性愛や恋愛ではないところで信頼し合う男性同士がケアし合う映画がもっと増える事を願う。とてもいい映画だった。
水木しげるの作品に全く触れてこなかったのでついていけるか心配だったけど本当に面白かった。これを機に水木しげるの漫画を読んでみたい。
小さい頃の自分の心を迎えにいったような気持ちになった。素晴らしかった。
敢えてクィア映画と言いたい。
だけど当事者がエンパワメントされるようなものではない。
何故ならこの映画はクィアの存在を透明化してしまう社会と大人に対しての映画だと思うから。
だからあんな結末になる。>>続きを読む
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公表に応じて声を上げてくれた女性たちに心から敬意と感謝を。どれだけ勇気のいることか。声を上げることができない女性たちの為に戦うと言ったシーンは涙が出た。大事な映画になった。先人たちが切り開いてくれた道>>続きを読む
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ラスト5分間凄すぎる。どれだけ記憶を手繰り寄せても実像には追いつけない。父がどんなに暗い場所にいたか今となってはわからない。そのわからないがあまりにも切ない。とてもパーソナルな深い喪失についての話だっ>>続きを読む
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思想が怖すぎるし脈々と後世に引き継がれていくのか…と感じるラストゾッとした。ミソジニーは社会が作るって事を端的に伝えていてすごい
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しばらく席から立てなくなった。
リズは人は人を救えないというけれど、チャーリーにジャンクフードを渡し続ける姿には悔しさと悲しみとそれでも最後まで寄り添い続けるという覚悟が見えて嗚咽した。
めっちゃ良いドキュメンタリーだった。ハードモード過ぎる人生だけど言葉が素直で笑顔がキュートでこんな歳の取り方してぇなとなった。
浩輔が涼太の指にクリームを塗ったように、自分の傷だらけの心にも軟膏を塗ってもらったような気持ちになる。これは“普遍的な愛”の映画なんかではない。同性愛者同士でなければ成立しない話だった。婚姻できず家族>>続きを読む