Moekaさんの映画レビュー・感想・評価

Moeka

Moeka

LAで映画勉強中 クローネンバーグ!ゴダール!ホドロフスキー!!!
http://roserosemoeka-film.hatenablog.com/

映画(1334)
ドラマ(14)

女はそれを待っている(1958年製作の映画)

3.7

同室になった3人の妊婦と看護師の一夜を描く。陣痛の時の叫びやそれぞれ(たのしみにしている妊婦を除き)妊娠についてかたる表情は苦悶に満ちていて拷問を待っているようである。赤ん坊に罪はないが夫との愛や女と>>続きを読む

メイド・イン・USA(1967年製作の映画)

3.5

ゴダールの作風が段々とアメリカへ反旗を翻してきた頃の作品か。たとえば幸福 彼が求めれば私も求めた。たとえば名声 彼が望まなければ私も望まなかった。だから満たされていた。黙っている彼は私と同じだった。こ>>続きを読む

マイ・ビューティフル・ランドレット(1985年製作の映画)

3.6

ダニエル・デイ=ルイスの退廃的、鋭利さと繊細さが同居する若き日の魅力は眼福に尽きる。イギリスを舞台に移民の青年と労働者階級の青年の間にある恋が描かれる。移民は白人を差別し白人は移民を差別する。彼らも互>>続きを読む

ダイヤルMを廻せ!(1954年製作の映画)

3.7

今回のヒッチコックブロンドはグレースケリー様!事件の謎を解く鍵は、、、とその文字通り鍵を開けてはまた開けて真相にたどり着いていくというプロットが面白い。カメラが彼らの動向を追い、ほぼ室内劇に関わらずそ>>続きを読む

プリック・アップ(1987年製作の映画)

3.5

劇作家が同性の恋人に惨殺、後に加害者も自殺という凄惨な事件に至るまでの物語なのだが狂気的な部分は控えめ、イギリスのジョークを交えて描かれる。1960年代、同性愛にかなりの偏見が残る時代が舞台なのだが、>>続きを読む

クレールの膝(1970年製作の映画)

3.7

観てる途中は皆んな色々語りよって、、、と文句つけたくなったんだけれども総括して考えるとなんとまあ上質なこと、もうすぐ結婚を控えるまだ独身中年男、落ち着いた恋愛を知りながらも恋を懐かしみ、友人の女性作家>>続きを読む

恐怖(1961年製作の映画)

3.8

出番はある意味少しなのだがクリストファーリーの存在感が笑うぐらい凄かったwww 湖畔で引き上げられる女の水死体から始まり全編にわたってプールに海と水が登場するのだが、白黒なのがあってその仄暗い水の底に>>続きを読む

海辺のポーリーヌ(1983年製作の映画)

3.6

扉が開き、最後には閉まる。物語の終わりが明確に告げられる。夏休みの海辺を舞台に繰り広げられる少年少女と大人達の恋愛模様。率直には言えず卑怯な言葉を使い盲目的になる大人の恋を冷静かつ第三者の目線でシニカ>>続きを読む

ラスベガスをやっつけろ(1998年製作の映画)

3.5

なにがやばいってこれ実話なこと、ゴンゾージャーナリズムの創始者トンプソンの私小説??をギリアムが映像化っていう文字面がまずえぐい(爆)ストーリーはラスベガスに向かうジャーナリストと弁護士の男2人の珍道>>続きを読む

Boy Erased(原題)(2018年製作の映画)

3.7

同性愛は治すものだと思っているとんでもない団体、神様も”いや押し付けんなし”と言いたいだろう...本作は実在の恐ろしいセラピー施設を舞台にしつつ人間の罪やLGBTQの問題を超えて様々な問題に当てはまる>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.9

ランティモス先生は尖った過激な表現を用いつつも意外と恋愛に関してはロブスターにしてもまともというか真理をいつもついていて逆にその通りですぅ〜wwとなってしまいそこが好き。冒険心溢れる美しい衣装や豪華絢>>続きを読む

