モルBさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

モルB

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ニュー・ミュータント(2020年製作の映画)

3.1

・20世紀フォックスが製作した最後のX-MENシリーズ。役者が魅力的だからホラーにせず、現代版「ブレックファスト・クラブ」風にしたらかなり良い線いってた気がする。
・最後は迷走しまくった本家のX-ME
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プロジェクト・パワー(2020年製作の映画)

3.1

・X-MENの様な話を想像してたけど、実際は「5分しか使えない悪魔の実」といった感じ。
・貧困やドラックなどの要素を取り込みながらも、無駄を排除したスピーディーな展開で一気に最後まで駆け抜ける。
・ス
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Mr.ノーバディ(2021年製作の映画)

3.3

・既視感溢れるアクションと音楽なのに、全然スタイリッシュではないのが特徴。
・同様のシリーズである「ジョン・ウィック」や「イコライザー」に比べて加齢による影響を感じさせる演出がユニーク。
・「ジョン・
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キャラクター(2021年製作の映画)

3.0

・作者と作品、見る側と見られる側、視点の交差が生むサスペンス。
・犯行の描写が抜けているので恐怖より「ん…?コレどうやって実行したんだろう?」という疑問を感じる箇所があり、そこは少し醒めた。
・前もっ
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きっと、うまくいく(2009年製作の映画)

5.0

・格差や、教育など社会構造に目を向けた正統派なコメディー。
・様々な要素があるのに全く散らかっていない、インドの映画の魅力が凝縮された様な1本。
・行動を起こした人間にだけ、成功は訪れるもの。
・3時
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ベル・エポックでもう一度(2019年製作の映画)

4.4

・体感型エンタメを舞台とした擬似タイムループ風コメディー。
・同じ時代の捉え方が男女で真逆なのがユニーク。
・フランス映画ならではのユーモアに包まれた作品。
・劇中の歌詞の意味が分かるとかなり引き込ま
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リピーテッド(2014年製作の映画)

3.0

・朝目覚めると、全てがリセットされているという意味では一風変わったタイムループ風の作品。
・役者陣が大物すぎてB級感が消えてるのがもったいないのも、一風変わってる。
・謎が解けた後もなんだかスッキリし
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るろうに剣心 最終章 The Beginning(2021年製作の映画)

4.4

・シリーズ最高傑作。この作品のために過去のシリーズがあったと思えるほど。
・本格時代劇映画と言っても全く差し支えない重厚さ。
・現実の10年の月日と、劇中の10年が佐藤健の成長ともリンクされていて思わ
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アオラレ(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

・邦題だからと言えばそれまでだけど、アオリ運転自体はほんのきっかけにしか過ぎない。(原題の意味は『不安定』)
・ラッセル・クロウ演じる男の執念とスーパー・パワーが常軌を逸してて、怖さを通り越してギャグ
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アーミー・オブ・ザ・デッド(2021年製作の映画)

3.4

・オープニングは秀逸!でも、重要だと思われる様々なな伏線がすべて未回収のまま物語が終わる…。
・『新感染半島 ファイナル・ステージ』を思い出す以上に頭をよぎったのが『ゾンビ版の桃太郎』。
・音楽の使い
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タイラー・レイク -命の奪還-(2020年製作の映画)

3.7

・なんだか懐かしささえ覚える王道の洋画劇場的なアクション大作。
・この国はどうなってるの?とツッコミたくなるくらいの敵の権力が凄まじまい。
・ランボーとジョン・ウィックを掛け合わせた様なアクションの設
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グリーンランドー地球最後の2日間ー(2020年製作の映画)

3.1

・細かいところには目をつぶるタイプのジャンルとは言え、根幹となる命の選別や伝達方法がフワッとしすぎてるのは流石に見過ごせなかった…。
・隕石以上に主人公にとっては妻の実家で負う精神的なダメージの方がキ
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ザ・ホワイトタイガー(2021年製作の映画)

5.0

・『スラムドッグ・ミリオネア』的なサクセス・ストーリーかと思いきや、とんでもない展開に…。
・凄まじい格差を思い知らせる画面構成と、人間の中に潜む隠しきれない闇や悪意を巧みに炙り出す。
・社会システム
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LOOPER/ルーパー(2012年製作の映画)

3.4

・ある日、最強になった自分が目の前に現れて戦う事になったら…というとんでもないアイデアの作品。
・バトルから始まって成長へとテーマが移るのは、ループものの定番的な展開。
・ストーリーもさることながら、
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ファーストフード・ネイション(2006年製作の映画)

4.6

・完成品であるハンバーガーからパテへ、そして…と遡ってゆく展開がメッセージ性を強めている。
・バラバラの物語が同時進行して最後に行き着く果ては食材に限らず、「これが命に対する扱いなのか」と言ういう問題
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コンティニュー(2021年製作の映画)

3.6

・コメディー版『オール・ユー・ニード・イズ・キル』という感じ。数あるタイムループものの中でも好きな部類。
・『ガンズ・アキンボ』の様な無理矢理ゲームに参加させられてる感が切ない可笑しさを醸し出す。
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ローズメイカー 奇跡のバラ(2020年製作の映画)

4.4

・花に全くと言って良いほど興味が無かったけど、スクリーンに満たされた薔薇を見ていたらその魅力に心を奪われた。これこそが映画体験の醍醐味。
・寄せ集めのチームがまとまってゆく、いわゆる「負け犬たちのワン
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オキシジェン(2021年製作の映画)

