夢の続きは、現実の始まり。
家庭をかえりみない仕事人間が、本当に大切なものに気付く。
王道のプロットでありながら、それをピーターパンの世界でやってしまう発想がスピルバーグの天才たるゆえん。
タイトルをフックにするセンスも秀逸。
ピーターパンは去り、子供たちも世代交代していくなかで、フック船長だけがずっとフック船長であり続けた。
フックこそが、ネバーランドの真の住人なのかもしれない。
スターウォーズのイウォークの闘いのようなセット感が、物足りなさも含めてエモくもあるけれど、是非現代技術でリメイクしてほしい一作。