これは創作で、すべてがシナリオのもとに作られたスリル映画であってほしいと願いながら見た。
しかしながら、これは事実をもとにした映画で、つまり、現実に起きたこと。
思想や、信仰を縛ることはできないし、そんなこと望んでもないけれど、おのがためか、誰がためか、なんにせよ、ひとつの正解しか認めないのは違う。さらに、血が流れるのはもっと違う。信じるものを道具にして、血を血で染めるそんなものは宗教ではない。
今回この映画を見て沸いたのは、怒り。
そして、タージ・マハルホテルのスタッフに敬意を表するとともに、この人々を英雄としてはいけないという思い。この手の出来事に英雄などいてはいけない。自分の命を省みないとか、そんなことがおきてしまっていることを考えないといけない。英雄伝よりももっともっと手前にある問題を考えるきっかけとなってほしいと願う。
それはそうと、流石はインドどこもかしこもスズキ車のオンパレードでした。