mameさんの映画レビュー・感想・評価

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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

4.5

ウェスの世界観120%
演劇の真髄、というか、表現の豊かさをひしひし感じてしまった
映像、セット、俳優、劇中歌、全てにおいて手を抜かない完璧主義
ウェスの映画は随所に可愛さがあってとっても好き

怪物(2023年製作の映画)

4.6

すごい映画だった。
どうしようもなく、伝えたいのにうまく伝えられない、そんなもどかしさがずっとあるような感覚。

子供視点の展開(もし3部にするのであれば最終章)でつっかえていたものが少し消化されたよ
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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.2

チープなVHSの映像になんとも心を持っていかれる、始まりからどこか父親の持つ影の部分が引っかかっていて落ち着かなかった。
父親にとって娘のソフィーは愛おしさと同時に眩しすぎて目を背けたくなる部分が共存
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ボーンズ アンド オール(2022年製作の映画)

4.0

序盤、友達の指を噛みちぎっちゃうシーンからサリーと出会うところあたりでかなり後悔した。
自分はスプラッター系ほんとダメなんだなと実感しつつ、冷や汗出しながらも頑張って見ていたけど、段々とストーリーに愛
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みんなのヴァカンス(2020年製作の映画)

4.0

初めてのギヨームブラック、
ずっと心地よい感覚で観れた作品。

突拍子もない始まりで旅に出て、そこから描かれる流れが「あ、フランス映画だ」と思わずにはいられない。
男子3人、そして彼らと関わる人たちの
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カモン カモン(2021年製作の映画)

5.0

大変よかった。
題材としてもとても良い、子どもたちにインタビューするというラジオジャーナリスト、それはとても希望が持てて美しい職のように感じられた。
アメリカという大国で暮らす子どもたちの思考はリアリ
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アネット(2021年製作の映画)

3.8

終始必死についていく感じだった。
ロックオペラ、なるほど…というかっこいい撮り方で、とにかくアダムドライバーが最高!
闇堕ちする男、ハマりすぎてて震えた。
もう最近はアダムドライバーに釘付けになってし
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マリッジ・ストーリー(2019年製作の映画)

4.0

見ていてほんとに辛くなってしまった…
それくらい主演二人の演技が自然で素晴らしくて。
愛し合って結婚しても、お互いの人生は巻き込めないものがある、それは愛しているからこそ、お互いが妥協できないものでも
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ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

4.1

村上春樹はちゃんと読んだことがなくて、なんとなく難しい描写から無意識に避けていたんだけど、今回のこの作品はすごくスッと入ってきた感じ(原作と映画は多少違うけれども…)

西島さんの声と霧島さんの声、こ
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JUNK HEAD(2017年製作の映画)

3.6

グロテスクな世界だけどそんなに嫌いじゃなかった

次回作も気になる終わり方だった

ワンダーウォール 劇場版(2019年製作の映画)

3.5

住人の濃さとか自由さとかいいよねぇ、と思うけど実際は絶対に住めないなぁ、でも浪漫がある。
吉田寮、一度見に行ってみたいなぁ。

須藤蓮の佇まいがなんか好き。

ANIMA(2019年製作の映画)

4.0

実験的な音楽性とコンテンポラリーなダンスのミックスがすごいよかった。

トムヨーク最高!!

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

4.2

そうゆう結末なのね…!となんだかアイロニー感溢れててよかった。

ディカプリオさすがです、ジェニファーローレンスのクールさ痺れました。

これを見たくてNetflixやっと入ったけど、ほんとに入ってよ
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フレンチ・ディスパッチ ザ・リバティ、カンザス・イヴニング・サン別冊(2021年製作の映画)

4.8

待ちに待ったウェスの新作🇫🇷

完璧な世界観に目が追いつかない、
どの章もクセとかアクが強すぎるけどちゃんとまとまるの凄い。

色彩が贅沢でロマンチックなのとモノクロームでムーディーなの、その使い分け
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音楽(2019年製作の映画)

3.6

絵がシュール

古美術の森田、熱い魂のこもった演奏がずっしり響いた…!

アメリカン・ユートピア(2020年製作の映画)

4.6

やっと、鑑賞!
これはスクリーンで観れてよかった、デヴィッドバーンかっこよすぎる!

バンドと観客の一体感、やっぱアメリカっていいなと節々に感じた🇺🇸

哲学的でコンテンポラリー、要所要所でアートを感
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ハウス・オブ・グッチ(2021年製作の映画)

4.0

どこの世界にもお家騒動はつきものだなぁ…
レディガガのイタリア訛りの英語とか演技とか凄い、あの目力で下から刺すように見られたら萎縮しちゃうな、まさに蛇に睨まれたカエル状態。

小指にゴツめの指輪をつけ
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ノマドランド(2020年製作の映画)

3.9

ずっと観たいと思いながらも観れてなくて、やっと鑑賞。

映像に癒された、こんなに美しい瞬間を収められる監督はすごい。

自分にとっての幸福って?とか、自分らしく暮らすって?とか、そうゆうことをぼんやり
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パリのランデブー(1994年製作の映画)

4.0

まさにフランス映画、という感じ。

さすが巨匠エリックロメール、パリの男女の描き方がお洒落だけどシニカル。

パリジェンヌは(というかフランス人は)理屈っぽくて気難しいけど、芯があって洗練されてるから
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ブックスマート 卒業前夜のパーティーデビュー(2019年製作の映画)

4.0

くだらないんだけど青春最高〜!という感じだった。
フラットな状態で観れるのも良かった。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.0

超大作SF、観る前に少し予習しておいてよかった…

映像美と音響効果も相まって終始引き込まれっぱなし、なんといってもティモシーの顔面強すぎ、美しすぎて堪らなかった。

政治覇権争い、というかなんかこう
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マルジェラが語る“マルタン・マルジェラ”(2019年製作の映画)

3.8

マルタンが語るMMM

ファッションデザイナーだけど、実験的な意味合いでのクリエイターの方がしっくりくる

豪華絢爛なものより日常で見つけるヒントとか、そういったことから産み出す洋服って強いなって思っ
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1917 命をかけた伝令(2019年製作の映画)

4.0

カメラワークが圧巻すぎた。
リアルなような夢見のような、その狭間を行ったり来たりした感覚。戦争映画ではあまり感じない感覚を得た気がする。

Summer of 85(2020年製作の映画)

4.5

秋になる前に絶対に見なくちゃと思った、この自分の直感を褒めたい!

主人公のアレックスがリバーフェニックスみたいだった、脆くて神経質であどけなくて可愛い。ダヴィドは危うくて刺激的でどこか儚くて美しい。
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レイニーデイ・イン・ニューヨーク(2019年製作の映画)

4.5

舞台はNYなのにどこかヨーロッパ的なエスプリを感じられるのはウディアレンだから。
雨に濡れるティモシーがめちゃくちゃ色っぽい。
ちょっと残念なダサさがありつつ、でもどことなく漏れる洗練されたところ、相
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嵐電(2019年製作の映画)

3.4

終始ノスタルジック。
どんな井浦新も絵になる、無人駅のホームに立っているだけで。
電車好きな男の子とカメラ好きな女の子の話、よかったな。

なまいきシャルロット(1985年製作の映画)

3.8

思春期の女の子の自尊心とかエゴとか、そうゆう部分をポップに詰め込んでいる。

フランス人の女の子はこんなにもキュートに、そして品もある着こなしができて羨ましい。シャルロットゲンズブールはずっと憧れ。

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