なぎさんの映画レビュー・感想・評価

なぎ

なぎ

映画(942)
ドラマ(23)
アニメ(0)

ブルービートル(2023年製作の映画)

3.5

まさにDC版アイアンマン。
ラテンの陽気なノリと爽快なアクションは相性がいい。

夜の大捜査線(1967年製作の映画)

3.5

ミシシッピの田舎町で誤認逮捕された黒人刑事。黒人差別が根強い南部で抗いながら、殺人事件の解決に挑む。差別を実力で黙らせるスマートさが格好良かった。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

4.0

ふとしたことで溢れてしまいそうな自分の気持ちを押しとどめる2人、第三者から見てもとても苦しい。ただそうなる運命だったと割り切れる大人っぽさが本当に素敵。アーサーも本当にできた人。

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

5.0

天才物理学者、カリスマ性あるリーダーであると同時に、人への細かな気遣いができず、精神も不安定な男、オッペンハイマー。
どんなに危険であれ自分が開発したモノを使ってみたくなってしまうのは技術者のサガか?
>>続きを読む

ゴーストバスターズ/フローズン・サマー(2024年製作の映画)

4.0

圧倒的エンターテインメント!
やっぱりいつになってもECTO-1はかっこいい

アメリカン・ヒストリーX(1998年製作の映画)

4.0

差別の意識がどのように形成されていくか、この映画を通して見ることができる。
虚しい怒りの連鎖にやるせない気持ちだけ残る。

手紙は憶えている(2015年製作の映画)

3.0

アウシュヴィッツで家族を殺された男によるナチへの復讐。ラストの展開はなんとなく察してしまう。もう少し登場人物のエピソードを丁寧に描いてほしかった。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

徐々にフレメンに神格化されていくポール、SF×宗教的世界観が最高。
圧倒的な映像美に加え、地響きのように感じる音圧、IMAXで観て本当に良かった。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

4.0

裁判で徐々に明らかになっていく作家夫婦の姿。夫婦仲は良い時もあるし悪い時もある、その一時的な部分を見られてすべて判断されてしまう怖さがある。まさに煮詰めに煮詰められた血の滲んだ脚本だった。

アメリカン・フィクション(2023年製作の映画)

4.0

終始シニカルな目線で語られるストーリー、おもしろい。無意識のうちに自分がかけたい色眼鏡を選んでモノゴトを見ている。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.0

お互いのことをよく知らないのになぜこんなにも理解ができるんだろう?
心の傷の原因がわからなくても、純粋な優しささえあればその傷は癒すことができる。
極寒のロシアから人の温かさを伝えてくれる。

52ヘルツのクジラたち(2024年製作の映画)

4.0

自分しかわからないと思っていた苦しみを理解してくれる人が、世界のどこかにいる。そう思えるだけで生きる勇気をもらえる。
心が引き裂かれるような苦しいシーンが多いけれど、希望をくれる映画だった。

ARGYLLE/アーガイル(2024年製作の映画)

3.0

展開が大雑多で、スタイリッシュ、コメディどちらに触れることのない中途半端なかんじ。。
実はこうでしたってる展開が多すぎるし、それにしては展開が読めすぎてしまう。
ヘンリー・カヴィルのスタイリッシュなス
>>続きを読む

コヴェナント/約束の救出(2023年製作の映画)

4.0

危険を顧みず相手を助けることに全力を尽くす。国境を越えた絆に熱くなると同時に、残されたアフガニスタン通訳者の現状に胸が痛くなる。

コンスタンティン(2005年製作の映画)

3.5

ホラーテキストの宗教チックなアクション。
いろんな要素が詰め込まれていて魅力ある世界観になっている。
そして相変わらずキアヌはスーツがよく似合う。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.5

3時間かけて徐々に脳が侵食されていく感じ。
強烈な画が多すぎる。

アメリカの友人(1977年製作の映画)

3.0

初対面の何気ない一言で殺人者に仕立て上げようとするトムの心情、その後の変化が興味深い。
海岸線を走る赤いビートルが目に焼き付く。

SHE SAID/シー・セッド その名を暴け(2022年製作の映画)

4.0

ハリウッドの悪しき風習に一石を投じる記者たちの姿をドキュメンタリータッチに描く。
エモーショナルな展開に持ち込まず、リアリティある淡々とした雰囲気で進んでいくのが良かった。

チャイニーズ・ブッキーを殺した男(1976年製作の映画)

