もれさんの映画レビュー・感想・評価

もれ

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Adolescence(原題)(2018年製作の映画)

4.2

Red Pillって初めて知ったけど、言い得て妙w
マトリックスのアッチ側の世界を選択した人が由来みたいで、日本で言うと、目覚めちゃった人的な意味ぽい。

日本だと非モテ(インセル)が女性嫌悪になるケ
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.4

アイドル(idol=偶像、理想の自己像)と女優という演じている自分の間で自己同一性が揺れ動く混乱が、見ている側も味わえる。

アンソニーホプキンスのファーザーもそうだったけど、見てる側を泥沼に引き込む
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ハウルの動く城(2004年製作の映画)

4.6

ハウルの城は、荒廃したハウルの心そのもの。
力を失う恐ろしさから、必要のないまじないばかり集めて、荒廃した砦と化していた。
ソフィ(=智慧)との出会いで愛に目覚め、城は一度崩壊し、心を取り戻した。
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NOPE/ノープ(2022年製作の映画)

3.8

冒頭のシーンに全てが詰まってておもろかった。
人類は宇宙にロケット飛ばすような、たいそうな才能(皮肉)、great giftを持ってると思い込んでる。
時間を区切って測る発明(時計)を理解できない猿を
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.5

難解で自分には手に負えない作品だった。
脳移植のくだりが示唆する肉体と精神の関係はなんなのか。
哀れなるものたちとは、誰であり、なぜ哀れなのか。
ベラの倫理、意思はどのような意味があるのか。
貧富の差
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THE GUILTY/ギルティ(2021年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

電話だけで話が展開する点が斬新で面白かった。
蛇がいると決めつけて殺しちゃったのは、エミリーもジョーも同じって話かな

ドクター・スリープ(2019年製作の映画)

4.0

シャイニングの続編的映画。
キューブリックの上品さも多少残ってたし、演出、音楽含めよかった。
キングの原作だと、ダニーは超能力者だったのね。そこらへん、キューブリックではあまりフォーカスされてなかった
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バード・ボックス(2018年製作の映画)

3.7

目に見えてるものに気を取られていたら本質を見逃すよね、的な話なのだろうか。
世界観あって面白かった。

愛に乱暴(2024年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

なんの気なしに見てみたら、まあまあ重くてしんどかった。
夫の関心が手に取るように分かるから、ちょいちょいキツくなる。
自分の社会のすべて、仕事、義理の母、夫婦関係がすべて絶妙にストレスフルで、どんどん
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バーバリアン(2022年製作の映画)

3.8

アメリカンホラーあるある詰め合わせの正統派作品だった。テキサスチェンソーよろしく、田舎にやばい家族がいる恐怖は、アメリカあるあるらしい。
今回の舞台はデトロイトの郊外。いいねぇ、場所のチョイスがリアル
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八日目の蝉(2011年製作の映画)

4.6

パリテキサスみたいに自分のオリジンを追い求めるロードムービー的なプロットが良かった。
所々でジョンメイヤーが使われたのも、面白い。現代版ロードムービーみたいな。
薫のフラッシュバックの連続で、畳み掛け
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そして父になる(2013年製作の映画)

3.5

母親は子が生まれた途端母親になるけど、父親はそうではない的な発想から来た作品なのか。
家族とはなんなのかを問う作品シリーズの一つだと思うけど、対比されてる家族観が自分にとって古過ぎる家族観だったから、
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ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

怖い怖い言われてたけど、そうでもなくて肩透かし食らった。宗教的な象徴が散りばめられていて、解説読んでふむふむって感じはあるけど、結局何したかったのか上手く掴めなかった。
時計仕掛けのオレンジ的な感じで
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腑抜けども、悲しみの愛を見せろ(2007年製作の映画)

3.9

ラストの疾走感。できあがった吉田大八もいいけど、このころのサブカルぽさも良かった