1121さんの映画レビュー・感想・評価

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ファーストキス 1ST KISS(2025年製作の映画)

3.3

話のフォーマットとか結構好きだったけど、相変わらずのセリフの言い回しがやっぱり苦手
それナチュラルに出てくるか?みたいな
けど花束よりエモ恋愛映画みたいな要素が少なくて、松村北斗の演技と声が良かったの
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名もなき者/A COMPLETE UNKNOWN(2024年製作の映画)

3.9

本当にやりたいことと求められていることの相容れなさ、進化をし続けているのに拒絶される世界。
それでもやりたいことをやるという信念を持って視線で殺しロックに歌う姿にはグッときた。

情けない姿や苦悩して
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ANORA アノーラ(2024年製作の映画)

4.2

ファーストカットからのナウい音楽と浮遊感から感じるこの映画の存在感、序盤から中盤にかけこの空気感とテンポの良さとなめた子供が無双をしてしまう居心地の悪さ。

終盤にかけて打って変わってカオスな空気感と
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ブルータリスト(2024年製作の映画)

4.0

215分上映とな流石になめすぎだろと思ってたけど、15分のインターミッションがあったし、物語の緊張と緩和、キラーショットの塩梅がちょうど良くてさほど長さは感じなかったし、楽しめた。

映像表現において
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ヒックとドラゴン 聖地への冒険(2019年製作の映画)

3.2

映像レベルは格段にアップしてるのに作品としての厚み無さすぎた

敵の魅力は1.2の方が圧倒的にあった。
そもそも動機と目的が弱すぎ。
存在感、威圧感もなく普通に弱そうすぎ。
アクションもしょぼいし、ト
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ヒックとドラゴン2(2014年製作の映画)

4.0

めちゃくちゃ良かった。
掴みのドラゴンバトル、トゥースとヒックの飛行シーンのテンションから感じる確実なスケールアップ。
1作目より大きくフィールドを広げたことへのワクワクと進化した映像、豊富なキャラ、
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ヒックとドラゴン(2010年製作の映画)

3.9

ヒックの足の音とトゥースのシッポ音が呼応してるの天才
噛み合い始めるときの気持ち良さ、そして感動

野生の島のロズ(2024年製作の映画)

4.1

圧倒的ビジュアルで四季を巡り、友人や子育てを経て生まれた愛に心を貫かれた。

ロズを家族殺しの仇として描かなかった展開がが良かったし、納得できる設定とか言い回しがいちいち上手すぎて感動した。

エンタ
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アプレンティス:ドナルド・トランプの創り方(2024年製作の映画)

4.1

トランプとロイコーンがアナキンとパルパティーンすぎたし、話もほぼシスの復讐だった。
泥臭く他人を蹴落しながら自分は凄いと誇示しながら進むトランプが怖いし、より嫌いになった。

政治的な側面はないにしろ
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告白(2010年製作の映画)

3.5

少年法に対しての問題提起として多少飛躍したストーリーになってるのは分かるんだけど、なんか所々で冷める瞬間があった。
演出とかじゃなくて、痛すぎるというかなんというか
あまりにもフィクションすぎた

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

4.2

長回しも多くダラダラと感じるけど、カメラワーク面白くて画力で感じる映画力。
積み上げたものぶっ壊していくラストのテンションの上がり方まじで大好きだし、中盤にかけてダラダラと描いてきたことの筋道が立って
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ニューオーダー(2020年製作の映画)

4.0

ここ最近鑑賞したものでこれほど考えさせられるものは他になし。
90分とは思えないほどのシークエンスとストーリーラインの充実具合は見事だと思った
不条理に崩壊していく秩序の中でみせる地獄絵図は平和な今を
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ハイパーボリア人(2024年製作の映画)

3.5

前衛的な映像表現とアイデアは面白いと思えたけど、知識無さすぎ字幕追うのが必死で総合的に傑作やと言えるほど楽しめなかった

聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

4.2

人間の地獄みたいな深層心理をついてくるランティモスきつすぎるし上手すぎる
後半のよーいどんで父親へのアピール合戦が始まるの気味悪すぎるけどキレキレ

広角や魚眼を使ったカメラワークの面白さだけじゃなく
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リアル・ペイン〜心の旅〜(2024年製作の映画)

4.1

美しいロケーションと繊細で丁寧な人物描写が上手すぎてずっとみてられるし、この映画の厚みとなってグッときた。

ベンジーの無神経さや核心をついてくるシーンの塩梅とタイミングがちょうど良くて面白かったし、
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オオカミの家(2018年製作の映画)

3.9

チリの独裁政権という重い題材をクリエイティブに落としこむユーモアが個人的には好きだった。

面白いかと言われればそうでは無いけど、随所で魅せるシークエンスのパワーが半端なかった。
得体の知れない不穏な
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悪の教典(2012年製作の映画)

2.5

校内に不審者出現したのに校内放送するの荒すぎ
後半のショットガン一辺倒つまんなすぎ

セブン(1995年製作の映画)

