安藤エヌさんの映画レビュー・感想・評価

安藤エヌ

安藤エヌ

トレジャー・プラネット(2002年製作の映画)

4.0

なんでこんな骨太のかっちょいいディズニー映画が埋もれているんだ、もっと観られるべき
ディズニー好きの友人たちから強く勧められてようやく観たけど、一昔前の映画とは思えないくらい世界観が時代を先駆けていて
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ロール・ザ・ドラム!(2019年製作の映画)

4.0

ご縁があり、オンライン試写にて鑑賞。

スイスの村で実際に起こった新旧ブラスバンドの対立をメインに、女性参政権を獲得するための運動、ジェンダーバイアス、親子間のすれ違い、人種の多様性、若者の生き方など
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ストレンジ・ウェイ・オブ・ライフ(2023年製作の映画)

5.0

32分の短編とは思えないほど、重厚で上質な愛の物語だった。

青年期のジェイクとシルバが樽からこぼれ落ちるワインを飲みながらキスしてもつれ合うシーンが美しすぎた。

ウエスタンを舞台とした男性社会で、
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ウィッシュ(2023年製作の映画)

3.5

SNSで人気のマグニフィコ王がなんで人気なのかを理解した。ヴィランはやっぱカリスマじゃなきゃね。ハンサムでした。
エンドロール含めディズニー好きのためのディズニー好きが観るべき映画。楽しく観れた!

ストロベリーミルク(2020年製作の映画)

4.5

久しぶりに観た映画が自分の感性にフィットする作品だった嬉しさ。映像もストーリーも繊細という言葉が何よりも似合う映画だった。アマプラに埋もれているのが勿体ない。
映画ってやっぱり良いなあ。

蒸気船ウィリー(1928年製作の映画)

3.4

そういえば観た。
ディズニー映画始まる前のこの口笛聴くとうきうきしちゃう。

アイデア・オブ・ユー ~大人の愛が叶うまで~(2024年製作の映画)

3.6

洋画オタク(若手男性俳優追っかけ)から言わせればニコラスガリツィンがアンハサウェイとラブロマンスを演じるなんて夢みたいな映画なだけで100点だし、私たちが思い描いていた妄想じゃない……?ってくらいドリ>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

前作を復習として見返したとき、「やっぱり面白いな」と改めて感じたのもあって2作目も最後まで楽しんで観れた。

ティモシーシャラメのファンとしてはここまで彼に合う役は今までなかったと思う。王道的ではあり
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カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

3.9

原作の大ファンで実写(特に邦画での)は身構えるタイプのオタクですが、いや、本当によくやってくれました。

原作のストーリーを忠実になぞりながら、青春を不可逆なものとして描く手腕や"愛の話"として深みを
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雨に唄えば(1952年製作の映画)

5.0

映画史に残る傑作とはまさにこのこと。観終わってから立ち上がって拍手してしまったのは不可抗力だし、ジーン・ケリーの活き活きとした、生きる歓びを体現したかのようなダンスに拍手喝采するほかなかった。長い人生>>続きを読む

ロスバンド(2018年製作の映画)

3.7

クリスティアン・ロー監督の新作『リトル・エッラ』を試写で観たので、ずっと観たかったこちらも。
シング・ストリートやグッバイ・サマーが好きな私にはぴったりの微笑ましいロードムービーだった。凸凹な登場人物
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リトル・エッラ(2022年製作の映画)

4.0

試写にて鑑賞。
なんだこの純度100%な愛しい映画は!
叔父トミーのことが大好きな主人公エッラ。ある日彼の恋人スティーブが現れ、友情を守るため悪戯を仕掛けるが……?
友情とは人生の庭に咲く花。愛と友を
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.7

ティミー推しの母と恒例の鑑賞。
歌が……歌が良い……推しには歌をうたってほしい人間なので幸せでした、ティミー歌ってくれてありがとう……
ヒューグラントのウンパルンパが予想以上に良かったのと、オリヴィア
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彼方に(2023年製作の映画)

4.0

ほんの一瞬のうちに愛する妻子を失った男の悲しみは計り知れない。けれどふとした時、救いは訪れる。救いの光が差し込む瞬間が美しく瞼に残る、喪失のその先に続く物語。

主演デヴィッド・オイェロウォの演技が素
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バービー(2023年製作の映画)

3.8

監督のファンなので、最初に監督がバービーを映画化すると聞いたとき、「彼女のことだからただのエンタメじゃなく必ずメッセージ性を入れてくるだろう」と思って楽しみにしていた。残念ながら本国プロモのせいで悪印>>続きを読む

ONCE ダブリンの街角で(2007年製作の映画)

3.7

ジョン・カーニー監督好きなら観て損はない、というか彼の原点的な作品なので好きな人は観るべき。音楽愛に溢れていて所々に大好きなシングストリートを思い出すシーンもあり、監督らしさを充分に感じられた。ジョン>>続きを読む

いつかの君にもわかること(2020年製作の映画)

4.0

ひとつひとつのカットの意味が切なくなるほど伝わってきた。ろうそく、窓、赤い手紙。質素で何も華美ではないけれどそれらから浮かび上がってくる、父の無償の息子への愛。観終わってから反芻するタイトルが確かに胸>>続きを読む

きっと、それは愛じゃない(2022年製作の映画)

