいな。それにしてもこのあたりからファミリーのアベンジャーズ感がはんぱない。地元でブイブイ言わせ続けるとこうなってしまうのか、、、愉快>>続きを読む

ワイルド・スピード SKY MISSION(2015年製作の映画)

3.9

ラストシーンで泣きすぎて頭痛くなった。デッカードショウはじめみんなの不死身具合も色々つっこみたいけど、熱い熱いファミリー愛が伝わってきて好き。

午後の曳航(1976年製作の映画)

3.8

最初曳航の読み方がわからなくて探すのに苦労しました、、、三島由紀夫作品がまさかのイギリスに舞台を移して。美しい港町が雰囲気ぴったり。ラストまで観て、とんでもない、という感想。いったいどのような気持ちで>>続きを読む

ビューティフル・マインド(2001年製作の映画)

3.9

天才数学者ジョン・ナッシュを描いた物語。天才は学者にしかり芸術家にしかり彼らにしか分からない世界とこちらの世界
、2つの世界を行き来する人が多いと思っているけれど、今回その世界の結び目を果たしていたの
>>続きを読む

ワイルド・スピード MAX(2009年製作の映画)

3.6

せめて規制してからレースしないととても迷惑だと思います。道路交通法がきになります。