夏野菜さんの映画レビュー・感想・評価

夏野菜

夏野菜

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炎のメモリアル(2004年製作の映画)

4.0

今日、僕は人を救ったんだ。

ちょっと引いてしまうくらいアメリカナイズな悪ノリに溢れた日常と、命懸けの現場のコントラストがエグい。
仲間の為でも自分の為でもなく、命をかけられる消防士も、今日死ぬかもし
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ヤング・アダルト・ニューヨーク(2014年製作の映画)

3.4

隣の夫婦は楽しく見える。

2世代の夫婦の価値観を比較しながら、ドキュメント作品の在り方を提起している仕組が面白い。
情報操作が当たり前のデジタルネイティブに生きる、ヤラセも演出も区別をつけないアダム
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ガール・コップス(2019年製作の映画)

3.8

女をバカにするのもたいがいにしろ。

女性のアクションシーンの活躍が進むなか、オバチャンにも身体をはらせる韓国の心意気。
肝っ玉母ちゃんらしい気概と優しさに、アクションも加わるとキャラとしては最強。
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パリ、テキサス(1984年製作の映画)

3.5

決断するのが、男の仕事。

自分勝手な思い込みで家庭を捨て、口を閉ざしてきた男が、2人家族と向き合う。
その先に導いた結論がアレだとしたら、あの長い旅路のなかで何を感じたんだよって思ってしまう。
鏡越
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推定無罪(1990年製作の映画)

3.5

みんながみんな、自分の世界を守りたい。

同僚の殺人事件を担当することになった検事。関係者それぞれが何かを隠そうとし、自分自身も知られたくない事実を隠すために奔走する。
いつぞやの法廷で久利生検事が「
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ゼロ・ダーク・サーティ(2012年製作の映画)

3.5

失態を犯すリスクと、成功を逃すリスク。

一瞬で世界が変わったことが分かってしまうあのニュース映像。
様々なデマや憶測が飛び交うなか、何年も真実を追い続けるエージェントたち。
その真実とはアメリカにと
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

3.6

同じ世界観で、魅せ方を変えて作品を作れるジョージミラーは、やはり天才。

愛する人を失った世界で、生きる目的を見出せずにいるマックスに対して、何度奪われても心が折れないフュリオサ。
その強い意志を目力
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バットマン&ロビン/Mr.フリーズの逆襲(1997年製作の映画)

3.2

老け顔で年齢不詳なジョージクルーニーだとしても、さすがに若い。

監督が代わる度に作風がガラッと変わるコンテンツではあるが、唯一全作品に共通しているヒロインの圧倒的ビジュ。
ポイズンアイビーに覚醒した
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殺人の追憶(2003年製作の映画)

3.5

警察組織の無自覚な怠慢。

刑事たちが本気で事件に向き合っていることは伝わってくるものの、それとは別の次元で意識の低さがどうしようもない。
足を使った捜査って、容疑者に飛び蹴りして自白を強要する取り調
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ドリヴン(2001年製作の映画)

3.5

いつだって、速いやつがモテる。

一線を退いたF1レーサーが、若手レーサーのサポートのためにレース界に戻ってくる。
スタローンがフォーミュラカーのコックピットにおさまる不自然さに目をつぶれば、クリード
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ディアボロス 悪魔の扉(1997年製作の映画)

3.5

白いものを黒く、黒いものを白くしてしまう法曹界の所業を、悪魔で比喩するのは説得力がある。
悪魔はなかなか律儀な存在で、理不尽に貶めるのではなく、あくまで人間が選択した結果として不幸な結末を与える。人間
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戦火の勇気(1996年製作の映画)

3.5

自分を許すことができるのは、自分だけ。

食い違う証言を1つずつ確認しながら事実を導き出すプロットは好きな演出。
自らのトラウマに苦悩しながらも信念を貫き通すデンゼルワシントンに惚れる。

まだ名前が
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犯人に告ぐ(2007年製作の映画)

3.0

劇場型犯罪ならぬ、劇場型捜査。

TVメディアで公開捜査という派手な仕掛けを展開しつつも、豊川悦司がクールすぎて作品全体としてはハードボイルドな仕上がり。

このまま劇場型捜査まっしぐらで作品をまとめ
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べイビーわるきゅーれ(2021年製作の映画)

3.8

君のドルチェ&ガッバーナのその香水のせいだよ。

ゆるいドラマパートとキレキレのアクションパートのバランスが絶妙。
ドラマパートはシュールなコントのような会話が続き、ラバーガールの起用も世界観づくりに
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殺人の告白(2012年製作の映画)

3.5

時効を迎えた殺人犯に制裁を。

サスペンス調のドラマにもってこいの題材を設定しておきながらも、アクションを前面に出してくるあたり、エンタメ性で勝負している韓国映画の本気度がうかがえる。
毒使いに弓矢使
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スペース カウボーイ(2000年製作の映画)

3.7

こいつらとなら、どこまでも行ける。

時代遅れのロートルおじいちゃんの交流と、無くしてはいけない何か。
クリントイーストウッドの得意なパターンは守りつつも、他作品と大きく違うのは、おじいちゃん仲間がい
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ゴジラxコング 新たなる帝国(2024年製作の映画)

3.5

自分の居場所は、自分で守る。

フルCGで描かれるハイスピードアクションは見応えあり。
乱戦シーンも多く描かれていて、360°ぐるんぐるん回るのに見やすいカメラワークが凄い。
怪獣プロレスとはいえブレ
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エベレスト3D(2015年製作の映画)

2.5

雄大な映像美には圧倒されたけれど、本当にそれだけだった。
自分の意志で死地に飛び込んで上手くいかなくて、自然の脅威だ天災だと言われても、自業自得としか受けとめられない。
共感も教訓も得られない、だから
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アンドリューNDR114(1999年製作の映画)

