ナタリー・ポートマンすごすぎるでしょ…
なんであんなに毎回違う表情ができるんだと思ってしまう。復讐に燃える上目遣いや巧緻をうかがわせる涼しい目つき、心底楽しそうな表情も悲しみも覚悟も見せてくれる。
身>>続きを読む
中年男の「教養小説」?
二段階に分けてこの映画の観方を考える。
第一段階は、通俗的な職業道徳やミニマリズムの称揚を越えて、生きる技術としての倫理を平山に見出すことだ。非資本主義や非新自由主義を標榜しな>>続きを読む
原点回帰…?
強力なターミネーターをその場その場で足止めして逃げ延びていく展開に比較的力点を置いている点は、逃走劇としての初代を踏襲していて自分は結構気に入った。
ダニーの子供ではなく、彼女自身が未>>続きを読む
ここまでの「ターミネーター」シリーズが、第一作に至る未来の前日譚を描いていたのに対して、今作はその流れから大きく外れた意欲作になっていた。ただ、今作の方向転換によって4が完全にただのつなぎになってしま>>続きを読む
幸福であることの暴力性。幸福になること、あるいはそれが許される環境を手に入れることを喜ぶのは、不幸や幸福の手に入らない環境のもとで喘いでいる人間に対する暴力にはならないだろうか。
この映画の最後ではク>>続きを読む
何色なのかわからない国で男二人が灰色になっていく。
リドリー・スコットの描く日本はやはり、むき出しの日本だと感じる。佐藤を護送するニックとチャーリーが大阪に到着するときに「ここは日本だよ」という風景が>>続きを読む
個人的に結構満足。
2での繰り返されるタイムトラベルと歴史修正の連続から3への予告が流されたので、半ば戦々恐々とした思いで見たのだが、本作はかなり原点回帰の色を出してくれた。
一回しかチャンスのないタ>>続きを読む
六角精児と片桐はいりがとても良い。
反面、米沢さんの相棒である相原さんは最後まで魅力を出せていないし、成長もしていない。そのわりに悪目立ちしてしまっている。
最後の「語るに落ちる」も、猪突猛進な相原さ>>続きを読む
途中
個人的には『相棒』シリーズの映画の中で一番好きな作品。そして、たぶん最も『相棒』らしくない作品。
国に辛苦を舐めさせられても、国民としての呪縛を逃れられない男と、その呪縛の中で彼の守るべき「国」>>続きを読む
前作にあったオーラが、明らかになくなってしまっている。
タイムトラベルの技術やタイムパラドクスを防ぐという目的が、マーティや観客にとって既知のものになってしまっており、さらに演出も全体的に前作の焼き直>>続きを読む
アポロ・クリードがひたすらにかっこいい。
前作のマッチでロッキーに粘られ、辛勝を手にしたアポロが外野からの野次を精算して真の決着をつけるためにリベンジマッチに打って出る。
ロッキーとの対話においては「>>続きを読む
マーカスというキャラは創作においてはありがちなものかもしれないが、「ターミネーター」という舞台と役者の演技でかなり魅力的なものに見えた。彼がああなった経緯があまりにも語られていないので、最後の「改心」>>続きを読む
海に出た途端にそれぞれのキャラが輝き出すのが素晴らしい。特にクイントはその身を持ってサメの恐ろしさを知っている人間なのだけど、その言葉に説得力が十分にあった。
クイントが最初に握っていた釣竿の描写が素>>続きを読む
一週間という区切りは、社会的で恣意的なものでありながら、現代のわれわれには非常に基礎的なリズムとなって体に刻み込まれたものになっている。一週間の間には変わらない日常と、その中で微妙に変化していく出来事>>続きを読む
終わっちゃいない!この映画では何も終わらせることができていないんだ!
以下の感想は、この映画が「ランボー」シリーズに幕を下ろすものと意図して作られたという前提で話していきます。仮にその前提を取り除いた>>続きを読む
壮大に見えて何かが足りない気がする。
ブルースが自身の恐怖を見つめ、悪を見つめ、正義を行うためにバットマンになる。そのことがこの映画では「恐怖」になりきることだと明言されている。しかし、それは悪徳警>>続きを読む
X〜ジードまでの三年間はテレビシリーズがしっかりしていて、その流れで劇場版も好印象。
Xの映画ではザイゴーグとの本気のバトルを見せてくれたから別の味も見せようということなのか、本作はほとんどギャグに>>続きを読む
アメリカの戦争の矛盾から、戦争そのものへ?
