koryuさんの映画レビュー・感想・評価

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ゴジラvsコング(2021年製作の映画)

3.2

モンスター・ヴァースシリーズの第4作。今回はゴジラとキングコングの競演。地球空洞説に沿った巨大生物たちの故郷である地下世界が明らかにされる。最後の香港決戦はVFXの見せ場だが、コングの表情がイヤに人間>>続きを読む

ハンバーガー・ヒル(1987年製作の映画)

3.4

1969年5月、ベトナム。アメリカ陸軍第101空挺師団の兵士たちがア・シャウ渓谷の937高地の攻略作戦を実施する。現実の戦場には正義も悪もなく英雄もいない。作戦の正当性すら疑わしく只々無惨な戦死者と負>>続きを読む

ビースト(2022年製作の映画)

3.2

妻に先立たれた医師のネイトが二人の娘たちを連れて妻との出会いの場所だった南アフリカを旅することに。そこに密猟者に群れを皆殺しにされ怒りに燃える凶暴な雄ライオンが現れ親子の生き残りをかけた戦いが始まる。>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

4.0

宮崎県の田舎町に忽然と現れたどこか影のある男(窪田正孝)が林業の現場作業員として働き出す。やがてバツイチの文房具屋の女(安藤さくら)と結婚して娘が生まれるが、ある日突然事故で死んでしまう。一周忌に現れ>>続きを読む

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

4.0

マーティン・スコセッシ監督、レオナルド・デカプリオ主演、共演にロバート・デニーロ…
オクラホマのインデアン居留地でオセージ族のフラワームーンの儀式の最中に原油が吹き出す。彼らは賢明にも受益権を均等に配
>>続きを読む

ナポレオン(2023年製作の映画)

3.8

リドリー・スコット監督が描くナポレオン・ボナパルトの興亡とジョセフィーヌとの愛憎劇が織りなす歴史スペクタル。有名な戦争シーンが出てくるがアウステルリッツの氷上戦やワーテルローの方陣などこれまでに見たこ>>続きを読む

ジャック・リーチャー NEVER GO BACK(2016年製作の映画)

3.6

ジャック・リーチャーシリーズ第二弾。今回は古巣の陸軍憲兵隊を舞台に恩ある女性士官ターナー少佐が陰謀に嵌められたことから腐敗した民間軍事会社と軍の癒着を暴くことに。ワシントンD.C.からニューオリンズに>>続きを読む

アウトロー(2012年製作の映画)

3.6

サスペンス・アクションの王道。トム・クルーズのクールでタフな魅力が溢れている。元陸軍のスナイパーで訳ありの男バーが無差別狙撃殺人の容疑で逮捕される。証拠は完璧と思われたが、彼は自白書にサインせずジャッ>>続きを読む

ジョジョ・ラビット(2019年製作の映画)

4.5

第二次大戦末期のドイツ、想像上のアドルフ・ヒトラーだけが救いの孤独なナチ少年のジョジョがヒトラーユーゲントの訓練キャンプに参加する。先輩にウサギを殺すよう迫られて出来なかったジョジョは臆病ウサギと呼ば>>続きを読む

刑事ジョン・ルーサー: フォール ン・サン(2023年製作の映画)

3.6

イドリス・エルバ主演の人気テレビドラマシリーズ「刑事ジョン・ルーサー」の映画化。多くの人がネット上で誰にも知られたくない秘密の生活を送っている。その弱みを握った連続猟奇殺人犯を徹底的に追う敏腕刑事。殺>>続きを読む

ターミネーター ニュー・フェイト(2019年製作の映画)

3.8

本作はターミネーターシリーズの第6作に当たるが、内容的にはターミネーター2の続編であり他の作品群とは時間軸が異なる設定になっている。ジェームズ・キャメロンが製作総指揮を執ったことで正統派と位置づけられ>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

4.2

14世紀フランスで行われた最後の決闘裁判の顛末を描いた作品。中世の闇の面、暗く下世話で残酷な世界をリアルな映像で見事に描いている。元親友だった従騎士に妻を強姦された騎士、訴えられた従騎士、そして訴えた>>続きを読む