4.0

少しづつ、アンドリューがロビンウィリアムズになっていく様子が微笑ましい。
一家に一台ロビンウィリアムズがやってくるなら、未来もそんなに暗くない。

AIに人権を与えるかは、恐ろしく難しい問題だけれど、
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ビッグ・フィッシュ(2003年製作の映画)

3.5

物語はこうして作られていき、語られていく。

物語に大事なことは真実か嘘かではなく、その物語を受け入れられるか、楽しめるか。
語り手の想像力と表現力が豊かで、ティムバートンの頭の中を覗いているようで、
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トガニ 幼き瞳の告発(2011年製作の映画)

4.0

覚悟していた何倍もメンタル削られる。
ここまで直接的な表現をしなくてはいけなかったのか?
子供にこんな演技をさせなければならなかったのか?
こんな作品を作らせるきっかけを作った犯人が憎くて仕方ない。
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ゴッドファーザー(1972年製作の映画)

3.5

名前で繋がる、血肉以上の絆。

登場人物が多く相関図は分かりずらいけれど、ストーリー自体はシンプル。
裏切りや画策はそこまで少なく、漢気あふれるアウトロー達の生き様が伝わってくる。
一方で女性たちは自
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ゾディアック(2006年製作の映画)

3.3

出世にも相棒にも見放された刑事。
キャリアも生活も失った記者。
家族をないがしろにしながら事件を追い続ける漫画家。
被害当事者だけでなく事件に関わった者すべてを不幸にしたゾディアック事件の真相とは?
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バットマン フォーエヴァー(1995年製作の映画)

3.3

歴代ブルースウェインの中でも1番社交性が高いヴァルキルマー。
幼少の頃のエピソードもあって明暗のコントラストが分かりやすい。

ヴィランの魅力が売りだったシリーズが、ここにきて失速。
トミーリージョー
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ただ君だけ(2011年製作の映画)

4.0

ただただハンヒョジュの一挙手一投足が可愛いだけでこのスコア。
おい、と呼びかけられた時に「私にはジョンファって名前があるんだからちゃんと名前で呼んで」って言っておきながら、自分はアジョシって呼んでる茶
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フライト(2012年製作の映画)

3.0

嘘をついても、自分だけはごまかせない。

オープニングの飛行機不時着までの緊張感は良かったものの、その先の展開は予定調和といった様子で、予想を裏切らないまま終幕。

主人公に共感性できないのもハマらな
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アイス・ロード(2021年製作の映画)

3.5

氷上のトラック野郎。

爆発と筋肉だけがアクションではないと証明してくれる緊張感と疾走感が良かった。
展開が単調な部分もあるけれど、短気なリーアムニーソンのキャラが新鮮だったりして最後まで飽きずに観ら
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黒い司法 0%からの奇跡(2019年製作の映画)

4.0

絶望は、正義の敵。
貧困の反対は、正義。

今も続く差別問題だけれど、警察官や裁判関係者といった法を執行する国家組織が差別意識を是として行動を取ってしまうのはいかがなものか。

死刑執行のシーンが重す
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ヘンゼル&グレーテル(2013年製作の映画)

3.5

もしもヘンゼルとグレーテルが厨二病を患ったら。
メタル調のファッション。
ゴツいウェポン。
中世時代を舞台にやりすぎず、痛すぎず、スタイリッシュなビジュアルとアクションのバランスが良い。

魔女とウィ
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ペイ・フォワード 可能の王国(2000年製作の映画)

3.5

性善説を真っ向からぶつけてくる。
こんな世界だったらいいのに、と思ってしまうということは、現実はそうではないという裏付けでもある。

ハーレイジョエルオスメント君の困った顔の、没入的な共感性。
トラウ
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フック(1991年製作の映画)

3.7

夢の続きは、現実の始まり。

家庭をかえりみない仕事人間が、本当に大切なものに気付く。
王道のプロットでありながら、それをピーターパンの世界でやってしまう発想がスピルバーグの天才たるゆえん。

タイト
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デッドゾーン(1983年製作の映画)

3.7

その能力は、呪いか、祝福か。

サイコメトリーの能力がオーバースペックすぎるので、事件解決までのプロセスに緊張感は感じられないけれど、超常的現象に立ち会った時の、人の在り方、心の揺れ方が丁寧に描かれて
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バットマン リターンズ(1992年製作の映画)

3.5

バットマンとペンギン。
バットマンとキャットウーマン。
ブルースウェインとマックスシュレック。
キャラの対比構造が分かりやすく面白い。

ファンタジー色の強いキャラデザは前作よりも顕著。
カラーギャン
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ゴーン・ベイビー・ゴーン(2007年製作の映画)

3.5

ベンアフレックの描く、治安の悪い街の閉塞感が好き。
このままでは良くない、でもどうすればいいかも分からない。

そんな世界観で起きた誘拐事件。
主人公だけが違った世界の見方をしているのが、救いとなるの
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横道世之介(2013年製作の映画)

3.5

横道世之介という男の不思議な魅力。
起承転結のないダラダラと続く物語。
おそらく日本人以外にはこの作品の良さは伝わらないだろうけれど、横道世之介という作品を観ただけで外国人よりも得した気になれる。
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パニック・フライト(2005年製作の映画)

3.4

休暇中も鳴り続ける仕事の電話。
搭乗が遅れるフライト。
ぶちまけられるコーヒー。
不運フラグを踏みまって、80分ずっと困りっぱなしのレイチェルマクアダムスが愛おしくて愛おしくて、いい加減自分の趣味嗜好
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