こなごなさんの映画レビュー・感想・評価 - 22ページ目

こなごな

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1941 モスクワ攻防戦80年目の真実(2020年製作の映画)

3.1

独ソ戦勝利80周年プロパガンダ映画シリーズという認識で鑑賞、当然ながら実話ベースらしく、学生がモスクワ陥落を阻止するために散っていく様子が幾人かにフォーカスしながら進む悲しいやつだった、それぞれに考え>>続きを読む

うる星やつら2 ビューティフル・ドリーマー(1984年製作の映画)

3.5

たぶんかなり前に見たことがあったが記憶があやふやなのでスクリーン上映を機会に再鑑賞、名作と誉れ高い理由はよくわかる設定とその「繰り返し」への疑問からの展開は秀逸、ラストはなんだかんだでラムとあたるの定>>続きを読む

囚人ディリ(2019年製作の映画)

3.2

インドのクライムバイオレンス系のなかでも若干異色の設定で、成り行きでのある約束のためにひたすら前に進むロードムービーだが、家族愛ベースなので個人的にはああそうかという共感レベルにとどまり、アクションそ>>続きを読む

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.8

これはせっかくなら配信ではなく箱で観ればよかった、序盤から滑り倒すぐらいのブラック&シニカルネタ炸裂かつ最後までそのままでけっこうおなかいっぱいにはなるが、終盤のタイトルと絡めた展開にハッとさせられた>>続きを読む

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.2

原作未読&お笑い詳しくない前提で鑑賞、柳楽優弥のどう見てもたけしに見える雰囲気づくりに脱帽、その他俳優陣も素晴らしく、特に鈴木保奈美の存在感が際立っていた、ただ、話自体はきっと原作や現実を超えないんだ>>続きを読む

愛してるって言っておくね(2020年製作の映画)

3.0

とにかく無駄がない、悲しみも痛みも伝わる、ただそこから先は見る側の家族観に依存する、自分は観たまま以上のものは得られなかった大変申し訳ございません

ダブル・サスペクツ/ルーベ、嘆きの光(2019年製作の映画)

4.0

フランスのルーベという治安のよろしくない街を舞台にした、警察24時のようなドキュメンタリー仕立てのドラマで、複数の事件を軸にしながらも、達観した署長という人物で見せていく形は良かったと思う、「道を誤る>>続きを読む

ミス・マルクス(2020年製作の映画)

3.4

史実としての断片と結末を知った上で観たが、旦那のクズぶりにフォーカスされててああっとなってしまった、実際の活動の話は薄かったので、その点は中途半端さも残った

自由は何処に(1952年製作の映画)

4.0

日本初上映の触れ込みにひっかかり初見鑑賞、あの時代のイタリア映画らしいテンポの良さと哀愁含みのシニカルさがたまらない一本だった、受刑者のシャバに出たあとの生きづらさは国や時代が変わっても同じなんだなあ>>続きを読む

恋する寄生虫(2021年製作の映画)

2.9

何か微妙に中途半端なんだけど目が離せない不思議な映画だった、面白いかと聞かれたら微妙だが薦めるかと聞かれたら興味があればと答えると思う、設定の肝となった寄生虫はけっこう救いがないやつだったな、、、

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

2.5

原作未読、評判がいいので興味を持ち鑑賞してみたが、自分の苦手な王道の高校生表層的恋愛もので共感ポイントが持てず、AI設定もややなんだかな感を持ってしまい最後まで入り込めず終わってしまった申し訳ございま>>続きを読む

ボストン市庁舎(2020年製作の映画)

3.9

自分は最初の1時間がかなり睡魔できつかったが、終わってみたら5時間を感じさせない濃い内容だった、編集や構成は恣意的な箇所ももちろんあるだろうけど、あらゆる扉を開けていることの重要さは伝わった、市長のダ>>続きを読む

皮膚を売った男(2020年製作の映画)

