naorinさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ショート・ターム(2013年製作の映画)

3.4

“あの日自分を傷つけたのは
太刀打ちできない完璧な大人だった”

“あの日自分を救ってくれたのは
傷ひとつない完璧な大人だった”

大人になれば全てが解決するはず。
傷は勝手に癒え、痛みも苦しみも
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藍色夏恋(2002年製作の映画)

4.2

夏はアジア映画が観たくなる。

この作品には個人的に思い入れが。
初めて観たのが
同じ高校生だったからかな。
今でこそ耳慣れた話となった
主人公クーロウの抱える“秘密”
当時は予想もつかずとても
驚い
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メイド・イン・ホンコン/香港製造 デジタル・リマスター版(1997年製作の映画)

4.2

このレビューはネタバレを含みます

不謹慎だけど
3人のお墓のシーンがとても好き。
欧米の絵になるお洒落映画とは
また一味違う、
アジア特有の空気感、空の色
ロケーションもアングルも
3人のちぐはぐなファッションも
全てが完璧に思える画
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ラブ・アット・サンセットテラス(2020年製作の映画)

3.4

悲しいかな現実じゃ
ほぼ起こり得ないけど
映画じゃまぁあるあるの
自分を見つめ直そうと旅に出た先で
出会い始まる大人の恋愛もの。

主演の人、
サラ・ジェシカ・パーカーを
ゴツくしたみたいな感じだけど
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聖杯たちの騎士(2015年製作の映画)

2.8

これだけの豪華キャスト、
観終わったそばから
なぜかもうほとんど記憶がない...
記憶力悪い方ではないと
思うんだけど...
なんならキャスト本人たちも
撮影の記憶
ほぼ残ってないんじゃないだろうか
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オンリー・ゴッド(2013年製作の映画)

2.5

なんとか最後まで観た。

そのご褒美がおっさんの
甘い歌声、とか誰得なん。

ザ・キング(2017年製作の映画)

3.7

テンポに疾走感があって
別に今時でも
オシャレでもない話なのに、
なんだかセンスのいい作品だった。

韓国の政治って
歴代大統領の悲惨な末路
くらいしか知らなかったけど、
裏側をえらい攻めてて感心。
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

“ダークファンタジー”と
一般的には称されているが
個人的にこの作品のカテゴリーは
“戦争もの”だった。

ファンタジー作品の多くは
「夢や希望、勇気を持て」
大人向けにしても
「子供心を忘れるな」な
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サイレン(2017年製作の映画)

3.5

古びていく団地と共に
時代から、社会から
取り残されていく孤独。
言葉も通じず
文化も大きく異なる
異国で1人暮らす孤独。
それらは言葉にしなければ
伝わらないが、
時に行動は言葉を超える。

A面、
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スウィンダラーズ(2017年製作の映画)

3.1

テンポも悪くない割に
いまいち乗れず。
黒幕明かすタイミングは
ミスってると思う。
そこで結末も読めちゃった。
どう見ても悪役ポジの彼が
本当はめっちゃ正義で
いい人とかだったら
大どんでん返しだった
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イリュージョニスト(2010年製作の映画)

3.8

アリス、
苦労者で世間知らずとはいえ
なかなか図々しいなって思ったけど
まぁ、わたしたち娘が実際
父親に対してとる態度と
変わらないといえばそうかな。
(お父さんいつもありがとう)

手品師は生き別れ
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彼女が目覚めるその日まで(2016年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

タイトル詐欺、
ジャケット詐欺な気もするけど、
こういう難病の存在を少しでも
世に拡めるため作られた作品であり
より多くの人の目に留まるため
ということを考慮すると
主人公がクロエなのも大正解。

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さざなみ(2015年製作の映画)

3.7

これはキツイ。
「ブルーバレンタイン」や
「マリッジストーリー」みたいな
そこそこ若い夫婦のすれ違いを
描いたビターな作品は多々あれど
そこに、より年季が入ったキツさ。
妻側から観るか
夫側から観るか
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聖なる鹿殺し キリング・オブ・ア・セイクリッド・ディア(2017年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

もうとにかく不穏・不穏・不穏。
徐々に不穏な雰囲気に...とかじゃない。
最初から最後まで不穏しかない。
なんせ初っ端からいきなり
剥き出しの心臓(手術中)のドアップ。
ドクドクと脈打って
今にもこっ
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her/世界でひとつの彼女(2013年製作の映画)

3.6

人工知能との恋愛がテーマの
王道ラブストーリー。
近未来だがむしろレトロな雰囲気。
セピアがかった映像と音楽が美しい。

舞台はそう遠くない未来、
進化する人工知能型OSは
新しい技術として紹介されて
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ザ・ハッスル(2019年製作の映画)

3.3

笑いどころはたくさんあるし
なーんにも考えず
それなりに楽しめるけど、
詐欺師映画で
どんでん返しのラストの割には
なんだかあまり
スカッとしなかったかな。
とりあえずアン・ハサウェイの
ゴージャスな
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監視者たち(2013年製作の映画)

3.2

監視というか追跡、ハラハラした。
序盤に嫌〜な
フラグが立ったから余計に...
なんだかんだで役に立ったのは
主人公の能力というより
ただの強運、なのと
最後班長に花持たせるために
周りをまとめて無能
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エール!(2014年製作の映画)

4.1

聾唖者の家族の中で育った
唯一の健常者である娘の
夢への旅立ちを描いているが
ある意味、親が子離れする話。
というかよくグレずに
あんな優しい子に育ったよポーラ。
障害抜きにしても。
両親の性生活を通
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ロスト・アイズ(2010年製作の映画)

3.6

「病院は嫌いだから家に帰りたい」
と自ら盛大にフラグを立てたくせに
何かあるとすぐ取り乱して人を呼ぶ
主人公に若干イライラしつつ...

