トルツメさんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

シン・レッド・ライン(1998年製作の映画)

3.5

ながい。

大半が戦闘なのに、映像はどこかスタイリッシュで格好良い、あまりグロさを感じないほどに。

お話 6
表現 7
映像 9
俳優 8
好み 5

イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

3.9

このレビューはネタバレを含みます

どちらかというと、自分は指をぶち切る派。ああいう感情になった心当たりはある。

人間関係の適度な距離を保つのって、すごく難しいですよね。

お話 7
表現 8
映像 8
俳優 9
好み 7

ヒトラーのための虐殺会議(2022年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

「この人はちょっと人道的かも?」と思う奴も、別にそんなことは無く、とことんユダヤ人は人間と認識されてなかったのだと感じた。

東部戦線で現場にいるやつら、結構な罪悪感を抱えてそうだが、「会議後飲みに行
>>続きを読む

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.7

なんだかんだ、箱壊すシーンが一番笑った。

お話 7
表現 8
映像 8
俳優 8
好み 6

シェフ 三ツ星フードトラック始めました(2014年製作の映画)

3.7

とにかく前向きでハッピーな映画。あと食欲が出る。

お話 7
表現 8
映像 7
俳優 8
好み 7

梅切らぬバカ(2021年製作の映画)

3.8

視聴中から「もちつもたれつ」という言葉が頭をよぎった。

「障がいがある」ということを過度に美化も蔑みもせず、ちょうど良い塩梅で描いている作品だと感じた。

なんとなく見始め、気づいたら終わっているよ
>>続きを読む

ミスター・ノーバディ(2009年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

映画4本を一気にみたような感じ。

結局、「男の子の空想」というオチで良いのだろうか? それにしたら、想像力豊かすぎないか。

でも、思えば自分も子供の頃、「将来結婚した場合A」「突然引っ越すことにな
>>続きを読む

戦場でワルツを(2008年製作の映画)

4.0

映像がすごくかっこ良い。

アニメタッチノドキュメンタリー。
このタッチの映像でしか感じ取れない空気感もあると思う。

お話 7
表現 9
映像 10
俳優 7
好み 7

ディア・ハンター(1978年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

ロシアンルーレットのシーンって別の映画でも見たことあるはずなんだけど、こんなにも緊迫感を感じたのは初めて。知らなかった。

後半のベトナム、死に場所を求めるようなニックの表情。そこだけでも映画を見る価
>>続きを読む

21グラム(2003年製作の映画)

3.8

21グラムは魂の重み。そういう文言はすでに聞いたことがあって、でもその言葉からすると内容が少し伴わないように感じた。

時系列をバラバラにしてる手法の中では、何とも言えない難易度。あまりに意味なくカチ
>>続きを読む

戦火の馬(2011年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

一言でまとめると「安心してみられる」第一次世界大戦の映画。だけどそこが少し物足りなくもある。

この映画を見る直前に実際の塹壕戦の写真や動画を見てて、現場の悲惨さを感じていたから「綺麗に表現しすぎてる
>>続きを読む

彼らは生きていた/ゼイ・シャル・ノット・グロウ・オールド(2018年製作の映画)

-

映画としての評価は難しいが、第一大戦に興味があるなら見るべき作品。

本物の死体など苦手な方は見ない方が良い。

ポーラー 狙われた暗殺者(2019年製作の映画)

3.8

お話 7
表現 8
映像 8
俳優 7
好み 8

松ミケルセンの顔ファンとしては頭空っぽで見れるのが良い事実に後半はぎゅっとしまって続編に期待してしまう感じ。

RUN/ラン(2020年製作の映画)

4.0

わかりやすく、適度に裏切られる。いい感じのエンタメ!

この監督、映像でハラハラを演出するの上手な気がする。ハラハラしたい時におすすめ。

サーチもそうだったけど、デートで見に行くのとかにちょうど良さ
>>続きを読む

偽りなき者(2012年製作の映画)

4.1

このレビューはネタバレを含みます

えぐい、 ほとんど救いようのない映画。
人間が理解し得ないと言うことを証明しているようなシナリオ。

舞台は田舎町だけど、 あんま現代のSNSに置き換えることができる。

不確かな情報を信じる、 忌み
>>続きを読む

ザ・ディスカバリー(2017年製作の映画)

2.5

このレビューはネタバレを含みます

「死後の世界」「輪廻転生」「パラレルワールド」「カルト」 興味がある ワードがたくさんちりばめられた作品だったが、どれも 朝目の感じ方をしてしまうというか、いまいち胸に引っかかることがなく終わった。 >>続きを読む

パリ13区(2021年製作の映画)

