予告編を見たときはいいと思ったんだけれど・・。トム・クルーズ出演作にしては何にもみるところのない凡作(なぜこんなあぶくのような作に出演したのだろう?ラッセル・クロウも共演)。
主人公無能ぶりというか空回りするそのドタバタぶりはうるさくて少々ウンザリもさせる。また映像的にスパイダーマンの活躍(見せ場)は少ないようにも感じられた。まぁしかし先行する旧作映画のスパイダーマン(シリ>>続きを読む
無理やりに親子関係の問題を物語に盛り込み見せ場を拵えエンタメ仕様に。先の震災では原発の無理(条件付きで不可能だとは思わないが)を世界に晒して放射能汚染地帯も生じる事態にみまわれたが・・(以下略)。
部分部分はいいものがあるけれど、計算高くキレイに作り過ぎてお涙頂戴作品に傾斜してしまったような残念な印象。終盤近く湖にボートを浮かべて父子(判事と弁護士)が釣りをする場面など、親子の絆はかく結ばれて欲>>続きを読む
テーマ(正義のありようを問うもの)はありきたりのものだけれど、CG映像を駆使して肉付けされたアクション場面の見せ方は秀逸!基になる俳優の演技力(存在感)もあっての相乗効果(鬼に金棒!)。最後まで引きこ>>続きを読む
現代に蘇ったヒトラーというテーマ(忌まわしいような着想)を巧い切り口で映像化している。ただ映画は歴史の暗部であるユダヤ人排斥(大量虐殺)と現代の自国の移民問題に直截に重ね(特にそこに重点を置いて際立た>>続きを読む
主人公人物像の描き方について、主演のニコール・キッドマンの驕慢ぶりは生き生きしていてよいが、奇矯を際立たせるそのケレンというか毒々しい感じがうるさい(過剰な)感じ。ただ嘱託殺人(殺人教唆)事件の関係者>>続きを読む
鬱として慄きのはらんだ物語内容(展開)ではあるけれど、強か笑いも混在させて巧い演出。撮影(カメラ・照明)が不穏の雰囲気よく高めている。ミステリとして凡庸ではあるけれど、才気感じさせる撮り方というか見せ>>続きを読む
告発状を出した人物の意図(理由・事情)など易く見当がつく。つまりそれが事件を絡めた(装った)行為・行動であることなどよほどのミステリ初心者ないなら読めるものだろう。というワケでことの真相は別にあってそ>>続きを読む
夜の高速を走る一台の自動車車内に場面を限定し、主人公運転手の交わす電話(会話)で物語は展開する・・シチュエーション(リアルタイム進行)ドラマの佳品。独り車を高速で走らせる男の追いつめられていく心理状況>>続きを読む
無難な仕上がりのエンタメ作品。旧作と比べてもそれ程おもしろく色揚げされているとも思えない。普通作の印象。リメイクするならもっとふくらみが欲しかった。
❖原作もおもしろく読んだが、視覚的な効果を活字にして織り込んでいた部分、映像的には相乗効果をあげていた(ネット上で煽られる禍々しい臭気を巧く再現)。狂騒に呑まれて心傷ついた主人公が故郷で幼なじみとの絆>>続きを読む
❖話は壮大(情感たっぷりな煽り方)だがまったくの都合のいいようなお涙頂戴のSF(SF設定はある種ひっかけ)。時間軸を前後させて、老いた子供が肉体的に若い親と対面するという展開など中学生(小学生)でも易>>続きを読む
❖よくあるパターンではあるけれど、見せ方(撮り方)が上手いと思った。ちょっとズルい演出も散見されたけれど(その部分は削ってほしかったが)。ソダーバーグはもっと物語に粘りのある作品(『トラフィック』はす>>続きを読む
❖背景に映り込む英国の景色・街並が見慣れたアメリカ映画のそれと雰囲気は違い興味深い。それ以外(内容)は凡庸以外の何物でもない凡作。
❖二年ぶりに観る。どこかで観たような場面が連続するが、しかし余程の酷似で呆れる事態にでもならないかぎりは、盗めるものはどこからいただいても別に構わないだろう(「盗む」とは言葉として穏当でないが、「真似>>続きを読む
❖陰謀(暗殺)の黒幕というか、それらを請負う組織をめぐるスリラー。主人公ジャーナリストは暗躍する組織の存在を掴み、それをあきらかにするために潜入調査する。
今回久しぶりに鑑賞したが、作品全体に妙なテ>>続きを読む
❖フラワーチルドレン、ウッドストック・・共同体、連帯感。ある種夢にも似た華やいだ共同体幻想の蝕まれ喪われたことへの哀しみ(センチメンタリズム)が捉えられている。
祭りが終わってしかしまだその雰囲気に>>続きを読む
❖ノンポリの学生が学生運動に傾斜していく過程が描かれている。映し出される学生生活から70年代のアメリカの風俗・空気感がよく伝わってきて、懐かしい感じもこみ上げてきた。最後集会場に州兵が突入するキナ臭い>>続きを読む
❖陰翳の深い悲喜劇であった。異国(異郷)で生きることの哀愁が醸し出されている。主人公の抱える孤独は想像をこえるものだけれどしみじみとなる・・自分と世界(社会)との折り合いのつけ方はホント難しい。
外>>続きを読む
❖二度目。前回より愉しめた。
見せ場を作るための展開や演出が鼻についたが、それでも本作に含まれるサスペンスの密度というか、その職人技を堪能・・粗い感じのB級エンタメの味わいにひたることができた。辛気>>続きを読む
❖カーチェイス(逃亡劇)だけで映画が一本製作できた(成立した)頃の旧き良き時代。十代の頃に観た時の方が、登場人物たちの人生の焦燥というか足掻き(日々の殺伐から逃亡)、そんな生き急ぐ思いは身近に感じられ>>続きを読む