mtmtさんの映画レビュー・感想・評価 - 35ページ目

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チャーリーとチョコレート工場(2005年製作の映画)

3.5

ジョニー・デップ演じるチョコレート工場主はくじで当たった5人の子供に自分の工場を見学させ、更にその中の1人には特別なプレゼントを用意しているという…。見ているだけで心躍る色使い、アトラクションの様なス>>続きを読む

木屋町DARUMA(2015年製作の映画)

3.5

京都の歓楽街木屋町が舞台。ある事件で両手両足を切断されシマも失った元顔役ヤクザとその世話係を中心とした物語。とにもかくにも遠藤憲一の怪演が凄まじい。その特異な姿で債務者に追い込みをかけるシーンは相当な>>続きを読む

美女と野獣(2014年製作の映画)

3.7

フランスの童話「美女と野獣」に対する母国における映像化作品。レア・セドゥとヴァンサン・カッセルの共演。冒頭早々ベルの一家は破産するなどディズニー映画より世知辛い展開。素晴らしいのはカラーホイル折り紙調>>続きを読む

炎のランナー(1981年製作の映画)

3.5

とにかく美しい主題曲だけでも聴くべきだと思う。物語は1919年のイギリスから。ユダヤ系ケンブリッジ大学学生とスコットランドの宣教師、1924年パリオリンピックを目指す2人のイギリス人ランナーを描いたア>>続きを読む

ザ・レジェンド(2014年製作の映画)

3.5

ニコラス・ケイジ✖️中国資本。十字軍の戦いに疑問を持ったケイジ兵士師弟はそれぞれに中国で至る。同地では皇帝の跡目争いが起こっており、図らずも師弟はその渦中に巻き込まれることになる…。漢気あふれるケイジ>>続きを読む

シャニダールの花(2012年製作の映画)

3.5

久しぶりの石井岳龍監督作品。一部の女性の胸に咲き始めたシャニダールの花。新薬原料として花を調べる製薬会社研究員と花を持つ女性達のセラピスト役がそれぞれ綾野剛、黒木華と豪華。物語に現代社会に対する提言は>>続きを読む

この愛のために撃て(2010年製作の映画)

3.7

主人公の看護助手は悪徳刑事の闇バイトに関連した事件に巻き込まれ、身重の妻を誘拐されてしまう。刑事に追われる多重前科者との不思議な協力関係が出来た彼は必死に妻の救出を図るが…。ブレッド・カヴァイエ監督作>>続きを読む

隣の家の少女(2007年製作の映画)

3.5

遂に観てしまった…。キチガイ女によって地下室に監禁された少女が、女やその指示を受けた息子達そして近所の子供達により嬲り殺される話。一応主人公少年との心の繋がり、成人になった彼の想いの描写はあるが基本救>>続きを読む

四季・奈津子(1980年製作の映画)

3.5

五木寛之原作、烏丸せつこ初主演作品。福岡出身の女性が上京し羽ばたいていくという王道青春映画。出会った男達に飛躍のきっかけを与えられるという物語には時代を感じるが、間違いなくこの作品は烏丸あってこそ。彼>>続きを読む

イレブン・ミニッツ(2015年製作の映画)

3.5

現時点で最新のイエジー・スコリモフスキ監督作品。ワルシャワある日の17時から11分間に起こる出来事を多視点から描いている。群像劇が最後一点に集まるというタイプの作品。視点が次々と切り替わり、最初はなん>>続きを読む

ホンモノの気持ち(2018年製作の映画)

3.5

シンセと呼ばれるアンドロイド女性とその開発者のラブファンタジー。「エクス・マキナ」的な設定だけどより生々しい感じ。キャストがレア・セドゥとユアン・マクレガーなので鑑賞したけど正直に言って自分向きではな>>続きを読む

ニコラス・ケイジの ウェザーマン(2005年製作の映画)

3.7

シカゴの気象キャスターのニコラス・ケイジは離婚し子供達としっくりいかず、尊敬する父親からも評価を得られずで悶々とした日々を送る。そんな時NYから全国ネットでの出演の話がやってくる…。抑揚ある演技のケイ>>続きを読む

殺し屋たちの挽歌(1984年製作の映画)