3.6

幼馴染の見合い結婚を追うドキュメンタリーを撮る主人公の視点から描き出す「恋愛とは?結婚とは?」の問いかけ。異文化の宗教観、価値観の違いにはっとさせられる場面が何度もあり、多くの現代に生きる女性に寄り添>>続きを読む

最高の人生の見つけ方(2007年製作の映画)

4.0

人生に悩み始めたら観ようと思っていた本作、今だ、と思い立ち鑑賞。嗚咽するほど泣いた。

エドワードを見ていると人生の幸せに比例するのってお金じゃないんだなと思えるし、本人たちの周囲を取り巻く環境がわり
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ワンス・アポン・ア・スタジオ 100年の思い出(2023年製作の映画)

5.0

こんなんボロ泣きするやろ!!!!!!!!!!むり!!!!!!!!!
ディズニーが伝え続けてきた夢と魔法とイマジネーションがこれから先の100年も語り継がれていきますように。誰かを愛することのすばらしさ
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ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語(2023年製作の映画)

3.3

ウェス・アンダーソン作品初見でしたがなるほどこれがアンダーソン節……となった。舞台のような演出とセットの豪華さ、構図の美しさは確かに唯一無二で楽しいけどあまり情報量の多い映画に慣れていないので好みかど>>続きを読む

パディントン 2(2017年製作の映画)

4.0

人生に悩んでくさくさしてる時に観るべきハートぽかぽか幸せ映画だった……

映画ファンからも2は評価が高かったので期待して観たけど最後まで楽しませてもらいました。悪役のヒューグラントもチャーミング。ナッ
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カレとカノジョの確率/一目で恋に落ちる確率(2023年製作の映画)

4.0

推し(ベンハ)が出てるので観たんだけど、まさか泣くとは思ってなかった……すごく良かった。
ただのラブコメじゃなくて色々自分の今考えてることとリンクする部分があって、ベンハの演じるオリバーにすごく感情移
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バック・トゥ・ザ・フューチャー(1985年製作の映画)

4.2

初見だったけどやっぱり名作はいつまでも色褪せないな……当時マーティに影響を受けてスケボー始めたりファッション真似たりする人がいたのも納得するほどマイケルJフォックスのマーティがめちゃくちゃかっこよかっ>>続きを読む

シチリア・サマー(2022年製作の映画)

4.0

オンライン試写にて。

凄い映画を観た。ジャンニとニーノ、彼らが過ごした夏の鮮やかさと恋の瑞々しさに迫る無理解の暴力。どうして世界は理解(わか)り合えないのか。彼らの只々純粋な姿を前に呆然と憤ることし
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E.T.(1982年製作の映画)

4.5

あまりにも名作。あまりにも素晴らしい。

良い意味だし、それがスティーブン・スピルバーグなんだという意味で小難しさが全くない。衒いのないストレートな感情表現とストーリー、はっきりした起承転結だからこそ
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赤と白とロイヤルブルー(2023年製作の映画)

4.0

推し(ニコラス)が出演すると聞いてずっと前から楽しみにしてたので、大きなスクリーンを借りて友達と念願の鑑賞……最高だった……

王道ラブロマンスを貫きながら、それに付随してくるヘンリーが抱える王室との
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マイ・エレメント(2023年製作の映画)

4.1

「愛する人を抱きしめたい 私から」
この言葉がまさにウェイドとエンバーだなと思った、私もこんな風に誠実にまっすぐ誰かを愛せるようになりたい、愛の話であり家族の話であり、そんな話を大好きなpixarだか
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ダウンサイド・アップ(2016年製作の映画)

3.6

自分が生きている世界で"普通"とされていることは、マジョリティが自分たちをそうして決めつけているに過ぎない。そこから外れた者は"異端"とされ、"治療"される。それは果たして善なのか。障がいに関わらず、>>続きを読む

君たちはどう生きるか(2023年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

観た直後でのスコア。理解しきれてない部分も多々あるので、今後見返し続けていくにつれ変動の可能性はある。

以下、考察メモ

おそらく今作での重要な部分は、タイトルの問いにつながる①"炎"の描写 ②眞人
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ファンフィク(2023年製作の映画)

3.5

トランス男性であるトシェクの自認に至るまで/父親を含む周囲が理解に至るまでの過程、トシェクと同じようにクィアであるレオンの心を苦しめる近親からのホモフォビア、彼らふたりが稀有な関係性を結ぶまでの道のり>>続きを読む

ホールディング:絶望男女の最強タッグ(2018年製作の映画)

3.4

人生なんて気楽に生きりゃいいんだよ、みんな何かしら抱えてるんだからって言ってもらえた気がした。優しさも描いてて良かったな。ちょっと突拍子もないけど(笑)

take it easy、牛乳でも飲もう

ダウン・トゥ・アース(2020年製作の映画)

3.0

少年少女が繰り広げる冒険ものの良さを10分に凝縮したような作品。宇宙人のチープさがとても良い……SF×少年少女×冒険って、たぶん嫌いな人いないよね……音楽が好き。

ジャム(2020年製作の映画)

2.4

下ネタかよ!!!(笑)
頷けるところがなきにしもあらず。主人公、確かに文才はあると思う(笑)

ディスタンス(2020年製作の映画)

3.6

今の自分の周囲の状況とリンクする部分があったのもあって、勇気ある彼女のようでありたい、こうでありたいと強く思ったけど、なかなかこれが難しいこと。
分からない、ということから生まれる不安や恐怖と、いつか
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