ねねさんの映画レビュー・感想・評価

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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

3.5

映画では息子も母も空回りし過ぎだけど、
なぜかうまく行かないもどかしさにイライラし焦りもがいているのが、自分もそうだし、どこの親子でもあるんじゃないかなと思う。

お母さんと観に行って、観ながら同じこ
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ウォンカとチョコレート工場のはじまり(2023年製作の映画)

3.7

キラキラしてなんて可愛らしい夢ある世界なんだろ!と
ジョニーデップ版も今回も、出てくる魔法とチョコに嬉しくなる

いつになっても、全部チョコでできているのは魅力的!

ウンパルパはジョニーデップ版も今
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バグダッド・カフェ(1987年製作の映画)

4.3

すぽっと穴に収まるような映画

とつとつと紡がれていく感じがカフェでの休憩みたい。
ジャスミンの大らかな細かいことは気にせず状況に身を任せる感じがすごく好きだった。
ヌード画もなぜそんな普通に受け入れ
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招かれざる客(1967年製作の映画)

4.0

なんか凄くよかった。
やっぱり黒人白人の結婚は親にとっては相当大きな問題だったんだなあ。
差別反対デモ我が子となるとそうは言ってられない。身勝手な考えだけど、
それが皆んな大切な人のことを真剣に考えて
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女王陛下の007(1969年製作の映画)

3.6

ちょっと長いけど安定に面白かった。スキーシーンが圧巻すぎる!

そして最後が今まで観た007で1番呆気なくて可哀想だった。

疑惑の影(1942年製作の映画)

3.5

1番身近にいる犯人が1番怖い
そして疑ってることを気付かれたら危険が迫る緊張感もゾクゾクする。
最後が呆気なく、え〜って感じだったけど、
それも後味がサッパリしてて好きかもしれない。

また面白作品に
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ぼくは君たちを憎まないことにした(2022年製作の映画)

4.0

大切な人を失ってからも、
待ってくれない日常をなんとか生き延びないといけない。
憎まないことにした”と宣言した彼の気持ちを思うと辛すぎるが、なんとか踏ん切りをつける為に、そして息子が憎しみを抱いたまま
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フラッシュダンス(1983年製作の映画)

3.9

随所に流れる主題歌にテンションが上がる。

炭鉱現場の中で泥臭い中で、より美人が目立つ。ガレージの家もザッパな感じが格好良い!いいなあ。ああいう部屋。
そして、
夢を追いかける姿はやっぱり魅力的。
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ノッティングヒルの恋人(1999年製作の映画)

3.9

男版シンデレラストーリー

たまには王道も観たくなって、
やっぱりあんな出会いは憧れる。

ウィリアムのジョークがユニークで秀逸。
アナがウィリアムに惹かれる理由が分かる。
記者会見シーンもキュンとし
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

3.7

独特な世界観でなんて言ったら良いかわからない!
けど、ピンクのホテルが塗り絵みたいで可愛い!

ポップな色遣いと映像の早送りが
グロいシーンを面白おかしくしていて、童話を見てるみたい。
スキーのシーン
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スワンソング(2021年製作の映画)

3.9

時が流れて周りの状況がが移ろっても、自分のマインドを貫く生き様は格好良い。

無言のままホームの女性にタバコを咥えさせ、髪を結うシーン、
ホームで閉塞的な日常を過ごしていただろう彼女に、一瞬で女性とし
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名探偵ポアロ:ベネチアの亡霊(2023年製作の映画)

3.5

アガサクリスティ!
彼女の小説が好きだったので、観たいと思っていたもの。

ホラー感が強めで、そういうのに弱い私が1人で映画館で観るには、一々驚いてちょっと疲れた笑
でも筋がどうとかより、このシリーズ
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トルテュ島の遭難者たち 4Kレストア(1976年製作の映画)

2.8

草木の鬱蒼とした感じや水の音、太陽の日差しで夏を感じる。

が、想像するコメディよりもずっとそっと
くすっという感じだった。

バカンスというのんびりさが実際に体験できる。自分にはちょっと長く感じた笑
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怪物(2023年製作の映画)

4.2

3つの視点からでこんなにも解釈が異なるのか。
最近のネット社会と通じるものがある。

いくら想像力があっても
本当のことなんて本人にしかわからない。
自分ですら自分のことがよく分からないことってあるし
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CLOSE/クロース(2022年製作の映画)

4.2

兄弟のようなレオ、レミにあのまま大人になってほしかった。
周りの目を感じた時から徐々に崩れて行く感じがとても辛い。
他人の目なんて気にしなくていいというけれど、
気になってしまう気持ちが痛いほどわかる
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ミッション:インポッシブル/デッドレコニング PART ONE(2023年製作の映画)

4.2

期待を裏切らないアクションで息を止めてしまう。何歳なんだ、本当に凄い!