目に包帯を巻いてる間は徹底して
相手の顔が映らない演出とか
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ビリオネア・ボーイズ・クラブ(2018年製作の映画)

2.8

アンセル・エルゴートの
バッチリ決めたスーツ姿が見たくて。
そして収穫もそれだけ。

冒頭、金も豪邸も女も
すべて手に入れた
ってベラベラ語ってるけど、
そもそも
完全に手に入れてなくない?
絶頂期短
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ザ・ギフト(2015年製作の映画)

3.2

贈り物、
小さなものから大きなものまで。
込められているのが
善意だけとは限らない。
まぁとりあえず世の中の
いじめ加害者が全員
同じ目にあえばいいなと思った。

ローマ発、しあわせ行き(2016年製作の映画)

3.6

サクッと見れて後味も良い映画!
邦題の意味逆じゃない?
と思ったけど、最後に納得。
みんな
“ローマ発、しあわせ行き”に乗って
文句なしのハッピーエンド。

反抗期パンク娘、
ある意味もっとパンクな
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フローズン・タイム(2006年製作の映画)

3.6

なんかあのスーパーの雰囲気
既視感あるなと思ったら
バイモア(@ CHUCK)だった笑

出てくる男たち
もれなく全員おバカ。
そのバカさ加減に呆れるも
なんだか憎めず、愛おしい。

そして女のわたし
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ゼロの未来(2013年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

最初、あれ?
主演クリストフ・ヴァルツって
言ってなかった?
これ一体どこの
ジョン・マルコヴィッチ。
ってなった笑
ティルダ・スウィントンなんて
途中まで気づかなかったし
まさかのラップ!笑うしかな
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雨の日は会えない、晴れた日は君を想う(2015年製作の映画)

3.2

このレビューはネタバレを含みます

ジェイク・ギレンホールって
感情が欠落した、鬱屈で
どこか狂気を孕んだような役が
ほんと似合う。
そういう役は今や彼か
ホアキン・フェニックスか、
みたいな。現ハリウッドの双璧。

妻を突然亡くして、
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アトミック・ブロンド(2017年製作の映画)

3.1

シャーリーズ・セロンのスパイもの
ということで
ゴージャスなロングドレスに
ピンヒールの彼女が
銃を片手に敵を華麗に一掃!
だろうと安易に期待してたら、
ボコボコ殴り合って
バンバン吹っ飛んでてびっく
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パラサイト 半地下の家族(2019年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

格差社会を描く、と聞いて
思い浮かべるような
金持ちが金と権力を行使して
貧乏人を抑えつけ
その屈辱をバネに貧乏人が
努力と根性で大逆転!などという
安易なストーリーではない。
“金持ちは傲慢で嫌なや
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国際市場で逢いましょう(2014年製作の映画)

3.5

これ...邦題がもう
がっつりネタバレじゃないかな。
妻や子供たちにすら話さず
老害扱いされても
店を頑なに売らない理由が
終盤に明かされる大事なシーン、
台無しやん。

小さな背中に色々背負わせすぎ
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愛を弾く女(1992年製作の映画)

3.3

このレビューはネタバレを含みます

バイオリンの音色は
職人の微妙な調節で大きく変わる。
人の関係も、少しの要素で
大きく変わっていく。

ステファンは寡黙で表情も乏しく
何を考えているのか
あまりわからない難しいタイプ。
けれど
内な
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ピエロがお前を嘲笑う(2014年製作の映画)

3.7

このレビューはネタバレを含みます

最初はうーんよくあるパターン、
と思ったらもう1段階。

知能犯罪ものなのに
侵入時に指紋や痕跡残しまくり、
机の下に隠れるだけで
追跡を逃れちゃうとか
初級レベルの突っ込みどころが
多々あるけど
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あなたの初恋探します(2010年製作の映画)

3.1

どうしても最後まで
ヒロインに好感を持てず
(しょうもない理由で
食べ物粗末にするな)

点数のうち3点分は
普段パートのコン・ユの可愛さと
インドパートのコン・ユの
かっこよさの分です。

インド行
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フランクおじさん(2020年製作の映画)

4.0

主人公ベスにとって
親以外で1番近い大人、
都会で暮らし洗練された憧れの存在
そんなフランク伯父さんにも
無知で無力だった子供時代があり
家族に見せる顔とは違う顔があり
人知れない苦悩があった。

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シンプル・フェイバー(2018年製作の映画)

3.8

このレビューはネタバレを含みます

途中までは
「アデライン、100年目の恋」
のアナザーストーリーか?と。
で確かに、よく比較されている
「ゴーン・ガール」フレーバーも漂う。
しかし思わせぶりなミスリードで
こうかな?こうかな?という
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ライフ・アフター・ベス(2014年製作の映画)

3.8

後半カオス。
本人たちはあくまで
真剣で必死なのが
はたから見ると笑える、
って部類のコメディです。
ベス役演じるのめっちゃ楽しそう、
プリディィ!プリディィ!
スメェール!ラヴェンダァァァ!
このシ
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女神の見えざる手(2016年製作の映画)

3.6

このレビューはネタバレを含みます

展開(というか切り札)は
最初から見えていたものの
この手の話でありがちな
勧善懲悪、華麗な逆転ホームラン!
ではなく
肉を切らせて骨を断つ、
な展開だったのには驚いた。
そりゃまぁ境界線越えてること
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ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.9

かなり突拍子も無い設定だが
まさかのラブストーリーに
うまく落とし込んだなぁと。
(とはいえ犯罪ものだと
さすがにチートすぎるか...)

冒頭、主人公はすでに
その特異体質と10年以上付き合い
適宜
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