「ドイツを描いた映画なのに台詞がドイツ語じゃないのはちょっと嫌だなぁ😥」という前評判に興味を持って鑑賞した。
結果的には、妄想の友人・ヒトラーや周りの人物のキャラクターが確立され、戦争期の日常の物語の筋がしっかりしているので、台詞が英語なのはまったく問題ではないと思う。
あの時代のドイツで起きたことをある程度面白おかしくデフォルメして描いてるけど、確実に心をえぐりに来る残酷さを見せつけられて、虜になった。
蝶が舞うシーンは特に名場面だと思う。
よくある戦争をコメディ一化するとおふざけ一辺倒になる映画とも違って良かった。
何度も繰り返される「誰かの靴紐を結ぶ」シーンが好きだ。