マさんの映画レビュー・感想・評価 - 12ページ目

ダークマン(1990年製作の映画)

4.2

皮膚を被って生きることの推奨
猫は爆死したっぽい

RAW〜少女のめざめ〜(2016年製作の映画)

4.6

白人男性は、白人男性である時点でマッチョイズムの原罪を背負うしかないの...? マッチョな洗礼描写は勿論、社会から差別され除外される肥満や隻腕のエピソードや、オチ的にはそう考える(別にジュリアデュクル>>続きを読む

エンター・ザ・ボイド(2009年製作の映画)

4.5

愛(偏愛)に恐怖もあるし、冷笑しかけるけど最後は肯定する。ギャスパーノエの性の見方が凄い。「チベット仏教の世界観で、死んだ男が生まれ変わるまで世界を彷徨う様子を一人称視点で描く」という変過ぎるストーリ>>続きを読む

ホステル(2005年製作の映画)

4.2

外の世界を知って成長するホモソに塗れたダメ男

アメリカン・スリープオーバー(2010年製作の映画)

4.3

デヴィッドロバートミッチェルはこの時代、このタイミングを本当に神話だと思ってて、それは正しいと思う
水辺は神聖な場所だというのは全作品に通底してる

中間点や不安定なバランスを常に意識してて、双子、ス
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バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)(2014年製作の映画)

4.6

ジャズとして魅せてしまうのカッコよすぎる バードマンの語りかけ、クレジットの環境音まで...

ゴッドファーザーを星5にしてるおっさんが「開始30分で見るのやめた、評論家向けだ!つまらない😡」と星1を
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アンチクライスト(2009年製作の映画)

4.3

「ハウスジャックビルト」はよりメタっぽいというか、「アンチクライスト」(アート)を作るラース・フォン・トリアー、を捉える映画

アンダー・ザ・スキン 種の捕食(2013年製作の映画)

4.6

ずっと最初に殺される女性の話でもある 男性の姿をしたエイリアンに殺されてから、「服」としてスカーレット・ヨハンソンに憑依し、ナンパ男を皮にしていくことで、男性に搾取される女性から人間としての自己や感情>>続きを読む

セイント・モード/狂信(2019年製作の映画)

3.9

丁度いい気味悪さの連続、随所の音楽のかっこよさとか、良い感じ
オチとかもうコントじゃん→良いね
ノリが重いようで、実は割と軽い気がする

ナイブズ・アウト:グラス・オニオン(2022年製作の映画)

3.7

良かったね(結局全部「見えてなかったとこの付け足し」だから、「ああ、そっすか...」になるしかない。ミステリーなんて全部そうか?)

バルド、偽りの記録と一握りの真実(2022年製作の映画)

4.1

全部言っちゃう感じは割と好きだけど、この映画が嫌いな人から見たらマジで言い訳にしか見えなさそう
映画って大体監督の自分語りだけど、今作はその濃度が(勿論周縁の要素と絡みながらも)異様に高くて頭痛がする

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

4.2

フェミニズム×ホラーとしてのひとつの完成系、「くだんねぇ、アホかよ笑」

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

4.2

「偉大」「名誉」(男性性に基づく「神話」)を手に入れたとして、それで全てが上手くいく訳じゃないと気づき、本当の勇敢さを手に入れ卒業する、ラスト10分めちゃ救われた。王が序盤で言ってることがそのまま答え>>続きを読む

窓辺にて(2022年製作の映画)

4.3

若葉竜也の役回りを「神は見返りを求める」と比べるとおもしろ、ラスト5分でめちゃ輪郭が揺らぐのも大好き

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

4.0

めちゃアダムマッケイ的なコメディ
搾取構造から脱する為の攻撃的な反撃、経済的な搾取から性加害(贖罪込)まで片っ端から浴びせるけど、でもそれで本当に(本質的に)救われるの?というアニャテイラージョイの疑
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ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.7

うん、ストーリーとかSF的スリラー作品としてのアラは置いといて、テーマは凄く大事だし、「全てが理想」のブックスマートの後にこれをやる意味も全然ある

ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

4.8

貴族的なリベラル()が抱えている地獄に全員が苦しみ続ける2時間半、辛い。結局そういう地獄から脱出できないことへの絶望と、後半 それを娘達の視点から冷たくフラットに描くセンスが凄い。俺達のやってる事って>>続きを読む