なつぞのさんの映画レビュー・感想・評価

なつぞの

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戦慄怪奇ファイル コワすぎ! FILE-03 人喰い河童伝説(2013年製作の映画)

3.0

遂にカッパ追跡編。題材が題材なだけに、きゅうりを餌にしたり、カッパに取り憑かれたりとギャグ要素(?)が満載だった。これが結構笑える。ホラーとコメディは紙一重とはよく言った物だなと思った。
また、工藤D
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トンソン荘事件の記録(2020年製作の映画)

3.5

廃ホテルで起きた殺人事件を掘り下げる形で別の事件が焦点になり、最後の方で撒かれていた伏線をまとめあげるのは”残穢”が如く奇妙な達成感があって良かったが、中盤の祈祷編、後半の寺院編はまさに近年のアジアン>>続きを読む

スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース(2023年製作の映画)

4.0

このレビューはネタバレを含みます

最愛の人を想い続けるスパイダーメンらが、マイルズに同じ未来を突きつけた上で、”運命だから諦めろ”と説得し、案の定失敗する展開は、”じゃあすぐにマイルズを帰らせて、未来なんか言うなよ”と素人目にも脚本の>>続きを読む

ある男(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

ずっしりと重い映画。差別、孤独、アイデンティティの喪失といった誰しも何らかの形で関わったことのある苦しみを、飄々としたもう1人の自分(柄本明)が嘲笑う。全部捨て去ることでその苦しみから解放されるのか。>>続きを読む

アンブレイカブル(2000年製作の映画)

4.0

ミステリー映画のような調子で話は展開していくが、シャマラン得意の”奇跡”が一味加えた風変わりなヒーロー映画。
画的な盛り上がりはあまりないので、ヒーロー映画として期待してみると肩透かしをくらうかもしれ
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グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

良い意味でも悪い意味でも物凄くテンポがいいので、序盤は若干気持ちが置いてけぼりに、対して終盤では積み重ねてきた努力やコーチとの絆が物語の鍵になっていってかなり好きだった。オーランドブルームが終始仕事人>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.0

必ずIMAXで見た方が良い。大画面の砂虫の迫力と音響は圧巻。空気は勿論、座席の揺れが凄いのでアキレスにどっぷり浸かることができる。
また、蝿のように空を駆け回る航空機に、蟻のように隊列を組んで移動する
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ニコールキッドマンの婦人像は、”アイズワイドシャット”を彷彿とさせる、なんとも居心地の微妙な関係性が現れていて好きだった。
内容はというと、あらゆる会話、態度、構図が気持ち悪い。最後のクルクルするシー
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非常宣言(2020年製作の映画)

3.0

このレビューはネタバレを含みます

ながら見だったので詳しい内容はあんまり入ってこなかったが、着陸拒否なら兎も角、民間旅客機相手にミサイルを打つ自衛隊は世知辛すぎて面白かった。19本目。

#マンホール(2023年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

そんなん当たるかいってところに種明かしを持ってきてたので、後半醒め気味だった。
ワンシチュエーションにも関わらず、退屈するシーンがないのは上手い所だったと思う。17本目。

ボーはおそれている(2023年製作の映画)

3.0

家を出るときのアイロンの電気を消したか心配になる感情に似た内容の映画。
観ている間はのめり込んだけど、面白かったかと言われれば微妙。
解説で「これは〜のメタファー」みたいなのを散々聞いたけど、それ含め
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ジョン・ウィック:チャプター2(2016年製作の映画)

4.0

ストーリーは全くないと言っても差し支えないが、展開と殺陣の爽快感だけで二時間全く退屈させない作品に仕上がっているのは凄い。14本目。

劇場版 PSYCHO-PASS サイコパス PROVIDENCE(2023年製作の映画)

3.5

過去作から絵面に変わり映えがないので、あまりハマれなかった。軽く観れた分、ファーストインスペクターの方が好きかも。13本目。

イノセンス(2004年製作の映画)

4.0

かなり面白かったけど、前作を超えるのは難しいかな。12本目。

千年女優(2001年製作の映画)

4.0

中盤の同じ展開を繰り返すくだりが若干退屈だったけど、それが最後のカタルシスに繋がっていたので総じて大満足だった。なんと言っても、主人公千代子の表情の動きが素晴らしく、映画館で観れてよかったと思う。11>>続きを読む

機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

3.5

唐突に皆々が愛について語り出す最近の呪術廻戦みたいだった。10本目。

GHOST IN THE SHELL 攻殻機動隊(1995年製作の映画)

4.5

人となりて童を捨てるみたいな台詞が最高に良かった。サイバーパンクは世界観に押されすぎて、内容が一辺倒なイメージがどこかにあったけど、思想ガンギマりで良い意味でびっくりした。9本目。