4.1

パリに行ったことないんでわかんないけど、現代のパリに暮らす若年層のリアルな生活を覗いたような気持ちになった。

ニューヨークを題材にした作品と比べると、なんか人生に余裕があるようにも感じる。

パリに
>>続きを読む

アジアの天使(2021年製作の映画)

1.5

このレビューはネタバレを含みます

親子愛、恋愛、兄弟愛、国籍の違う友情、喪失からの立ち直り、起業、天使的な話…

内容がてんこ盛りすぎて、なにを本筋に描きたいのかが全くわからず。何も気にならないまま最後まで終わった。

天使の姿もひど
>>続きを読む

林檎とポラロイド(2020年製作の映画)

4.4

このレビューはネタバレを含みます

記憶喪失が流行してると言う世界観の設定の割には結構地味な映画。

雰囲気がかなり好きでした。りんごは何のモチーフなんだろうか。忘れられない記憶とか大事な思い出とか、そういうのだろうか。

結局ラストに
>>続きを読む

パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.6

話の本筋にそこまで食いつけなかった。

映像の雰囲気とか好きだし、主演の子はかわいいし、謎にラストシーンは超好きだったんから、違う日に見たらもっと好きになるかも。

おててがおめめのモンスターは意外と
>>続きを読む

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.6

トラウマの克服を、映像化したような作品。

克服できたのかどうなのか。

しかし割と見る側にとってトラウマになりそうな要素あり。結構グロい。

お話 6
表現 8
映像 9
俳優 9
好み 4

イントゥ・ザ・ワイルド(2007年製作の映画)

4.4

果たして彼の選んだ道は本当に自由だったのかと考えると、煮え切らない気持ちになる。

彼のゴールは「自分と自然だけで生き自由になること」のではなくて、その経験を経て人間社会と言う「束縛された社会に戻る」
>>続きを読む

メランコリア(2011年製作の映画)

3.9

お話 7
表現 8
映像 9
俳優 8
好み 7

地球の終わりの話なんだけど 美しい。 監督自身も鬱に悩まされていたらしいけど、 地球が 消滅することが美しい救いに感じる人もいるんだろうな。

アトランティス(2019年製作の映画)

4.1

お話 7
表現 9
映像 9
俳優 8
好み 8

サーモグラフィで表現する生と死。ロングショットの定点カメラで撮られたカットはその現場を観察しているようでとても良い演出だと思った。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.3

笑えるのか怖いのかわからんくなる。

お話 4
表現 8
映像 8
俳優 8
好み 5

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.7

このレビューはネタバレを含みます

なんやこれ、めっちゃいい映画。

ジム・キャリーがふざけてない。

同監督の新作もう終わりにしよう。を見た後だったのですごく身構えたけど、身構えなくてよかった。

え、これ何周かしてるの?と思ったけど
>>続きを読む

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

正直、よくわからんのだが、そのよくわからなさ、記憶や夢の断片を見ているような感覚を楽しめてしまった。

初見の感想としては、たぶん用務員の妄想ってことなのかな?位なんだけどね。

思わず原作を注文して
>>続きを読む

パラレル 多次元世界(2018年製作の映画)

3.5

面白そうな設定だし、すごく面白くなりそうな雰囲気をずっと持ったまま、結局そうでもない風に終わる。

〇〇との再会とか、〇〇での成功とか、もしもパラレルワールドがあったらって言う話のメインテーマとも言え
>>続きを読む

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

3.2

もうちょっとムーミン絡めて欲しかった。個人的な話。


お話 6
表現 6
映像 8
俳優 8
好み 4

TITANE/チタン(2021年製作の映画)

3.6

噂通り吹っ飛んだ映画だと思った。嫌な方法で痛みをアピールしてくる。

どこからどこまでが現実かもわからない。

性差だとかいろいろ考えさせられるなぁと思ったけど、好みではなかった。

昨今のの抑圧され
>>続きを読む

メインストリーム(2021年製作の映画)

3.5

SNSやYouTubeを題材にした映画で、ソーシャルネットワークに匹敵するものを探している。

本作はお金もかかってるし、俳優も好きなんだけどなんかちょっと違った。

お話 6
表現 7
映像 8
>>続きを読む

ベルファスト(2021年製作の映画)

3.8



基本的にモロクロで、ときにカラーが混在するんだけど、カラーの使いどころがどういう意図だったのかあんまり理解できなかった。ベルファスト以外のもの?でも、その演出が謎に好きだった。

ラストのおばぁち
>>続きを読む

ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

4.3

あらすじだけでみると、すごくシンプルはミステリーだと思うんだけど、映像も綺麗だし、なにより脚本がすごくよく感じた。

情報が出るタイミングと、量が適切。動物を使ったメタファーも結構重要なのかな。最後ま
>>続きを読む