2.6

実話ベースとは聞くもののノー知識で鑑賞、トレイラーで期待しすぎだったのか、正直やや散漫でテーマも分かりづらいなあと終始若干退屈気味に観てしまった、予想より恋愛軸が強かったのも、その手の映画が得意ではな>>続きを読む

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

5.0

原作中途半端読みドラマはコンプ済で鑑賞、ドラマ同様に、とにかくこんなに笑って泣いたやつ人生でそんなにないのではというぐらい刺さった、その世界そのままに大スクリーンでも十分な存在感のある一本、人生はこん>>続きを読む

未来世紀ブラジル(1985年製作の映画)

4.0

AM10で初見鑑賞、きっとわけわかんないんだろうなーと予想してったらやっぱりわけがわからなかったw でも嫌いになれないし、鑑賞後は気を抜くと断続的にテーマ曲のブラジルの水彩画が脳内再生されるようになっ>>続きを読む

ちょっと北朝鮮まで行ってくるけん。(2021年製作の映画)

3.3

北朝鮮の帰国事業で生き別れになっていた姉に会いにいく話を追ったドキュメンタリーで、とにかくどんな状況でもつながっていたいと思うなら手紙を出し続けることは重要だというのはわかった、いろいろ渦巻く感じもあ>>続きを読む

モーリタニアン 黒塗りの記録(2021年製作の映画)

3.8

原作未読、悪名高きグァンタナモに収容された容疑者を、大胆な手法で裁判で釈放を試みる弁護士の話が軸、ところどころあれって思う部分は観てて試されている気がしたのがなんとも居心地が悪かったが、きっとそういう>>続きを読む

護られなかった者たちへ(2021年製作の映画)

3.8

震災後に一人になってしまい避難所の縁で寄り添い合って暮らす人々の悲しい話、フィクションとはいえリアルな重さを持った作品だった、生活保護の問題は被災者に限らないものでもあり、現場の担当者の疲弊ぶりも何と>>続きを読む

トムボーイ(2011年製作の映画)

3.6

性差が見た目も精神的にもわからない年代の微妙な葛藤を、男の子になりたい女の子とその周りでうまく描いてる秀作、最終的にはたとえ子どもでも一対一の恋愛関係に落とし込もうとするときにやっぱりいろいろ問題が出>>続きを読む

ミッドナイト・トラベラー(2019年製作の映画)

3.7

祖国アフガニスタンを脱出し難民としてキャンプ渡り歩く様子を本人目線でスマホカメラで撮影したドキュメンタリー、他人が撮る客観目線とは違う映像は見応えあり、子どものはしゃぐ姿やもう嫌だとなく姿に、安住の地>>続きを読む

Our Friend/アワー・フレンド(2019年製作の映画)

2.8

実話手記ベースの主人公夫婦と友人3人の友情譚であるのは事実、あえて時間軸を意図的にシャッフルして進む理由は終盤にわかり、ええーとなってしまった、、、自分を救ってくれた夫婦に献身的にしてきた友人が気の毒>>続きを読む

ユージュアル・サスペクツ(1995年製作の映画)

3.6

AM10で初見鑑賞、マフィアものだけど謎の人物を軸に進むサスペンス感が面白かった、ただわりと早い段階から正体が見えるような展開だったので、ラストはそこまで驚かなかったが

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

2.8

原作未読、IMAXで鑑賞した甲斐があると言えるような絵は壮大であり十分に美しいが、自分は話にほぼ入り込めず終わってしまった、前後編の前編とのことだが最後のセリフが示すように壮大な導入編で終わった感が強>>続きを読む

最後の決闘裁判(2021年製作の映画)

2.5

苦手な監督だが中世ヨーロッパ版羅生門との触れ込みで興味深く観た、確かに見せ方はそうだが、各人物の視点があまり工夫なく、ほぼ同じ尺でリプレイされるのが続き、さすがに長いと感じてしまった、史実にもとづく話>>続きを読む

