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変な家のnsdのレビュー・感想・評価

変な家(2024年製作の映画)
2.9
会社の同僚と鑑賞。原作は動画も本も未読だが、映画の感想だけとりあえず…。もっと都会的な「間取り」にまつわるミステリーかと思っていたが、がっつりホラーだった。それも、質の悪いB級感満載の。同じ印象は何年か前の「事故物件」でも受けた。
間取りの謎を追う序盤はいいが、佐藤二朗が「これは人を殺すための家なんです」と言い切ってしまうあたりから、ついていけない。セリフで話はどんどん進んでいくが、ひとつも腹落ちしない感じで、白けてしまう。
間取りの謎を追っていたのが、いつの間にか、山奥の呪われた一族のオカルトホラーに。横溝正史か!と思っていたら、まさかの石坂浩二登場で、確信犯だと思った。とはいえ、なかなかの無駄遣いで、よくこんな映画に出たな…と。燃えさかる屋敷の絵はまんま、八つ墓村。都会的な間取りミステリーから、横溝正史に急転換するのがついていけないし、田舎の奇習・因習、怪しげな村人などの決まり切った描写、もうやめませんか??
結論、一体何の映画を見せられたのだろう…。
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