yanyさんの映画レビュー・感想・評価

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ミュージック(2023年製作の映画)

4.0

穏やかな流れで進む生活の中に、さらりと痛みや別れが過ぎ去っていく。
それは、人生であり、生きるということなのである。

登場人物たちは、すべて内向的考察者たちで、どこか憤りを匂わせながら生活している。
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ブラッドシンプル ザ・スリラー(1999年製作の映画)

3.5

それぞれの登場人物の思惑が見事に交錯する、飽きの来ない内容。
このようなB級サスペンス映画にありがちなストーリーの薄さもなく、流石コーエン兄弟といった感じだった。
僕自身は、バートンフィンクなど、割と
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

2.0

人生で初めて、エンディングを待たず、劇場を後にした作品。
効果的なミュージカル部分がほとんどなく、逆に映画のテンポ感を落とす方に働いていて、そのせいでミュージカルパートが来る度に苦しくなる内容。
理に
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

2.0

ロードムービーを今のアメリカの情勢に当てはめてみたっみたいな映画。
かなり期待外れ。

マネー・ショート 華麗なる大逆転(2016年製作の映画)

4.0

意外と評価が低いけど、ウルフオブウォールストリートを踏襲した、テンポ感の良い、ウィットにも富んだ作品だと思う。
正直、ここまで説明的でも理解が難しいリーマンショックをここまで華やかに、笑える要素たっぷ
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

3.0

良くも悪くも無垢な女性の本当の姿。そこに本作の肝があるのではないかと、観賞後に思ったが、そこは想像にお任せします程度の描かれ方で、基本的には美しい映像と美談がメインの映画だった。
キャスティングも、綺
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ツイスターズ(2024年製作の映画)

3.0

こういう映画をいつしか楽しめなくなった。
気付かないうちに大人になってしまったが、まだ遅くない。
そう気付かせてくれた一本。

彼女のいない部屋(2021年製作の映画)

4.5

正直、一回見ただけではよくわからない。
何が現実で、何が幻想世界なのか。

どのシーンもノスタルジックに描かれていて、一人称視点、俯瞰視点が入り混じっていく。
ノーランの映画のように、時系列がバラバラ
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ステイ(2005年製作の映画)

5.0

こんなにも心を掴まれた事は、久しぶりだ。
スタイリッシュで、詩的で、陰気染みている。(登場人物全員が精神に病を抱えている。)
この映画、風変わりなシーン/ショットが多く、精神世界と現実世界が混じり合っ
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2001年宇宙の旅(1968年製作の映画)

3.5

これを60年代にやってのけた事は、間違いなく映画文化史に残る偉業だし、ビジネス化した今の映画業界では、今後このような映画ってできないんだろうなと思った。本当に選ばれし人しか映画が作れなかった時代の大作>>続きを読む

インソムニア(2002年製作の映画)

3.0

ノーラン作品の中では個人的にはワースト。
映画的には、テンポ感は良いし、キャスティングも良い。
ただ、自分好みのノーラン特有の子供染みたロマンティシズムが薄い。

マルコヴィッチの穴(1999年製作の映画)

3.0

現代におけるアイデンティティロスト問題をいち早く捉えた作品。
実力があったとしても、キッカケ、本物っぽさ、肩書き、見た目、色々な要素込み込みでやっと評価される。
今時、SNSで何かしらキャッチーなキャ
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

3.0

サスペリアの大ファンである自分にとって、他作品があまりに全て外れなため、辛くなってしまった。
作品を読み解いた時の構造的な緻密さに関しては、僕自身あまり評価の対象に入らないし、この作品もダメだった。
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ビッグ・リボウスキ(1998年製作の映画)

3.5

コーエン兄弟の作品、未見の物が多かったけど、彼らのウィットに富んだセンスはかなり好みかもしれない。
この作品も、本当に登場人物、嘘もまともに付けないような愛らしい馬鹿ばっかりなんだけど、時々、真実めい
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インランド・エンパイア(2006年製作の映画)

3.0

リンチ本人が何の映画かわかってないので、本当に流し見程度で見ると、彼の思考回路とかがわかって面白い作品。
ど真面目に3時間見ようとすると痛い目に作品です。

プレステージ(2006年製作の映画)

2.5

クリストファーノーランの映画にしては、扱っている題材もあってどことなくB級感のある作品。
伏線回収が好きな方は楽しめると思うが、ノーランの持ち味である少年的なロマンがこの作品にはない。
ただのパズルみ
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ダンケルク(2017年製作の映画)

3.0

映画館で見てないので、なんとも評価しづらいが、焦り、緊張、壮絶さという観点から見ると、かなり物足りなかった。
ここのフィールドで活躍する、兵士たちの美しいヒーロー譚。
にしても、急に美しいナショナリズ
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フォロウィング(1998年製作の映画)

4.5

スタイリッシュさと人間味のバランスが処女作でこんなにも取れているなんて、すごいとしか言いようがない。

VORTEX ヴォルテックス(2021年製作の映画)

3.0

期待が高すぎたかも。

所々、2画面構成が活きてくる場面はあったが、やっぱりルクス・エテルナの時みたいにあの躍動感がプラスされてくるインパクトのある感じとは違った。
ギャスパー・ノエっていつも破壊的で
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テオレマ(1968年製作の映画)

4.0

存在するだけで、圧倒的な違和感と魅力を発する、テレンス・スタンプの演技には必見。
こんなよくわからない役柄を渡されて、完璧に演じ切れる俳優さんなんて現代にいるのだろうか。
本当に彼の魅力がすごい。
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或る終焉(2015年製作の映画)

3.5

ミシェル・フランコのファンになったかもしれない。
ニューオーダーに続く、2作目の鑑賞。
彼の作品は、普段意識してない、日常に潜む沈黙と危機感を可視化してくれる。

終焉を迎える人とその介護者、またその
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