暴力と空腹について。
死とか痕跡とか高架下とか水辺とか迷子とか亡霊とか夏とか花火とか自転車とか草むらとか、自分にとっての好きが詰まっていて永遠に浸っていたかった。
画面はパキっとしていて説得力がす>>続きを読む
前半パートはかなり好き。設定美術演出音楽すべて好みだったが後半パートで一気に失速する。景色はモノクロになり物語は単調さが増す。それはリナにとっての世界を体感するようでもありそういう意味では一定の効果は>>続きを読む
気が狂いそうだった17歳がもうはるか過去になってしまったけれどちゃんと刺さった。不器用ででたらめでそして誠実な映画だった。またひとり好きな監督が増えた。
色々と過剰。「劇場」は街の上でも人と人の間にも生まれるものだし、それを描くのが映画ではないだろうか。
ラストの演出は映画の敗北にすら見えてしまった。
タイトルから『アンダーグラウンド』の「許そう。だけど忘れない」を連想したけど違った。
母の薬指に残りつづける指輪から「自分の選択は常に正しい」という意志を感じる。
自分にとっての「映画」が詰まっている作品。あと何度劇場でこういう映画に出会えるのだろう。
最後まで緊張感を保つ演出に飽きることなく観ることができた。偽映画のロケシーンも観たかったと思ってしまうのは多くを望み過ぎだろう(でも観たかった)。
相変わらず中島監督の映像は「速」い。しかしかつてその「速さ」の先にあった「魔法(フィクション)」はそこにはない。『告白』以降、中島監督はその魔法を否定するかのように「痛み(リアル)」を描き続けている。>>続きを読む
『私の男』、海炭市以来の熊切和嘉監督作品だったけど海炭市観たときと同様巨匠感あったし、端々に演出の妙が光る傑作。邦画観た、っていうあの感じ久々に味わえて満足。