総体的に考えると、明るい印象で終了。
主人公がストーリーテラーとして話を回すという、よくある感じ。
演出方法や、台詞回しも目新しさはない。
統合失調症というテーマをどう捉えるかってところだと思う。
正>>続きを読む
聾の家族に生まれた聴者には、よく聞く話ではあるけれど、世間的には関心も高くない上に、語る媒体も少ないこともあって現実を知る者は存外少ない。
この作品が、どこまで語らせたいかはわからないが、事実を垣間見>>続きを読む
我々はいくつもの輝ける時を過ごしていて、そのことに気付かずに通り過ぎて行く。
渦中にいるからこそ、見えにくいあれこれに阻まれて、我々は動けない錯覚に陥る。そして、自ら人生や、環境を嘆いたり、憐れんだり>>続きを読む
美しい映像。それと相反するように、ただただ出口のない環境。
評論家は好きでしょう。
雰囲気と流行りを好む人もまた。
はっきり言って、人種、セクシュアル、貧困、ドラッグ。ここ数年ホットなものを全部入れ>>続きを読む
まあ色々言いたいことはあるんだけど。
これはこれでいいんじゃないかな。
明るくて、笑えて、なんだかんだ言いながらキャラクターも立っていてさ。
結構おもしろく見たよ。
そんなに期待ぜすに見たけど、何だかちょっといいんじゃない?
時空を超えて何度もそれを繰り返すなんて、よくある話だとおもうんだけどさ、主人公のキャラクターがそのありきたりを打ち消してくれてる。
ラストへ>>続きを読む
人生は自分が思うよりも実はドラマチックな代物で、幸せなどは後付けの装飾にすぎないのかも。
正直評価のわかれる作品ではなかろうか。
聞こえる世界と聞こえない世界の対比。
聞こえるものと聞こえるないものとの対比。
聞きたいと願うものと聞こえないことを受け入れるものとの対比。
聞こえた世界と聞こ>>続きを読む
アンドリュー・ガーフィールドの歌の上手さに脱帽。
これは創作で、すべてがシナリオのもとに作られたスリル映画であってほしいと願いながら見た。
しかしながら、これは事実をもとにした映画で、つまり、現実に起きたこと。
思想や、信仰を縛ることはできないし、そ>>続きを読む
久しぶりに邦画で面白い作品を見たかもしれない。
ストーリーは別に目新しさは特にないんだけれど、とにかく全然勉強しないの。予備校講師と生徒なのに。授業進める気ないの。ま、そこはどうでもよくて、成田凌のよ>>続きを読む
米主要新聞社初の女性発行者となった人物を中心に、報道の在り方を明示する、事実をもとにしたストーリー。
史実よりもかなりマイルドになっている感が否めないが、今でも男社会の業界で当時はさらに困難を極めただ>>続きを読む
どこまでも愚か。まさかこんなにも救いがなかったかと驚いたのだけど、なんとなく印象が薄い。
映像の作りがある種アートを意識してるみたいに感じるんだけど、それがかえって物語とミスマッチを起こしていて、さら>>続きを読む
確かに10代後半ってこんな感じだったかも。
自分の故郷は大嫌いだけど、愛着あるし。空想の出口がわからなくなったり。
他人の顔を一生懸命描き続けていたのかも。
それにしても、ティモシー・シャラメよ。
信じ続けることの難しさ。
過ちからの再生の難しさ。
薬物に手を出すことは本人の問題であるが、そこから抜け出すことは、自力ではどうにもならない。このことは広く知られているはずなのだけど、根性論的思想が>>続きを読む
民主主義って時に残酷だなって思う。
思想や人種や、信仰。それを縛ることはできないが、数という暴力の前には無力。
一面的な正義を人は正義と勘違いしてしまう。そこに利権や思惑が潜んでいるとも知らず。
王道のストーリーかなあと思って、なんとなく見るのをためらっていたのだけれど、ハートフルな映画でよかった。
ただ、もう少し何かしら膨らませることができたようにも思うし、そこが残念だったところはある。
これを愛でたしとしてしまっていいのか。そんな鑑賞後。
環境のせいにしてはいけないと思うが、環境は多くを支配するのもまた事実。
美しい物語では決してないけれど、ヘイト組織であったとしても、そこに生きる>>続きを読む
テロなんてあってはならない。
どんな大義名分があろうとも、主張するすべは、いくらでも他にあって、殺戮を認めてはいけない。
大きく2軸でストーリーが進んでいくが、それがどちらもなんとなくぼやっとしてい>>続きを読む
これが実話だとかなんとかはおいておいて、ナチスドイツにたいして、現代という舞台で真摯に描こうとする姿勢に好感を抱いた。
不器用でも、下手くそでも、うまくいかなくても。どんな形であっても、歴史を辿る眼差>>続きを読む
ハートウォーム。
もう少しボリュームがあってもよかったかもしれないけど、優しい映画なのには違いはないし、いい映画だと思う。
ミュージカルってやっぱりいいなって思った。
130分もある映画であることが、嘘みたい。