あの名作オカルトホラー・オーメンの前日譚。最終盤にグレゴリー・ペックの写真が出てくるところとか、ジェリー・ゴールドスミスの名スコアが流れるところとか、鳥肌が立った。「ああ、これこれ!」みたいな。惨殺シ>>続きを読む
黒澤明の「用心棒」のパクリという前提知識ありの状態で初鑑賞。そんなの関係ないくらい面白かった。渋いおじさんたちの顔のアップ、エモーショナルなモリコーネの音楽、静寂と一瞬の勝負。これぞ、西部劇!マカロニ>>続きを読む
初めて劇場でクリストファー・ノーラン監督の作品を観たが、映画館の大スクリーンで見て正解だった。原爆実験のカウントダウン、鳴り響く音楽が盛り上げるが、爆発の瞬間は白い閃光と無音。この緩急にやられた。
そ>>続きを読む
ある女性の殺人事件。刑事たちが捜査していくと、被害者の派手な男関係が浮かび上がり……。劇中のセリフでもあったが、ひたすら関係者に聴取して調書作って…という地道な捜査は日本もフランスも同じなんだなあ、と>>続きを読む
無限タイムループはおもしろいが、話は意外な方向に転がっていき、えっそんな話だったの?となる。青木柚は相変わらずいい。
会社の同僚と鑑賞。原作は動画も本も未読だが、映画の感想だけとりあえず…。もっと都会的な「間取り」にまつわるミステリーかと思っていたが、がっつりホラーだった。それも、質の悪いB級感満載の。同じ印象は何年>>続きを読む
サイコパスVSサイコパス。最初何だか頼りなさそうな少年だなあ…と見ていたら、見事に裏切られた!最初から感じてきた違和感が、最後にきれいに回収されるのは、気持ち良い。沖縄ロケの効果も抜群で、ご当地感が出>>続きを読む
グロテスクで薄気味悪い悪夢、ずっと主人公の妄想が続く3時間。過剰な愛を注ぐ母親から出てきた瞬間から始まり、逃れようとするも結局そこに戻っていかざるを得ない。主人公の罪もあるが、母親の狂気もヤバい。
巨>>続きを読む
もとは16ミリフィルムをブルーレイ上映。途中どうしょうもなく画面がかくついて、正視できないところがあったものの、ストーリーは問題なく追えた。
田宮二郎の駆け出し記者感が新鮮で、あんなに走り回ってかわい>>続きを読む
「愛」ってなんだろう、人によって違うよね、一緒に死ぬのも愛だよね、というような、誰もが考えるような永遠の問いを雰囲気で押し切り、描いた映画。晩秋の白樺湖の寒々しい風景が印象的。だが、セリフがどうも小説>>続きを読む
ゲラゲラ笑いながら見た。韓国製コメディと笑いのツボが違ったらどうしようかと心配したが、日韓同じだった。南北境界線という極めて政治的な場所が舞台にも関わらず、それはあくまでも舞台にもとどめておいて、ハチ>>続きを読む
これは演技か否か、本当の殺人はあったのかどうか……で引っ張る。しかしどうにものれない。舞台は本当の山荘かと思ったけど、違ったのか。
金のためにそこまでする!?という西田尚美が主演。話の転がる先が全く読めない。リアリティをあえて無視したり、話を省略したり……。テンポよく見られる80分。
紅が主題歌。交わることのない中学生とヤクザの組み合わせが良い。ちょっと違う世界を覗いたというような、ワクワク感がある。ヤクザなのに悪役は出てこない、幸せは映画である。
ローカル色豊かな青春映画。多少ピントがボケてても粗くても、いいものいい!こういう映画がもっと増えてほしい。
内容云々ではないが……。原作マンガも途中まで読んでいたが、まさにその読んでいたところまでで終わった……。最近、沈黙の艦隊もそうだが、映画1本で終わらないのかい!という作品が多い。こちらもうすうすシリー>>続きを読む
全国各地の山岳でいろいろなアクションをやりました!的な映画。終戦前後に消息を絶った爆撃機……という面白そうな設定があるにも関わらず、それは深堀りせずに、アクションとムーディな音楽で見せるという、いかに>>続きを読む
モノクロ版も見たぞ!神木隆之介がますます昭和の俳優に見えてならない。
潜水艦映画&男騒ぎの映画に、ハズレ無し。要素てんこ盛りの娯楽映画。アメリカ兵がソ連の原潜に乗り込み、一緒に戦うのは胸熱くなる展開。ハリソン・フォードじゃないけど、今回はショーンコネリーがカッコ良すぎる>>続きを読む
登場人物みな涙するシーンが多いが、感情が追いついていかないので、ポカンである。「生まれ変わり」というものをどれだけ納得させられるかが勝負なのだが、全然納得できない。みんな、主人公の近くで転生しすぎでは>>続きを読む
自分はあまりハマらなかった……。誰かの人生を乗っ取るというお話は、砂の器やゼロの焦点など、いかにも松本清張的ではある。
しかし、謎を追う刑事の行動に全くリアリティがなく、ただただ状況説明のためだけに出>>続きを読む
狂気ほとばしるわりに、無口で奇行の多い主人公のまわりに、菅田将暉、松本穂香、仲野太賀ら良き理解者が登場。何考えているのか分からない主人公の心情を補ってくれる。
しかしまあ、オードリーがモデルの実際の話>>続きを読む
韓国製パニック映画。前半の秩序を築いていくまでが、シュールな笑いとともにテンポもよく描かれるが、後半はまるで全体主義国家。部外者を匿った人の家に赤いペンキを塗るところや、排除するところはナチスを彷彿と>>続きを読む
役所広司、ひたすら便器と向き合う。本人の素性や来歴が明示されることもなく、あくまで周囲の人とのやり取りでわずかに伺わせるだけ。洋楽が好きで、それなりの良家を出た人ではあるが、どんなことがあって、このよ>>続きを読む
一般市民の目線で徹頭徹尾進むのが良い。世界の終わりは、やはり突然来るのだろう。みんな死ぬであろうビターなラストも好み。少なくとも「ノック」よりも好き。
このレビューはネタバレを含みます
原作があって変えられそうもないのかもしれないが、何とも長過ぎるタイトルである。他にもこんなような映画あったような…。
それはさておき、主演2人の好演が光るが、現代の価値観で戦争や特攻を否定するのが、や>>続きを読む