Dr.コトー診療所(2022年製作の映画)

2.8

ドラマを観ていた人間からすると懐かしい。そして皆んな老けたなぁ。最初は離島医療の現実を突きつけるなど20年の集大成に持って行こうという意図が感じられそれなりに評価出来るかと思ったが、クライマックスはも>>続きを読む

フォルトゥナの瞳(2019年製作の映画)

3.2

映画という尺に合わせるとこういう脚本にならざるを得ないのか。決して悪くはないのだが、原作の素晴らしさには到底及ばない。自分を犠牲にして大勢の人を助けるのか、目をつぶって愛する人との未来を選ぶのか。主人>>続きを読む

非常宣言(2020年製作の映画)

3.2

ソン・ガンホとイ・ビョンホンのダブル主演、飛行機の中のバイオテロ、スケール感もあり期待も大きかったのだが…
犯人の動機がイマイチ弱い。ストーリー展開もかなり無理筋、出演陣が頑張っているだけに些か残念だ
>>続きを読む

峠 最後のサムライ(2020年製作の映画)

3.4

司馬遼太郎原作の河合継之助の最期を描く作品。役所広司はこの手の役が多いがやはりハマる。松たか子、仲代達也など共演者も豪華。長岡の風景も美しい。外国の事情にも明るい開明的な家老だが、戊辰戦争の嵐を前に独>>続きを読む

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

4.0

借金に追われる冴えない中年のクリーニング屋と赤ちゃんポストのある施設で働く養護施設出身の男。彼らの裏稼業はベイビー・ブローカーだった。土砂降りの夜に赤ちゃんをポストの前に置き去りにした若い女。翌日思い>>続きを読む

シン・仮面ライダー(2023年製作の映画)

3.2

所謂「シン」シリーズの実写版3作目。仮面ライダーのリブート作品である。半世紀前の原作を現代化するためにAIを前面に押し出し生体エネルギー・プラーナとかオーグメンテーションなどの概念を取り入れた新たな物>>続きを読む

レジェンド&バタフライ(2023年製作の映画)

3.8

史実はまったく無視だが、何とも大胆な解釈が面白い。「るろうに剣心」に近い世界観かと思った。ノブナガと帰蝶の壮大で破天荒なラブストーリー、キムタクと綾瀬はるかのコンビが良い。全編方言で通しているのが名古>>続きを読む

ジュラシック・ワールド/新たなる支配者(2021年製作の映画)

3.4

定番シリーズ、今回は恐竜と人類その他の生物の共生がテーマ。しかし流石に恐竜より巨大イナゴの方がインパクトがあったのはご愛嬌か。ところで、バイオシンのCEOがアップルのティム・クックに似てないか^o^

マスカレード・ナイト(2021年製作の映画)

3.4

マスカレード・ホテルの続編。ホテル・コルシア東京の大晦日のカウントダウンパーティーに殺人事件の犯人が現れるという密告状が警視庁に届いたことから再び刑事たちの潜入捜査が始まる。原作が優れているせいか、映>>続きを読む

観相師 かんそうし(2013年製作の映画)

3.4

韓国の時代劇。人相を見てその人の性格や過去、未来まで言い当てることの出来る観相師が貧しさから逃れるために都に出るがたちまち評判となり、ついには高官に認められて宮中の要職に就くまでになるが、やがて急死し>>続きを読む

善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.5

1984年の東ドイツ。秘密警察シュタージのヴィースラー大尉は、反体制活動の疑いがある著名な劇作家ドライマンを監視・盗聴するよう命じられる。アパートの隅々まで仕掛けられた盗聴器で24時間徹底的に監視され>>続きを読む

アメリカン・アウトロー(2001年製作の映画)

3.6

お馴染み西部劇の定番ジェシー・ジェームズ強盗団の物語。南北戦争後、南軍のゲリラ部隊に参加していたジェシーらが故郷に帰るが、強欲な鉄道会社が凶暴なピンカートン探偵団を使って農民たちの土地を買収しようとし>>続きを読む

西部戦線異状なし(2022年製作の映画)