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.7

何が思いやりの聖域じゃ、、、というか私の勝手なイメージ、美術館にあるスクエアを軸に物語が展開していくと思ったらおっさんのスられた財布と携帯事件が中心にしてほかの話が展開していく。美術館を経営しながら投>>続きを読む

ゴダールの映画史 第4章 命がけの美(1994年製作の映画)

4.2

大いなる遺産、特性のない男。コクトーのエッフェル塔の花嫁花婿
美は至る所にある。私たちの間にある記号たち。デュマの小説の椿姫、サルトルの汚れた手。最も奇妙で不気味なものそれは、この世界の生ける死者が前
>>続きを読む

ゴダールの映画史 第3章 映画だけが(1994年製作の映画)

4.0

ゴダール、あなたという人は言葉を愛しながらもその不完全さを悟り、言語さえも映像にしてしまうのだ。音響と映像の融合、ソニマージュ。クリムトが、ボードレールの旅が、繰り返し繰り返し交錯し、ゆっくりと審美的>>続きを読む

マップ・トゥ・ザ・スターズ(2014年製作の映画)

3.5

クローネンバーグの映画で死はだいたいがバッドエンドではなくハッピーエンドである。戦慄の絆は悲劇的だが。ハリウッドの心の闇を超無慈悲に毒っ気たっぷりの脚本で描くのだが、彼の作品に共通する元から異端として>>続きを読む

鉄男 TETSUO(1989年製作の映画)

3.3

金属と肉体の同化、セックス、融合といえば我らのクローネンバーグ先輩だが本作はヴィデオドロームに裸のランチにスキャナーズを足してそこから哲学チックなquoteを引き映像を用いてひたすら暴力と欲望の幻想に>>続きを読む

奇人たちの晩餐会(1998年製作の映画)

3.6

おバカさん達を一人ずつ同伴し誰が1番変わっているかを競うという超絶悪趣味な晩餐会に出席する予定の一人の男が、その”おバカさん”により自分の不貞やら仕事の過ちやら色々なことを明かされていくってゆうざまあ>>続きを読む

素晴らしき哉、人生!(1946年製作の映画)

3.8

ホーリーモーターズの車チカチカの元ネタ、お星様がキラキラして喋るちょっとwwwなシーンもあるリンチが好きな映画と聞いていやどんな映画なんだろってゆう気持ちで観たらあっさり素直に泣いたわ。社会的責任は個>>続きを読む

トリコロール/赤の愛(1994年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

トリコロール3部作の最後。結末でなぜこれを最後の作品、というか監督はこれで映画を作るのをやめたか分かったような気もした。思うにこのトランティニャン演じる老判事は監督自身なのだと思う。博愛に満ちたイレー>>続きを読む

Can You Ever Forgive Me?(原題)(2018年製作の映画)

3.6

正直に言うとめちゃくちゃ地味な作品である。というか、映画にどれだけ”目で見て美しいもの”を求めていたか自分で実感して あー笑 となった。なぜなら一人も美男美女が出てこないのだこの映画には。お世辞にも出>>続きを読む

ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

生粋のポッタリアンなので点数は個人的につけようがない、だから数字は関係ありません(笑)
登場する馬車らメリウスの映画から抜き出てきたように洗練されて美しく、街を真っ黒な布が覆うシーン、靴をクローズアッ
>>続きを読む

トリコロール/白の愛(1994年製作の映画)

3.7

青の愛に続き静粛な洗練された映像の中綴られる悲喜交々。登場人物たちの背景は多く語られることはないが少しの台詞で記されている。主人公の名前はチャーリーに相当するもので足元のカットが多いのもリトル・トラン>>続きを読む

トリコロール/青の愛(1993年製作の映画)

3.8

愛の喪失と再生、こういった物語を審美的な映像で見ることは素晴らしい体験だ。青が印象的に使われた、静粛で叙情的な映像作品。熱いコーヒーを入れてアイスクリームを溶かす、角砂糖がコーヒーを吸い上げる、そんな>>続きを読む

ナインスゲート(1999年製作の映画)

3.6

ポランスキー・ミーツ・澁澤龍彦。ローズマリーの赤ちゃん以降彼は魔女に導かれる存在、赤い航路にチャイナタウンに近年では毛皮のヴィーナスと描いているわけだが。主人公はいつどこでもタバコを吸い煙を身に纏って>>続きを読む