4.0

スティーヴン・フリアーズ監督初期作品。 10年前に組織のボスを裏切りスペインに潜伏するも遂に捕まった男、彼を捕まえた殺し屋とその手下、そして偶然同行させられた運の悪い女が車に同乗しパリを目指すロードム>>続きを読む

ライフ・オブ・デビッド・ゲイル(2003年製作の映画)

3.7

ケヴィン・スペイシー演じる元大学教授は共に死刑反対運動をしていた女性に対する強姦殺人罪で死刑判決を受ける。死刑囚から指名を受け、執行直前の3日間に渡り取材をした雑誌女性記者は彼の冤罪を疑い始める…。死>>続きを読む

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN(2014年製作の映画)

3.5

原作の世界観は基本そのままだが、登場人物や設定は独自のものとなっていた。総じてこじんまりとした物語になってしまうのは原作連載中の映画化では仕方ない。原作ファンとしては悲しいところだが、低評価の一因とし>>続きを読む

進撃の巨人 ATTACK ON TITAN END OF THE WORLD(2015年製作の映画)

3.5

↘︎映画作品単体で素直に観てみると、個人的には映像的にカルト映画としてのポテンシャルを感じた。即ち数十年後に原作を知らない人が観た時、特に前編に相当なカルト性を見出すのではないかと。あと主演の三浦春馬>>続きを読む

白バラの祈り ゾフィー・ショル、最期の日々(2005年製作の映画)

3.5

1943年に兄らと反ナチの白バラ抵抗運動を行い逮捕、処刑されたミュンヘン大学の女性学生ゾフィ・ショルの伝記映画。物語はほぼ全編にわたり張り詰めた空気の中で展開され、特に彼女の取り調べを行ったゲシュタポ>>続きを読む

人間の証明(1977年製作の映画)

3.5

森村誠一原作の角川映画。NYから東京にやってきた黒人青年が殺害される。その背景には有名デザイナー女性との関係性が疑われた…。戦後混乱の荒波に翻弄られた人々の物語。製作された昭和52年当時はまだリアルな>>続きを読む

ルルドの泉で(2009年製作の映画)

3.5

聖母マリアの奇跡で有名な聖地ルルド。主人公女性を含めた難病を患う人々が集団巡礼する。すると首から下が不随だった主人公が劇的に改善。奇跡なのか可逆性疾患の経過なのか?他の患者・家族の羨望や嫉妬、再発を恐>>続きを読む

ディープ・ブルー(1999年製作の映画)

3.5

舞台はサメの脳脊髄液を原材料としたアルツハイマー病治療薬研究が行われている海洋実験施設。そこでは研究成果向上のため、秘密裏に脳の体積を5倍にした高知能ザメが産み出されていた。そして嵐の夜、サメ達は突如>>続きを読む

ナショナル・トレジャー2/リンカーン暗殺者の日記(2007年製作の映画)

3.5

ニコラス・ケイジ✖️ディズニーの冒険シリーズ第2弾。リンカーン暗殺の汚名を着せられた先祖復権のために黄金郷を探すケイジ…。家族や仲間たちと力を合わせるディズニーお決まりの展開に加え、敵役の漢気が加えら>>続きを読む

フラワーズ・オブ・シャンハイ(1998年製作の映画)

3.7

19世期末の上海イギリス租界の高級娼館を舞台としたホウ・シャオシェン監督による群像劇。日台合作映画。男は客で女は娼婦であるのだが、文化的なものなのか娼館の中では比較的対等に接している。宴会も頻繁に行わ>>続きを読む

楢山節考(1983年製作の映画)

4.2

今村昌平監督のパルム・ドール受賞作品。舞台は昔々の日本の山深い寒村。それぞれ村にある厳格な3つの掟に関連したヤッコ、根絶やし、楢山参りという因習を緒形拳演じる主人公一家を中心に描く。今回20年以上ぶり>>続きを読む

すべて彼女のために/ラスト3デイズ(2008年製作の映画)

3.7

冤罪で禁固20年の刑に服する妻のため、教師の夫は思い切った行動にでる。それは妻の脱獄と幼い息子を含む家族3人での国外逃亡だった…。フランスの新鋭ブレッド・カヴァイエ監督初長編作品。主演ヴァンサン・ラン>>続きを読む