第一作ではジョン・ランボーという人物は、アメリカがほとんどの場合において自国土内での被害を払うことなく行なってきた戦争というものが生み出した、自国に牙を向>>続きを読む
堅実な良作です。どう見せたら面白くなるのか、かっこよくなるのか、絶望的になるのかを丁寧に考えられて作られているのが伝わってくる。
「ウルトラマンX」の映画は特有の難しさを持っていたと思う。テレビシリー>>続きを読む
すげーーーーー!おもしろすぎる!!
こんなにワクワクドキドキハラハラってやつをとても高いレベルで見せてくれた。マーティとドクだけで面白いのに、取り巻くキャラたちがみんな可愛い!
スケボーで車につか>>続きを読む
仮面ライダー映画の中で最高の作品の一つ。
仮面ライダーWの映画(AtoZ運命のガイアメモリ)での敵である仮面ライダーエターナル=大道克己に焦点を当てた映画。なんだけど、エターナルの誕生秘話である以上>>続きを読む
オープンエンドの映画として非常に優れている。
この映画の最後にそれぞれの人物が下す決断に関して、この映画そのものはほとんど評価づけをしていない。わたしたちはアンドレアの決断に共感することもできるし、ミ>>続きを読む
病んでいる(と思われている)者のみが誰かを癒すことができる。
コールは、幽霊が見えるという種明かしを経たのちにも、異常な言動をする人間というふうに見えてしまうだろう。学校が絞首刑場だったことと暴露す>>続きを読む
アクションエンタメ作品としてとてもちょうどいい作品だと思う。
降格された元特殊部隊の凄腕軍人がほとんど一人でテロリストに占拠された戦艦を奪還するという王道展開を派手にしすぎない程度に描写していた。>>続きを読む
私はどのような視点でもって世界を見ているのか。
この映画は基本的にヘンリー(アダム・ドライバー)の視点を通してどのように世界が見えているのかを、象徴性を高く描いている。彼は周囲に傲慢となじられるよう>>続きを読む
何年も前に見たときには、ちゃんと気の利いたお洒落な映画だと思ったんだけど、別にそうでもないように見えちゃった。
実のところ実験後の顔もそこまで醜悪ではないから、デップーが恋人をもっと信用したらよかった>>続きを読む
トランス一家をホテルに縛り付けようとするゴールドルームの人々の仕業だったのか、、、??
鏡が事あるごとに強調されるのが印象的。特にジャックがウェンディやダニーと接するシーンで鏡が出てくる。死体とキス>>続きを読む
意識のベクトルが自分自身に向いている男に紙とペンを与えてはいけない。紙の上で清潔な自分と汚れた世界が繰り広げられ、その2つはどんどん乖離していってしまうから。最終的にはその二つは生き残りをかけた戦争を>>続きを読む
マックスがマッド化したあとの目が完全に殺しの目になっていて説得力があった。
暴走族の所業がひどすぎて素直に褒められはしないのだけど、そこに目を瞑れば、タンクローリーからガソリン抜き取るシーンが結構好き>>続きを読む
アクション面では、ステルスあり、奇襲あり、白兵戦ありで満足度は高いように思う。
反面、最後にThis film is dedicated to the gallant people of Afghan>>続きを読む
第一作の禁欲を失ってしまった感じが否めない。
結局のところランボーはなぜベトナムの戦場に舞い戻ったのか。前作の行動が「静かな戦争」であることは明確に語られたのだが、それに対して銃弾の飛び交う戦場は彼に>>続きを読む
やっぱり好きだなぁ。逃走劇ってのはこうでなくてはいけないと、序盤を見ながら思う。ランボーがバイクや軍用トラックで繰り広げるカーチェイスが好き。少なくともランボーの方は車から銃を撃ったりすることはなく、>>続きを読む
テーマ曲がとにかくかっこいい
全体としては、個人的に「怪作」と呼びたい映画だった。囚人の収容区となったマンハッタン島で銀行強盗が大統領救出作戦をやるという筋なのに画面全体がとても落ち着いている。
大>>続きを読む
記憶レヴュー
相棒シリーズで一番微妙な映画。「相棒史上最高密度のミステリー」という謳い文句がはっきりと嘘で、予告映えしそうな場面をちらほら入れただけじゃんって感じ。
予告で煽情的に使っていた、爆発は事>>続きを読む
記憶レヴュー
小西真奈美が素晴らしい映画。例の「官房長おおおおおおおおお!」の印象が良くも悪くもとても強いのだけど、個人的には彼女の演技がこの映画の白眉だと思う。
小西演じる朝比奈圭子は上層部の陰謀に>>続きを読む