3.0

・閉所恐怖症の人には絶対にお勧めできないシチュエーション・スリラー。
・自分に当てはめると恐ろしくてしょうがない…。
・優秀なんだかポンコツなんだか分からないAIの持ちネタは「鎮静剤はいかがですか?」
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

4.8

・タイトルと絵柄でナメてだけど、クオリティの高さに驚き!
・実際の映画のテクニックとアニメならではの表現が違和感なく融合した名作。
・映画に関わらず、創作の一番大切な表現欲といった部分をメインテーマに
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アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

5.0

・スパイク・リーとデヴィッド・バーンがタッグを組んだ極上で圧巻のアート作品!あっという間の107分、何度でも体感したい!
・独創的で未だかつて同類のアーティストが誕生していないオンリー・ワンの圧倒的な
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ウーマン・イン・ザ・ウィンドウ(2021年製作の映画)

4.0

・現代版にリメイクされたヒッチコックの映画といった趣。随所にヒッチコック愛が溢れている。
・『信頼できない語り手」や舞台装置の使い方、伏線の回収などクラシカルな演出がてんこ盛りだけどしっかりと怖い。
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アメイジング・グレイス アレサ・フランクリン(2018年製作の映画)

4.9

・満員のIMAXで鑑賞したら気を失ってたかも。
・大好きなブルースブラザーズの教会シーンを思い出した。
・序盤の心地よさからどんどん魂を揺さぶられる展開へ。この映画は人類の宝!

クルエラ(2021年製作の映画)

4.8

・ディズニーの実写映画がネクストステージに。女性ヴィランの誕生譚が爆誕!
・選曲がとにかく最高!次々と『この曲持ってきたか〜』という興奮に包まれる。
・エマ・ストーンの魅力が全開。加えてポール・ウォル
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HOKUSAI(2020年製作の映画)

3.0

・絵画がメインというだけあって画面はシャープ。
・北斎はてっきりエキセントリックな人生を歩んだと思ってたので逆に驚いた。
・繰り返し見ていた予告編の様な演出を本編にも期待してたら、こちらも普通で驚いた
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マディソン郡の橋(1995年製作の映画)

5.0

・他人の倫理観に潔癖さを求めている人には理解に苦しむ作品。
・どれだけ満たされていても、思い描いた人生を求め続けてしまう切なさには共感してしまう。
・踏み出す勇気と思いとどまる勇気のバランスがリアル。

地獄の花園(2021年製作の映画)

2.5

・ツッコミながら楽しむドタバタコメディー。
・部署ごとの個性がもっと有ればさらにおかしさが増したと思う。
・コメディーシーンよりもシリアスなシーンの方が笑えた。

茜色に焼かれる(2021年製作の映画)

4.0

・コロナ禍の日常を切り取った映画。「不幸の連べ打ち」タイプの作品。
・でも…取り上げている社会問題やエピソードをあまりにも盛り込み過ぎて、監督の社会に対する怒りの様なものがまるで感じられかったのが残念
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いのちの停車場(2021年製作の映画)

3.0

・有名な俳優が出てきては去るを繰り返す。もしくは、この後死ぬために登場するという印象。
・演技をしている感じが全面に出ているため、何処か遠くの出来事の様で物語世界に入り込めない。
・色の演出がくどい。
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スプリー(2020年製作の映画)

3.9

・劇中の出来事が全てフェイクドキュメンタリーとして捉えられる描写に背筋が凍りつく。
・犯罪を犯すことよりも、スベる事の方が何倍も怖いという価値観をまざまざと見せつける。
・主人公以外の全員が大迷惑を被
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ファーザー(2020年製作の映画)

5.0

・予備知識が全く無い状態で観たので前半は「???」だったけど、認知症の老人が生きている世界の事と分かった瞬間に戦慄が走る。
・認知症を体感する映画。将来の事を想像して、心の底から恐怖を感じた。
・認知
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愛がなんだ(2018年製作の映画)

5.0

・時間が開くとついつい観てしまう個人的な不朽の名作!
・4人のバラバラなベクトルがくりなす、全くキラキラしてないラブストーリー。
・恋愛映画でありながら、恋愛を飛び越えてゆく様が秀逸。
・「恋愛映画」
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大綱引の恋(2020年製作の映画)

3.0

・前半は演出が再現ビデオっぽく、余命宣告などの邦画にありがちなエピソードの連続にハズレか…と思ったけどクライマックスのシーンは圧巻!大画面で観て良かった。
・伝統行事の当日までの裏側を丁寧に描いていて
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くれなずめ(2021年製作の映画)

4.7

・「しょーもない」が最高におかしかった過去の日々を振り返る感情と「くれなずめ」というタイトルの印象が混ざり合った瞬間に感動が訪れる。
・痛々しい思い出、大切な記憶、内に秘めた怒りなどに対する様々な感情
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

4.9

・ファンタジー要素が強めの男性版シンデレラストーリー。
・時間の進み方と感情のギャップの表現が見事なので最後に大きなカタルシスがある。
・季節の移り変わりの伝え方やさりげない演出が巧妙で複数回観ても楽
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ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから(2019年製作の映画)

3.7

・自分だけ良ければ…的な苦手な展開かと思いきや、ラスト展開には好感が持てた。
・冒頭の手際の良さは見事。
・目の前にいる人を大切にしましょう。

ローグ(2020年製作の映画)

3.0

・B級アクション映画好きにはたまらない仕上がり。
・女性を主人公にした事で楽しめる作品になったと思う。
・バックストリート・ボーイズいじりが「ディス・イズ・ジ・エンド」を思い出させてツボにハマった。