TENET テネット(2020年製作の映画)

3.8

主人公の正体不明な男はウクライナでのテロ現場から生還後、WWⅢ阻止のためという作戦に参加する事となる。それは「時間は前に進む」という常識を逸脱するものだった…。現時点で理解不十分は仕方なし。やっぱりク>>続きを読む

憂鬱な楽園(1996年製作の映画)

3.7

初ホウ・シャオシェン監督作品。主人公はうだつの上がらない台北ヤクザ。彼の舎弟とその彼女を中心とした物語は台湾の3都市を舞台としロードムービーの趣もある。その懐かしい感じのする風景が印象的。冴えない彼ら>>続きを読む

パラダイム(1987年製作の映画)

3.5

2000年間教会の地下に秘匿されていた緑の液体が蠢き出し、周辺に不気味な変化を及ぼし始める。司祭に調査を依頼された教授と学生たちだが、彼らも次々とその影響を受けてゆく…。キリスト教における神と悪魔の相>>続きを読む

南へ行けば(2009年製作の映画)

3.5

主人公は父親の拳銃自殺を目撃したトラウマから心を閉ざしたゲイの青年。何らかの目的を持ち車を南へ走らせる。同乗者はゲイの兄、レア・セドゥ演じる妊娠初期の妹、それに途中から加わる青年。イケメン男3人と女1>>続きを読む

不機嫌な赤いバラ(1994年製作の映画)

3.5

真面目なシークレットサービスのニコラス・ケイジが警備するのは一筋縄ではいかない性格の元大統領未亡人。対立しながらも徐々に理解し合う両者だが、そんな中とんでもない事態が起こる…。凛々しいケイジはカッコい>>続きを読む

ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(2019年製作の映画)

3.5

古典的な映画の題材である名探偵モノ。ベストセラー作家が莫大な遺産を残し、自身85歳の誕生会の後に死ぬ。警察と共にやって来たのは何者かに雇われた探偵ブノワ・ブラン。そして公開された作家の遺言書には全財産>>続きを読む

泥棒野郎(1969年製作の映画)

3.7

ウディ・アレン監督初期作品。自身が演じるバージル・スタークウェルというちょっと足りない男のチンケな犯罪人生を描いたモキュメンタリーコメディ。ギャグは相当面白いが時たまスベる。これらも当時はウケたのかも>>続きを読む

友よ、さらばと言おう(2014年製作の映画)

3.7

シモンは人身事故を起こし免職された元刑事。別居する息子が犯罪を目撃したためマフィアに命を狙われる事に。元相棒刑事のフランクはシモンのマフィア襲撃に加勢するが、その背景にはある秘密があった…。カーアクシ>>続きを読む

まぼろしの市街戦(1967年製作の映画)

3.7

舞台はWWⅠ末期の北フランス。撤退する劣勢のドイツ軍だが、最後に街を破壊すべく爆弾を仕掛けていく。進撃するスコットランド中隊の斥候二等兵がドイツ軍に追われ逃げ込んだのは精神病院。その後患者たちは街へ出>>続きを読む

グロテスク(2008年製作の映画)

3.5

拉致された若い男女が連れられてきたのは不気味な責め道具が揃えられた部屋。そこで「ふたりの愛に感動できたら解放する」と嘯く男により2人は様々な拷問を受ける。白石晃士監督の非モキュメンタリー映画。King>>続きを読む

サンセット(2018年製作の映画)

3.5

舞台はWWⅠ前夜の二重帝国一方の首都ブダペスト。かつて両親が営んでいた帽子店に戻り、新しい経営者のもとで働き始める主人公。そこで貴族を殺した兄の存在を知る…。極めて排他的な印象を持つ作品。それは物語の>>続きを読む

(2013年製作の映画)

3.5

18世紀から伝統的儀式としての人肉食を行っているパーカー家。突然の母親の死後、抑圧的な父親のもと儀式の準備をする事になったのは年頃の姉妹。ある嵐のあと埋めてあった多数の骨が流出、一家の真相が発覚しそう>>続きを読む