ぬさんの映画レビュー・感想・評価 - 8ページ目

ぬ

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さよなら歌舞伎町(2015年製作の映画)

3.8

ちょっと盛り沢山すぎる感もあったが、個人的にはかなり好きだった。

淵に立つ(2016年製作の映画)

4.5

痺れる。堪らん。色使いや構図など、計算し尽くされていて秀逸。赤が巧み。
浅野忠信はしばらく軽くトラウマになるレベルで怖すぎ!凄い。本当に凄い俳優。夫婦を中心に他のキャスト陣も素晴らしかった。

この世界の片隅に(2016年製作の映画)

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題材的に冷静に分析・批判することを無意識に避けてしまう自分がいる。が、入れ込んで感動するというのでもなく、自分と共鳴するリアルの感覚があるわけでもなく、反戦の意を固くさせられるのでもなく、どうしたらい>>続きを読む

野火(2014年製作の映画)

5.0

体感映画とは言い得て妙だと思う。

これを市川版のリメイクと呼ぶのは違う、
田村の視点から見た個人としての主観的な戦争体験をまるで観客自らが田村であるかのように錯覚させられる。それは恐らく塚本監督自身
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横道世之介(2013年製作の映画)

4.5

名作。
「もう戻れない過去」への愛おしさとそして何より切なさで胸が一杯になる

そこのみにて光輝く(2013年製作の映画)

4.0

1番好きかもしれない映画。
映画を見始めたきっかけの作品。
演技も映像も音楽も素晴らしい。メインキャスト3人の演技たるや。菅田将暉の一線を越えた目。ラスト付近決定的なあの瞬間の綾野剛の目。
圧倒的な絶
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サウルの息子(2015年製作の映画)

4.1

傑作。
カメラワークも個人的には好み。
人間が無機質な物として、肉として、扱われる様に、頭をガンと殴られたような感覚を覚え言葉を失う。その対岸にあるのが”埋葬”なのだろうか。
途中挟まれる記録映像

ディストラクション・ベイビーズ(2016年製作の映画)

3.7

狂気を見事に描ききった傑作

徹底的に(様々な)暴力を見せ続けるが、だからといって決してこの映画は暴力を肯定しているわけではない

怒り(2016年製作の映画)

4.0

傑作。悪人でやりたかった作品の方向性を、ぐっと見事に映画にしきっている。悪人より映画として完成度がずっと高い。悪人よりこちらのほうが断然傑作だと感じた。
演技は皆素晴らしいが、その中でもずば抜けて森山
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