ヴィレッジ(2023年製作の映画)

4.0

横浜流星の演技力がすごい。
“そうやって、臭いモンにはずーっと蓋し続けるのか。”
これに尽きる、ひたすらいやーな感じの映画。8本目。

スマイル(2022年製作の映画)

4.0

娯楽作として、非常に洗練されていると感じた。中でも最後のシーンのカメラワークが秀逸で、魅せ方が本当に上手い。イットフォローズや他のホラーと設定面が非常に似ていて、目新しさは殆どなかったところがただ一つ>>続きを読む

ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

4.0

踏んだり蹴ったりで酷い目に遭い続けるが一貫して夢と愛情、そして優しさを貫くティモシーシャラ男が映画全体の温度感をだいぶ上げていて、観ていて心を洗われるようだった。ジョニデ版のシュールな笑いは削ぎ落とさ>>続きを読む

ミンナのウタ(2023年製作の映画)

4.0

評判の通り、近年のブロックバスターJホラーの中では特に秀でた一本だと思う。怖いと太鼓判だったあのシーンも確かに良かった。大衆ウケを意識してか、あまり捻りはなかったかな。5本目。

忌怪島/きかいじま(2023年製作の映画)

1.5

”村”シリーズは嫌いじゃないけど、今作は擁護できないレベルで酷い。特に後半は尋常でないほど退屈。オチもあるようでない。ただ、デジタルに呪いが伝播するコンセプトはリングや輪廻なんかを上手く昇華していて、>>続きを読む

死刑にいたる病(2022年製作の映画)

3.5

阿部サダヲの黒目に引き込まれるようで気色悪い。”んなわけあるか”っていうラインとゾクゾクワクワクするラインを作り手がちゃんと分かっていて、退屈することなく楽しめた。結構ちゃんと拷問描写があるので、覚悟>>続きを読む

コンクリート・ユートピア(2021年製作の映画)

4.0

“自宅を守るためにどこまで残酷になれるか”という映画。
倫理の境界をついてくる内容かつ明確な正解もないもので観ていて胸が痛かったが、いざ帰宅中の安心感は計り知れなかった。仕事の揉め事も大したことないよ
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ザ・キラー(2023年製作の映画)

4.0

仕事ぶりがぐだぐだな殺し屋映画。自慢げに語り出すとだいたい失敗する。ちょっと笑わせようとしてる?画とテンポ感はさすがフィンチャーといったところ。1本目。

別れる決心(2022年製作の映画)

3.5

ロマンチックかつ謎めいていてよかったけど、後半なんだかむむという感じだった。

女優霊(1995年製作の映画)

4.5

ずっと気味が悪すぎる。オチは投げっぱなし感が強いけど、それに至る過程がリングにも繋がる独特の気持ち悪さ全開。後世に語り継がれるJホラーの金字塔だと思う。

TALK TO ME/トーク・トゥ・ミー(2022年製作の映画)

3.5

サークルの新歓の急性アル中で救急車呼ぶ感じににてた。やばい遊びで仲良くなるとこ含めて。

マーベル・スタジオ スペシャル・プレゼンテーション:ウェアウルフ・バイ・ナイト(2022年製作の映画)

3.0

古典ホラーの色彩が強めな変わったヒーロー映画。中盤少し退屈に感じたところもあったけど、全体としては新鮮さが勝つので、なかなか楽しめたと思う。モービウスのスケール感もこんな感じだったら良かったのにな。。

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)

4.0

死者の世界の映画なのに、殆ど悲壮感のない描かれ方がされていたのが新鮮だった。それに加えて映像も凄かったし、曲も良く、マイエレメントと違って話の内容も面白かったのでお気に入り。身内の締め付けが強い感じは>>続きを読む

THE WITCH/魔女 —増殖—(2022年製作の映画)

3.0

台詞回しが独特で時折奇妙だったけど、最後マトリックスのネオ覚醒シーンみたいみたいでちょっとおもしろかった。主人公がかわいい。

ザ・ビーチ(2000年製作の映画)

4.5

見たくないものから目を背けた先にしか”現実”のparallel universeは存在し得ないのかな。それにしても美しかった。また観たいと心の底から思える映画。

ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス(2017年製作の映画)

3.5

後半エイリアンコヴェナントみたいで面白かった。遊星から〜のラッセルクロウでジャンル繋がりなのも好き。全体的にちょっと安いかんじなのもそれはそれでよかった。

アベンジャーズ/エンドゲーム(2019年製作の映画)

3.5

当時、アイアンマン1、アベンジャーズ1、3とキャプテンマーベルくらいしか観ていない状態で映画館に行ったので、登場人物の殆どの顔と名前が一致しなかった。それでも楽しめたのでいい映画なんだと思う。

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