CGでなんでもできる時代に、できる限り身体を張って、臨場感にこだわるトムクルーズが作品を作ってくれる限り観ておきたい。

インディ・ジョーンズと運命のダイヤル(2023年製作の映画)

4.0

タッタラタータータタターって音楽だけでキタキターってなる!
映画の醍醐味、ワクワクの大冒険だった。
スクリーンで観れてよかった

長年やってきても人気があって、どんな年代も楽しめる作品は素晴らしいなあ
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悲しみよこんにちは(1957年製作の映画)

3.5

悲しみよこんにちは
なんだか可愛らしいタイトルが、
観終わると哀しげに映る。

映像の白黒、カラーの切り替えで
悲しみに包まれた出来事を表現しているのが巧み

悪戯で招かれたラストが残酷だが、
それ以
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.0

ホームビデオの荒い映像が、記憶をとつとつと伝える。

子供の頃の無邪気さと、ちょっとの生意気さとが愛くるしい。
それと同時に、エネルギッシュで恐れがないソフィの様子は、眩しくて、懐かしくもなり、
戻れ
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タクシードライバー(1976年製作の映画)

3.5

孤独や自分の中で処理しきれない不安感、街に蔓延る犯罪、そういうものが押し寄せていって、トラヴィスを狂人にしてしまった。
恐ろしいが、似たような想いを持った人は世の中に結構いるんだと思う。

少しのズレ
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汚名(1946年製作の映画)

3.6

これも面白かった!
最初入り辛くて、あれ?ヒッチコック?って思ったけど、結局途中からハラハラどきどき楽しんで、やっぱり上手かった

スカッとした終わり方で後味も良い!

ミッドナイトスワン(2020年製作の映画)

4.5

リリーのエディレッドメインも素晴らしかったけど草彅剛も光っていた。
トランスジェンダーについて多様性や個性という言葉で受け入れられているかのように錯覚するが、実際はこの映画に描かれているように、自由と
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午前4時にパリの夜は明ける(2022年製作の映画)

4.0

大きな出来事は起きないが、しっとりとして印象的な映画だった。

エリザベートもタルラもそれぞれ抱えてるものは違うけど、全くの他人の2人がお互い寄り添うように傷を癒していく様子が美しく描かれていた。
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シャレード(1963年製作の映画)

4.0

一直線でいかない展開で始終面白い!
サスペンスなのにシリアスすぎずかといって退屈さは全くなくて、
最後までなるほどねえと魅入ってしまう。
そして、最後の結末もよい!
こういうのをもっとテレビでも流して
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生きる LIVING(2022年製作の映画)

4.2

黒澤明の原作のリメイク。原作はまだ観たことがないので、
この作品だけの感想だけど、話も雰囲気もとてもよかった!

「昔はジェントルマンになりたかったんだ。少しずつ変化したから自分が”ゾンビ”になってい
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The Son/息子(2022年製作の映画)

3.5

このレビューはネタバレを含みます

内容がヘビーで観てからもずーんとしてしまう作品だった

ニコラスが抱えていた、誰になんと言って良いか分からない漠然とした不安はなんだかわかる。

自身の父親を反面教師に良い父であろうとしたピーターとニ
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ファミリー・プロット(1976年製作の映画)

3.3

冒頭、霊媒師の胡散臭さから始まって入り込めないかもと思ったけど、案外面白かった

コミカルで、さらりとした印象。
隣にあんな暴れん坊いる中でのあの運転技術はすごい笑
いつも何処かしらに登場するヒッチコ
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グッドフェローズ(1990年製作の映画)

3.3


冗談を言ってたかと思ったら、銃を向けるし、脅しだと思ってたら本当に発射しちゃうしで、
もはや仲間なのか敵なのか分からなくて全然信用ならない笑

掟を守りさえすれば自由だが、一度始めると掟の中でしか自
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ドライビング Miss デイジー(1989年製作の映画)

3.8

なかなかホークを受け入れず、ぎくしゃくした二人の関係から、
だんだんと心を許してかけがえのない存在になっていく様子が
デイジーのぶっきらぼうな態度の隙間に垣間見えると、観ていて笑っちゃうようなほっこり
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ディオールと私(2014年製作の映画)

4.0

一着完成するのに、どれだけこだわって、どれだけの修正が加えられてるのか、
完成までの気が遠くなる道のりの中に物凄い熱量を感じた。

実際オートクチュールってどうやって作られるの?っていうのが良くわかる
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ジュディ 虹の彼方に(2019年製作の映画)

3.8

1つの作品から背負った犠牲が大きすぎる。

小さい頃の環境が大人になっても染み付いてしまっているのが、ケーキをこわごわ口にする様子等に垣間見えて胸が痛い。

あのOver the rainbow が、
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.0

Diorのドレスの美しさ、特別感にハリスと一緒にときめいた。 

自分の中で夢でも事でも物でも、
手に入れたいもの叶えたいものがある人は生き生きしてて魅力的だ。
ときめきって大事。
人生を輝かせるなあ
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カラーパープル(1985年製作の映画)

3.9

登場する人人の扱いや考え方が信じがたいものばかりで、驚きと怒り通り越して唖然とした。
親に子が似るように、周りの環境に知らず知らずに凄い影響を受けていることが分かる。

そんな中で普通なら心が折れてし
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プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.2

メッセージ性の強い作品
復讐だけど、報われない感じがなんだかなあと、心に引っ掛かる。
主人公の女性も救われて欲しくて、他に解決方法があるのではと思ってしまうけど、
復讐としては相手に一生分のインパクト
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ホイットニー・ヒューストン I WANNA DANCE WITH SOMEBODY(2022年製作の映画)

4.3

Whitneyの歌声に鳥肌が立ちっぱなしだった。
あんなに感情が伝わる歌を生で聴いてみたかった。
The voice と云われるだけの贈り物という感じがした。

やはりそういうスターには、成功と引き換
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ラストナイト・イン・ソーホー(2021年製作の映画)

3.5

60年代と現実が交差する場面が魅惑的でわくわくしたし、
衣装も可愛いし、それを着ているエロイーズも可愛い、
からのエスカレートする不穏さ。
結末が最初の感じと全然ちがう笑

途中からずっと不吉だけど、
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