苦労念婆様さんの映画レビュー・感想・評価

苦労念婆様

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ドッグヴィル(2003年製作の映画)

3.6

ニコール・キッドマン美しい〜。汚したくなる気持ちは分かる。
人間ドラマにフォーカスする為とはいえ、斬新な削ぎ落とし方。りんごに囲まれた荷台の陵辱シーンが印象的。

セブン(1995年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

まとまりの良い作品、テンポも良い。薄暗くもカッコいい映像。トレイシーがサマセットに会ってから、ロクに月日も立たないうちに呼び出してサシで重要な相談をするというのが違和感有り。そういうのがトレイシー&サ>>続きを読む

愛のむきだし(2008年製作の映画)

3.5

バカだ、良い意味で。
長いが熱量あり、あまり長く感じない。
ゆらゆら帝国を聴きたくなる映画。
満島ひかりの演技がうまい。

呪詛(2022年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

宗教系に怖さ感じにくいタイプの人なら、そこまで怖くない映画だと思う。スーパーで買ったお肉まで動くのは少し笑ってしまった。
最初は断片的映像の集合でまとまりない映画に感じたが、徐々にまとまり、ストーリー
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潜水服は蝶の夢を見る(2007年製作の映画)

3.4

このレビューはネタバレを含みます

ピントが合わない感じ、涙や縫合の主観視点表現が面白く、しっかり引っ張って感情移入させてから俯瞰視点に移行したのもよかった。その点斬新だった。
ジャンは傲慢さと愛嬌がうまく共存したキャラクターだが、やは
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吉原炎上(1987年製作の映画)

3.6

九重(二宮さよ子さん)の登場シーン、美しさに目を奪われたのは僕だけではないはず。そりゃNo.1ですよね、って感じ。妖艶が過ぎる、花魁姿がこんなに似合うなんて…

朱に交われば赤くなると言いますが、人は
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ノスタルジア(1983年製作の映画)

-

画はめちゃくちゃ綺麗だが、途中で寝てしまった…

さがす(2022年製作の映画)

3.7

最初「退屈だな、先も読めるし。」と思っていたが、練り込まれていて読ませず面白かった。"冷たい熱帯魚"みたいな突然豹変系じゃなく、徐々に膿んでいく感じが良い。
ちょいちょいギャグが混ざるが(靴下履かせら
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ミスト(2007年製作の映画)

3.4

・確かに最後はまぁまぁ胸糞でよかった。
・全体的にCGがチャチい。仕方無いが。
・科学の話じゃなく冥界の話なのか…
・はじめの方、タイトルが出る窓のシーンが絵画的でカッコいい。

プラットフォーム(2019年製作の映画)

3.5

CUBEを思い出した。
面白くなくはないが、食糧エレベーター設定以外、雰囲気的に既視感漂うところは多く、演出的斬新さはあまり無かった。宗教との関わりが読めたらもっと面白いのかな。
穴にいないはずの存在
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万引き家族(2018年製作の映画)

3.6

非常に練られているゆえに1回での関係性全把握が難しい。あと安藤さくらは縁起に自然さも貫禄もあるし、エロくあるべきところはきちんとエロい…良い女優だ。
人間、大体みんな良いとこ悪いとこあるんだよな。盗ん
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Mommy/マミー(2014年製作の映画)

3.7

アスペクト比を演出に入れたのは面白い。全体的に綺麗な画で、非常に技巧的な作品だと思う。
カートと高速でワルツを踊るように振り回すスティーヴ、画面幅と共に開いていく未来、母2人が久々に心から笑ったであろ
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プライベート・ライアン(1998年製作の映画)

3.5

・海岸の戦闘シーンの迫力。
・狙撃兵ダニエルがカッコいい。
のは良いんだけど、他にも家族が沢山死んでいる家なんてあるじゃない?と思って検索したら、アメリカには「ソウル・サバイバー・ポリシー」なる制度が
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パーフェクトブルー(1998年製作の映画)

4.1

素晴らしい作品。デビルサマナーソウルハッカーズ、リンダキューブなどのゲームを通ってきた自分は、この年代のダークでカルトな空気感が大好物。
パプリカのタイムリープホラーであるような同じ場面の繰り返しでパ
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パプリカ(2006年製作の映画)

3.8

好きそうな作品ゆえに新鮮さも無いのでは…と避けていたが、想像を越えてくる良さだった。
キャラが非常に魅力的。パプリカの無邪気と魔性。荒療治、是非お願いしたい。
同じ場面が何度も繰り返されるタイムリープ
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ベルリン・天使の詩 4K レストア版(1987年製作の映画)

-

音楽が良い。
ニックケイヴのバンドシーンが良い。
内容は詩的過ぎて、好かない。

うなぎ(1997年製作の映画)

3.2

暗いようなコメディっぽいようなと他の方もおっしゃっているが、確かに…
柄本明が良いキャラ。
たまに街灯が赤くなったり、水槽の底へ堕ちていくなど、精神描写めいたものが映るが表現としてうまいとは思う。あと
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ゲーム(1997年製作の映画)

3.4

トゥルーマンショーのダーク版って感じ(あれも1998年だから同年か)スピード感あって飽きなかったが、色々と無理はある設定だなと思う。

詩人の血(1930年製作の映画)

-

難解でスコアのつけようが無い。
フィルムの切り貼り?による手のひらに口がつく表現や、床に壁面をデザインして上空から撮影することにより画面奥へ向いた不思議な重力を与えたり、水を使い鏡の奥へダイブするシー
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オアシス(2002年製作の映画)

4.5

容赦無い歪さとロマンチックだった。
身内に障害者がいたらどんな気分で観るのだろう。障害者が嫌いな友達の看護師は「こんな都合良く喋れる患者いるかよ。」と言いそうだ。強姦から愛が始まるなんて考える性犯罪者
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イグジステンズ(1999年製作の映画)

3.4

どんなコントローラーやねん!どんな銃やねん!と本作もツッコミどころは満載。乳首をいじるようなコントローラー操作や挿入を彷彿とさせるプラグが卑猥で良い。
疑似体験できるという部分以外でのゲームの魅力があ
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ヴィデオドローム(1982年製作の映画)

3.7

今でこそB級扱いだが、当時ならスゴかっただろうってグロテスクさ。特殊メイクの粗を映さないのがうまい。先駆者だと思う。
ビデオがグニャグニャ動き出したり、腹から拳銃出てきたりと発想もスゴい!きっとドラえ
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ピアニスト(2001年製作の映画)

3.8

客観的に表現すると歪な、主観的に表現すると美しい作品。
主人公エリカのあのサディストなのかマゾヒストなのか(あえてそう問う)分かりにくい態度は観る側を困惑させ、人によってはリアリティーを欠いて感じるの
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戦争のはらわた(1977年製作の映画)

3.5

とにかくよく爆発し、人が紙屑のように吹っ飛ぶ。エグさはあまり感じない。
この作品は主人公シュタイナーの危うさが良い、ある意味人間らしいアンバランスさかもしれない。彼は個人の正義や衝動に突き動かれてしま
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ファーゴ(1996年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

ノーカントリーを見てから見たので。「途中から一切顔がでてこない人質は、本当に奥さんなのか?途中ですり替わった?」など要らぬ深読みをした感。妊婦以外は総じて金に狂いつつ、嘘つきクソ野郎や変な顔やらデカく>>続きを読む

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