3.8

エーリッヒ・マリア・レマルクの有名な反戦小説の映画化。過去にも何度か映画化されているが、ドイツ映画としては初めてだとか。原作にはない連合国とドイツとの休戦交渉がパラレルに進行するところが特徴的。血気盛>>続きを読む

スマホを落としただけなのに(2022年製作の映画)

3.9

スマホ📱無しには生活が成り立たない現代人。落としたスマホがサイコパスの手に渡ったことで次々に襲いかかる不運と恐怖。この犯人が凄いなぁ。日本映画のリメイクだが韓国映画のレベルの高さが際立つ。グイグイ追い>>続きを読む

コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

2.5

舞台は地中海のマルタ島、相変わらずの豪華キャストに二転三転四転五転のスピーディーな展開、だけどなぁ麻薬取引で大金持ちになった若いマフィアとか日系仏人のインターポール刑事とか設定が如何にもニセモノっぽく>>続きを読む

ホワイト・ノイズ(2022年製作の映画)

3.8

2月3日この映画の撮影地で有毒な化学物質を積んだ列車が事故を起こし大爆発、深刻な環境汚染が起きているとの報道があり、それがキッカケで観てみたのだが…何とも摩訶不思議で不条理な作品でその示唆するところを>>続きを読む

ヘルドッグス(2022年製作の映画)

3.6

好きだった女子高生を無惨に射殺され復讐の鬼となった元警官がヤクザ組織への潜入捜査を強要され一番イカれたサイコボーイとバディとなってのし上がって行く。岡田くんの鍛え上げた身体とアクションは歳を重ねるごと>>続きを読む

ディヴォーション:マイ・ベスト・ウィングマン(2022年製作の映画)

3.8

アメリカ海軍初の黒人飛行士ブラウン少尉とウィングマンだったハドナー大尉の実話に基づく物語。第二次大戦に遅れて来た彼らは実戦に憧れているが、朝鮮戦争が勃発否応なく危険な任務に就くことに…黒人差別の酷い時>>続きを読む

トロール(2022年製作の映画)

3.2

ノルウェー製の怪獣映画。伝説の岩と土の巨人トロールが環境破壊によって目覚め首都オスロに向かう。女性古生物学者と仲間たちが壊滅的な破壊を阻止すべく奮闘する。撮影などに安っぽさは感じなかったが、ストーリー>>続きを読む

ほの蒼き瞳(2022年製作の映画)

4.0

1830年代のアメリカ、陸軍士官学校ウエストポイントで士官候補生が殺害され心臓を奪われるという猟奇的な事件が発生。極秘捜査を依頼された元刑事が協力を申し出た同じく士官候補生とともに捜査を開始するが…こ>>続きを読む

アンノウン・ソルジャー 英雄なき戦場(2017年製作の映画)

3.8

フィンランドとソ連が戦った継続戦争を描いた作品。前年の冬戦争に敗れてカレリア地峡を失ったフィンランドは独ソ戦を開始したドイツに呼応して侵攻を開始する。冬戦争にも従軍し自らの土地を奪われたロッカは再び従>>続きを読む

最後まで行く(2014年製作の映画)

3.8

賄賂を受け取る程度の小物の悪徳刑事が不運の連続で窮地に陥って行く。導入部はコミカルで軽妙にに始まりながら徐々にシリアスで驚くような大展開に持っていくのは韓国の映画やドラマの定番だが、本作も見事にやって>>続きを読む

海底47m 古代マヤの死の迷宮(2019年製作の映画)

3.6

前作のシンプルさに比べて舞台設定はかなり凝っている。古代マヤの地底都市が海中に沈んで、そこに閉じ込められたサメが盲目に進化して…ケーブダイビングを楽しもうとした少女たちに襲いかかる。発想は面白いが設定>>続きを読む

海底47m(2017年製作の映画)

3.6

バカンスでメキシコを訪れた姉妹。地味で傷心の姉と励まそうとする活発な妹。シャークケージダイビングにチャレンジしてみるが、ワイヤーが切れて水深47メートルの海底へ。サメのウヨウヨいる中脱出を試みる。ジョ>>続きを読む

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