サウンド・オブ・メタル ~聞こえるということ~(2019年製作の映画)

3.5

耳が聞こえなくなる過程を擬似体験できる音響づくりにはびくっとする場面も多かった、話は確かに難聴者のコミュニティが軸に進むものの、わりと若めのラブストーリー感が予想よりも強かったところは、恋愛ものに鈍い>>続きを読む

PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.6

思わぬ掘り出し物感のあるサイコホラー、不幸な男というタイトルの絶妙なミスリード具合がラストの衝撃を少し大きくしてくれた気すらする、しかしかまってっちゃんってマジ厄介だなあというのが見終わっての率直な感>>続きを読む

プリズナーズ・オブ・ゴーストランド(2021年製作の映画)

1.5

MMFRのような世界観を絵柄で見せつつも内容は自分にとっては極めて迷走版で、正直よくわかんねえなあと思いながら見終わってしまった、荒廃した景色と極色彩のケバケバしさしか印象に残りませんでした申し訳ござ>>続きを読む

ONODA 一万夜を越えて(2021年製作の映画)

3.0

個人的な感想は「3時間は長かった」に尽きる、丁寧に本人視点で帰国するまでの話を描いていたことには価値があるとは思うが、やっぱり長いと感じてしまった、あと、なぜ今、フランス制作なのにオール日本人キャスト>>続きを読む

草の響き(2021年製作の映画)

4.8

原作読了、監督舞台挨拶付きで鑑賞、正直やられまくって削られまくった、原作をエッセンスにし芯は同じながらも遥かにスケールの大きな、闇の深い話になっていて、いわゆるメンヘラクラスタにはかなり重たい一本にな>>続きを読む

人と仕事(2021年製作の映画)

3.3

予定されていた映画の制作が中止になった主役二人がコロナ禍の社会を自分の目で確かめに行くという異色のドキュメンタリーで、最後にはそも俳優2人も聞く側ではなくコロナ禍で何を思うか、何が変わって変わらないか>>続きを読む

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ(2019年製作の映画)

3.5

IMAX鑑賞、全てではないけど飛び飛びで観ており、ただスペクターをよりによって観ないままでも、相変わらずのわかりやすさでヲタから初見まで対応可能だった、最初の1時間は映像を含め怒涛の展開で目も引いたが>>続きを読む

マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

4.2

めちゃくちゃワクワクしながら最後まで観てしまった、マルジェラのデザインってうっすらいいなぐらいで観に来てしまったが、天性のデザイナーであり、そして本人の語りが口調も内容も本当に癒やし系で終始ふわふわ心>>続きを読む

ルパンは今も燃えているか?(2018年製作の映画)

3.0

カリオストロの城4Kリマスターの併映鑑賞、今後の展開の前段としての振り返りで、メモとして残す程度

コレクティブ 国家の嘘(2019年製作の映画)

3.5

観ているうちにこれはドキュメンタリーではないんじゃないかと思うぐらい次々と出てくるさらに深い闇に絶句した、正直観ていて気分のいい映画ではなくどちらかというと麻痺して思考が止まってくる系だが、それがきっ>>続きを読む

赤ひげ(1965年製作の映画)

3.2

AM10で初見鑑賞、三船敏郎が主役とあっても露出は少なく、実際は若手医師(加山雄三)がほぼ主役だった、原作ありきのよくまとまった良作で、市井の残酷さを含め名作として語り継がれるのはわかる、ただ自分には>>続きを読む

君は永遠にそいつらより若い(2021年製作の映画)

4.3

原作未読、自分の苦手なウェイウェイ大学生設定だが、なかなかにして痛々しいところを年代に関係ない本質としてうまく突いており興味深く最後まで観た、主人公の軸のなさへの向き合い方へのさまざまな伏線と気付きは>>続きを読む