孤独な天使たち(2012年製作の映画)

3.7

ベルトルッチ監督といえばラストエンペラーに暗殺の森といった色彩の映像が特徴的だが本作は装飾を削ぎ落とした凍てつくような美が際立つ。車椅子に座ったままこれを撮ったベルトルッチ、地下室で羽ばたくときを待つ>>続きを読む

アフター・アワーズ(1985年製作の映画)

3.5

グッドフェローズやディパーテッドに参加しているミヒャエル・バルハウスが撮影、レイジングブルにアビエイター、ディパーテッドでアカデミー賞編集賞受賞しているセルマ・スクーンメイカーが携わっているヤバい映画>>続きを読む

THX-1138(1971年製作の映画)

3.2

ルーカス監督の処女作。1138の数字はアメリカングラフィティの車のナンバーにもでてきたからルーカス監督にとって特別な数字なのでしょうか、近未来で機械に管理された人間がそこからの脱走を図る、、、というも>>続きを読む

美女と野獣(1946年製作の映画)

3.8

美女と野獣の映画で1番好きなのはコクトーのこの作品、原作に忠実にするとベルの家族設定もシンデレラみたいというのが面白い。この映画のベルは読書好きにも見えずすごく心優しい少女というようにもみえず、野獣は>>続きを読む

マルタの鷹(1941年製作の映画)

3.5

深夜の告白や現金に体を張れなどほかのフィルムノワールと比べると好みではない作品だが...ヒロインのファムファタールっぷりやドイツ表現主義から受け継がれた陰影の美しさ、カサブランカについでボガートと共演>>続きを読む

禁断の惑星(1956年製作の映画)

3.5

チープな光線銃や全然スタイリッシュじゃない可愛いロボットがロマンを掻き立てられる♡ その星に降り立った時の景観の美しさは圧巻。科学技術がいかに進歩しようと最も恐るべきもの、コントロールできないものは人>>続きを読む

オルフェ(1949年製作の映画)

3.8

ギリシャ神話オルフェウスを基にコクトーが映画化。主人公オルフェが冥界に出向くが神話と異なり彼が愛するのは死の女神のほう。キリコの絵画のような回廊をくぐり抜け死の影を探すところが特にお気に入り、耽美で幻>>続きを読む

Wildlife(原題)(2018年製作の映画)

4.0

素晴らしい作品。ネオリアリズムのようなカメラワークに、ずっと家族とはいえど他人同士、離れ離れだとショットで見せる。夫婦が同じ枠に収まるのは息子からの視点。息子と母、息子と父は同じ枠に収まるがそれもだん>>続きを読む

蜘蛛の巣を払う女(2018年製作の映画)

3.1

オープニング、ドラゴンタトゥーの女とは違いゆったりした音楽と共に滑らかで官能的な映像が流れくるぞ!となったのだが残念な作品だった。フィンチャーのドラゴンタトゥーの女、彼女が受ける肉体的かつ精神的な苦し>>続きを読む

オーメン(1976年製作の映画)

3.5

子役含め演技、そして音楽が素晴らしい!怖いか怖くないかでいあとあまり怖くはなく、何もしていないのに周りを不幸に貶めるダミアンよりも体裁を気にしたり何かを盲信したりする”普通”の人間達の方が恐ろしく感じ>>続きを読む

仮面/ペルソナ(1967年製作の映画)

4.2

失語症の女優と看護師のほぼ(2人)芝居。テーマは言葉と沈黙に母性に罪、そして映画そのものと多様なテーマを含んでいる。初っ端から磔刑にクモに男性器とシュルレアリスム的イメージが炸裂してこりゃやばいぞとな>>続きを読む

サスペリア(2018年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

きた変態映画!オリジナルを基にストーリーを全く別物として、恐怖と魅力をより倍増させた監督の手腕に祝杯。今回男性の主要人物が探偵的役割で登場するのだが彼は正直事件の解決には全く役立たず、おまけには自らの>>続きを読む

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