イギリス議会、政府、国王が織りなす時代の空気感に説得力があり、ただのヒーローものとは一線を画している。
いかにも奇異な世界観と無理めの設定を演者の力が支えている。特にバリーコーガン。サウンドデザインがんばった。
上手✕上手✕上手
メリルは言うまでもなく化け物的にすごい。また、ベン(トムハンクス)の描き方が、権力に対抗する正義の味方という甘さではなく、競合紙に勝つという執念で動いているという現実味がよかった。
原作未読。本作とは直接関係ないことだが「この映画はネタバレ厳禁」という噂や「すべての人が この罠にハマる」というキャッチコピーがもうネタバレ以上にネタバレで。ミステリー好きとしては意外な伏線ありと構え>>続きを読む
ストーリーは定型、イメージ・世界観は独特という有りそうでない食い合わせが観る側を戸惑わせる。育ってきた社会通念の違いや生理的な感覚差で感想が分かれるだろう。
ドキュメントではない。描かれているほとんどは事実に近いと思うが、全体の演出が過剰に白人警官憎しの先入観を植え付ける。結果的にフェアでない思い込みを煽るのは差別警官と同じ構造。
期待してなかったのに、いい意味で裏切られた。綾瀬はるかの演技もマジック。
「全ては過ぎ去っていく。でも手を離すまでは、しっかり握りしめよう。」
1つのセンテンスに集約された鮮やかさ。
グースーヨン監督独特の持ち味と技術の円熟味が結実した作品。広瀬アリスもさすが。
あの視界(主観映像)であそこまで動けるのか、そのギャップが気になって仕方ない。
インド映画、ヨーロッパに行ってもインド映画。清々しい。