3.5

ストリップクラブのオーナーとして誇りを持ってビジネスをするコズモ。死にかけの自分なんて気にかけず、家族同等の踊り子、スタッフへ存分の愛を注ぎ、店の存続を第一に考える。愛に生きたクールな男の悲哀を描く良>>続きを読む

リバー・ランズ・スルー・イット(1992年製作の映画)

4.5

幼い頃はフライフィッシングで共に過ごした兄弟。どんなに違う道を歩んでいても、故郷モンタナの雄大な川に釣りに行けば、昔のようなに自然と語り合える。なんて美しい光景だろう。

完全に理解することはできなく
>>続きを読む

カラーパープル(2023年製作の映画)

4.0

黒人姉妹の不変の愛を40年という圧巻のスケールで描く叙事詩的な作品。
ミュージカルにリメイクということもあり、スピルバーグ作のものより感情の昂りを感動に変えるポジティブな効果が得られていると思う。
>>続きを読む

大統領の陰謀(1976年製作の映画)

4.0

国家権力の汚職に立ち向かう2人の記者、真のジャーナリズムを追求する姿に迫力があった。
緊張感、臨場感があり、まるでリアルタイムでウォーターゲート事件を体感しているようだった。

ミシシッピー・バーニング(1988年製作の映画)

4.0

1960年代、アメリカ南部に蔓延る人種差別問題を扱う社会派サスペンス。「見て見ぬふりをした物は皆罪がある」この言葉がとても刺さる。

カラーパープル(1985年製作の映画)

3.5

スピルバーグ初の社会派ドラマで一大叙事詩。セリーは父親から性的虐待を受け、望まぬ結婚をし夫からは奴隷のように扱われる。様々な人々との出会いを通して、耐え忍ぶ選択しかできなかったセリーが勇気を持って変わ>>続きを読む

コット、はじまりの夏(2022年製作の映画)

5.0

家族に愛されずに育った少女が過ごす一夏の温かい日々。過ごす時間の長さや交わした言葉数は重要じゃない。まさしく愛だった。

ヘレディタリー/継承(2018年製作の映画)

3.5

丁寧に散りばめられた伏線を回収する様はホラー映画ではなく、まるでミステリー映画のよう。
悪魔信仰という得体の知れないモノが絡んでくると理解できない恐怖が込み上げてくる。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

5.0

すごい映画を観たという感覚で鑑賞後は考えがあまりまとまらなかった。
エマ・ストーン演じるベラが冒頭の純真無垢な空っぽの状態から人生の喜びや悲しみ、人の良さや汚さを経験して、人格が形成されていく感じがと
>>続きを読む

女王陛下のお気に入り(2018年製作の映画)

3.5

女王の寵愛を受けるために繰り広げられる醜い争い。独占欲、出世欲、愛への渇望、さまざまな感情が入り混じるストーリーはカオスで面白かった。

ゴールデンカムイ(2024年製作の映画)

3.5

アイヌ文化の作り込みがすごく、道具ひとつとってもとても精巧。あとはゴールデンカムイの魅力の一つでもある料理が本当に美味しそう、まさに飯テロ。

カラオケ行こ!(2024年製作の映画)

4.0

シリアスになりそうな展開、からのやっぱりコメディ!みたいな流れが裏切り続きの展開がいい。中学生の時しか過ごすことのできない青春の追体験ができた。

雪山の絆(2023年製作の映画)

4.5

この出来事が実際に起きたなんて。本当はもっと過酷な環境だったと思う。幾度となく襲いかかる絶望に打ちのめされながらも、何度も立ち上がり続ける姿にとても勇気をもらう。人の本当の強さをみることができた。

M3GAN/ミーガン(2023年製作の映画)

3.0

人間の作ったモノが徐々にコントロール不能な何かに変わってしまう。ミーガンはまさしく不気味の谷現象でとても気味悪く感じる。

カイロの紫のバラ(1985年製作の映画)

3.5

映画スターがスクリーンこら出てくるという映画ファンなら一度は描いた妄想。ロマンティックさ全開だけど、最後はビターエンドなところが意外性がある。

バード(1988年製作の映画)

2.5

長尺かつ時系列の入れ替えが多いためいまいち乗れずに終わってしまった。もう少し盛り上がりが欲しかった。

チャイルド・プレイ(1988年製作の映画)

3.0

チャッキーの執念深さは子供の時観たらトラウマになる。あとアンディが超かわいい。

マンハッタン(1979年製作の映画)

3.0

モノクロに映るマンハッタンの摩天楼がとてつもなく美しい。どんなに年齢差があっても気付かされることはたくさんある。

>|