4.0

オープニングかっこよすぎだし、ジョン・ドゥ追いかけるシーンのカメラワーク迫力あってやばい。

ミルズが殺されなかった時点でバッドエンドは確定していて、必然のラストシーンなんだけど尻上がりにワクワクと緊
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マグノリア(1999年製作の映画)

3.8

長すぎてちょっとしんどかったけど、ラストシーンキレキレすぎた。
落ち込んでる時には何を言ってくれるかじゃなくて、そばに居てくれることが一番大切だという演出が絶妙で感動した。
実際、落ち込んでる時ってそ
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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

言葉がないからこそ、細やかな描写、音楽、情報量の多さに拘りを感じて映像表現としては刺さった。
ただ、かなりファンタジーなロボットとして描いていたから、突然の無機質なロボットとしての不具合はかなり気にな
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カルキ 2898-AD(2024年製作の映画)

2.7

あらゆるSFアクション映画の二番煎じ。
テンポも悪けりゃ話も面白くなくて普通に眠くなった。
2.5メートルの老人は動くたび面白かった。
インド映画の良さって、ユーモアと寒さじゃないん?

I Like Movies アイ・ライク・ムービーズ(2022年製作の映画)

2.8

尖り続けてきて友人へ歩み寄ったのは、結局寂しさに耐えれなくなっただけなのくそださかったし、本質的なところには何も届いていない。

創作を通して、マットやアラナ、母親への感謝に気付くべきだったし、そうじ
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グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

4.4

超絶エモ映画。
マキシマス的なカリスマ性ではなく、今日的なリーダー像のルシアス、マキシマスのような信念を持つ将軍アカシウス、現実主義で計算高く成り上がるマクリヌス、冷酷非情な皇帝兄弟の描き方が絶妙で、
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シン・ゴジラ(2016年製作の映画)

3.8

所謂、怪獣映画としての要素より、もし日本に未知の脅威が現れたらどう対処するのかという軸でドラマ性を持たせていて面白かった。

ゴジラがただのバカじゃなく1度やられたら2度喰らわない賢さを持っていてより
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いま、会いにゆきます(2004年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

久しぶりに鑑賞した。
この映画のロケーションとこの時代の色彩が好き。
相手のことを知り得ないあの時代だからこそ、感情は高まり思いやる。本質だと思う。
今のデジタルな世の中では、あまり無いような他人への
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グラディエーター(2000年製作の映画)

4.6

じっくりと時間をかけて英雄を作り上げるからこそラストに感じるカタルシスが半端なかった。
血飛沫とか剣によって切れてる胴体や首を描写することってめっちゃ真摯だし映画を面白くする上で大事なことだと改めて思
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ドリーム・シナリオ(2023年製作の映画)

3.3

ニコラス・ケイジの演技が超肝で、その演技力と画力のおかげで思ったよりは楽しめた。

ただ何の変哲もない普通の映画で個人的にはユーモア不足。物足りなかった。

インターステラー(2014年製作の映画)

4.2

リバイバル上映にて3年ぶりに再鑑
映画館で観たかった作品のうちのひとつだったので超嬉しかったし、冒頭のトウモロコシ畑暴走シーン大好きなのでかなり胸アツだった。

ノーランの十八番時間軸を用いて宇宙の壮
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ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ(2024年製作の映画)

2.9

作り手の意図や思いは分からないけど、受け手のリテラシーの低さでこういう映画を作らなければならなかったのは、すごく同情する。

映画という物において、娯楽であろうとなんであろうと、自分に新たな発見や感覚
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ザ・ハント(2020年製作の映画)

4.0

無双していくのが、生存本能だけで何にも興味のない人違いの主人公なのめっちゃいい
どちらに肩入れする訳でもなくユーモアに落としてんのも最高。
生きていくには、思い込みすぎず冷静な対処が必要不可欠だね

時計じかけのオレンジ(1971年製作の映画)

4.5

長尺ファーストカット好きすぎる(^ ^)
昔の映画なのにじゃなくて、今みても遜色無いおもろしさなの本当天才だと思う。

ぼくが生きてる、ふたつの世界(2024年製作の映画)

4.2

制作側のコーダに対しての理解と受け取り方、それをどう映画として表現するのかという考えが個人的には好きな作品だったし、かなり刺さった。

こういう題材の映画は、困難な状況をドラマティックに描くことが多い
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.6

こんな最悪なロードムービー初めて観たけどこれは褒め言葉。
ポップな音楽で落としちゃおうなジョークも寧ろグロテスクに感じた。

戦場カメラマンのカメラを通して戦場を観せることで臨場感と緊張感が半端なかっ
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若き見知らぬ者たち(2024年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

内山監督の撮ることへの拘りとか、言っていた切実さみたいなものは顕著に感じられて映画的良さは健在でやっぱりこの人が撮るものは好きだと思えた。

肝心な脚本については、登場人物についての心情描写が雑すぎて
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

4.4

普通に面白すぎてびびった。
ストレートに拳銃の使い方が慣れてないイカれた素人達のサバイバルゲームとして観ても普通に面白い。
それだけじゃなく、現代のネット社会に渦巻く過激すぎるネット民を劇中の登場人物
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