KaninchenCさんの映画レビュー・感想・評価

KaninchenC

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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

3.0

ある程度の暇つぶしにはなり、起承転結あるゲーマーの成り上がりを描く面白い映画でした。

ただ、事故をターニングポイントとして主人公が奮起してル・マンの表彰台に立つわけですが、事実はル・マンの表彰台入り
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ウィンストン・チャーチル /ヒトラーから世界を救った男(2017年製作の映画)

3.3

光の明暗が綺麗な映画。

暗い議事堂の中で窓の光が発言者を照らす様子、バッキンガム宮殿、地下壕みたいな首相官邸(?)、カレーの戦火など…

ウクライナ侵攻もあって、チャーチルの主張は今にも通じるし、タ
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哭悲/The Sadness(2021年製作の映画)

3.4

ゾンビものは色々あるけれど、「走る!暴力性を剥きだしにした知性ありの不死者!」という斬新さが見どころ。

聞いたところによると、アメコミの"CROSSED "(残虐性を解放するウイルスに感染した人類と
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FALL/フォール(2022年製作の映画)

4.0

開始5分で手汗ダラダラの緊張感が凄い。
ふかふかな劇場の椅子に座っているはずなのに気づいたら脚がすくんでいた。

鉄塔の上、二人ぼっちの極限状態のシチュエーションがここまで人を怖がらせることができるの
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ザ・メニュー(2022年製作の映画)

2.5

結末を見れば料理版『ミッドサマー』という印象。

センセーショナルなシーンは幾つかあるけれど、狂気のシェフのアレを決意した理由、それに客が付き合わされる理由が、いまいちピンぼけでわかりにくい。そこまで
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ノースマン 導かれし復讐者(2022年製作の映画)

3.9

都内のTOHOは激混みかつ時間が合わないので、辺鄙なところで鑑賞。かえって空いてて良かった。

ストーリーはシンプル、父を殺された元王子の復讐のお話。主人公の名がアムレートなので、たしかハムレットの元
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1944 独ソ・エストニア戦線(2015年製作の映画)

4.0

同胞同士の戦争ほど虚しいものはないね。
第二次世界大戦後に国を分割されずにいられた立場から見て、大変興味深い映画だった。

戦闘シーンのカメラワークの拙さを若干感じるが、それは飽くまで映画の一部の要素
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THE BATMAN-ザ・バットマンー(2022年製作の映画)

4.0

『ザ・バットマン』、前情報無しで観てきたけど面白かった。

全体的に暗闇をたっぷりと堪能できる3時間。

色々起きるんだけど、なんだか2年前に起きたQアノンの連邦議会議事堂襲撃事件を彷彿とさせるシーン
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ザ・コンサルタント(2016年製作の映画)

3.0

自閉症の主人公の表の顔は田舎の会計士、実は裏社会と繋がる殺しのプロという設定に惹かれて見つけた映画。

私が見たかったのは、会計士が持ち前のインテリジェンスを駆使しながら活躍する映画だったのに、会計士
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僕たちは希望という名の列車に乗った(2018年製作の映画)

4.5

このレビューはネタバレを含みます

【鑑賞記録】
2月13日、彩の国さいたま芸術劇場の上映会で鑑賞。
上映後にドイツ近現代史の研究者・芝健介氏のトークも。

あらすじ
1956年のハンガリー動乱を西側のラジオ放送で知った学生たちは、授業
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#生きている(2020年製作の映画)

4.0

とにかく逃げるゾンビ映画と違って、ひたすら同じ場所で生き残るというサバイバルを主題にしてる斬新な映画。

韓国という近い東アジア文化圏を舞台にしており、団地(集合住宅)という舞台設定にも親近感があるか
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

「没入感」は見事。

 本作品はアカデミー賞の技術部門を受賞している。「どうやって撮影してるのか」のような疑問が鑑賞中に邪魔することはなかったし、「言われてみれば繋がってたなぁ」と鑑賞後にふと気づいた
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ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.0

「ドイツを描いた映画なのに台詞がドイツ語じゃないのはちょっと嫌だなぁ😥」という前評判に興味を持って鑑賞した。

結果的には、妄想の友人・ヒトラーや周りの人物のキャラクターが確立され、戦争期の日常の物語
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残された者-北の極地-(2018年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

見逃して諦めたてた本作。
旅先の那覇、桜坂劇場で3月2日に鑑賞。

台詞が少ないゆえ、マッツ・ミケルセンの表情に注目して観れた。
遭難者が極北の厳しい環境でもがく様を淡々と描いて鑑賞者を絶望させる展開
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IT/イット THE END “それ”が見えたら、終わり。(2019年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

原作を知る人の講評で色々言われてたけど、原作未読でも十分楽しめた!
前作に引き続きペニーワイズがビビらせてくるけど、こればかりは構えててもビクッとなる(笑)

大人になったルーザーズの面々がペニーワイ
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アド・アストラ(2019年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

ここ数年のSF映画の中で『インターステラー』の地位はやはり揺るがないなぁと思っちゃう

この作品ではブラッド・ピットが表現する、宇宙飛行士としての矜持と宇宙の孤独への向き合い方が一番素晴らしいと感じた
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ミケランジェロ・プロジェクト(2013年製作の映画)

2.0

ジョージ・クルーニーが監督ということで、何となく地雷臭がしてたが…
一言で、つまらない。

○場面が飛び飛びで、ストーリーの緩急がなく、眠りを誘う…


○場面ごとの見せ場を作る技巧はあるんだろうけど
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プレステージ(2006年製作の映画)

2.0

このレビューはネタバレを含みます

「あの伏線がこう回収されるのか」といった驚きは幾つもあるけれど、もう一度確認するために見ようとは決して思わないかな。

映画の始めから終わりまでストーリーの緩急がなくて、うたた寝てしまった…
テスラの
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女は二度決断する(2017年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

 
○この映画では、移民を多く受け入れ、人種・宗派が公私ともに共生するドイツ社会で起きた架空のテロと、その被害者と加害者を題材にしている。 

 白人の極右の爆弾テロによって、主人公の女性はムスリムの
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オーシャンズ8(2017年製作の映画)

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ストーリーが単調で眠くなったけど、俳優が豪華だったので息抜きとしては良い映画かな。
ダニー・オーシャンの死因が何かと気になってしまった…