のなさんの映画レビュー・感想・評価

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リバー、流れないでよ(2023年製作の映画)

4.0

上田誠さんのタイムループもの。

ツッコミどころはなくはないが、起承転結のメリハリがあり、コミカルなストーリーとテンポがとても楽しい。タイトルもコピーライトっぽくて好きです。

ノーカットシーンやキャ
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波紋(2023年製作の映画)

3.9

かもめ食堂の荻上監督作品。

鑑賞前は抽象的なタイトルだなぁと思いましたが、振り返るにすべてが「波紋」に結びついていて見事。
「波紋」そのものや、その表現を楽しむ作品だと思います。気持ちのいいストーリ
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マイスモールランド(2022年製作の映画)

4.2

恋も夢もある17歳の少女が、自分を生きられない世界。それでも殊勝に歩み続ける姿。
ドキュメンタリーとしても物語としても胸に響く作品でした。
結末は哀しいですが、これが現実ということ。誰にでも薦めたい映
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バカ塗りの娘(2023年製作の映画)

3.5

堀田真由さん、一見冴えない主人公にはまりこんでいて、セリフのないシーンの演技が特に見事でした。

津軽塗りの美しさ、面白さが丁寧に描かれていて引き込まれます。粛々とした作業と風景のささやかさ、そこから
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ルックバック(2024年製作の映画)

4.0

画風は原作のまま、自然なアニメーション技術の高さに驚きました。画の美しさ/好みでいうと過去一レベルかもしれません、、
原作初見の目の覚めるような感激は超えませんでしたが、面白かったです。
入場特典はネ
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愛なのに(2021年製作の映画)

3.9

瀬戸康史さんがかっこいい。
服もメガネも、ヒゲも職業も洒落てて(わたしの好みなだけ、?)少しもっさりしたキャラという設定を把握するのに時間がかかりました。
乱暴や激情に依らない、ありふれた人間くささに
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朽ちないサクラ(2024年製作の映画)

3.8

親友の不可解な死の真相に迫る本格ミステリーと、事件を紐解く中で浮かび上がる警察組織の闇が、俳優陣の圧倒的演技とこだわり抜かれた美しい画で描れた作品。

良い緊迫感があり、退屈せずに楽しめました。一方、
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蛇の道(2024年製作の映画)

3.8

黒沢清監督映画初視聴でした。

終始、徹底して不穏。
ストーリーとして現実的でない部分もいくらかあると思いますが、それによって全体の芸術性の高さと、柴咲コウ演じる「美しい女性」という象徴的なキャラクタ
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北極百貨店のコンシェルジュさん(2023年製作の映画)

4.2

ツチカさんファンで、観てきました。
イラストの線がよく再現されていて、ポップに動き回るキャラたちがとっても可愛かったです!
主人公が周囲の人と一緒に成長したり幸せを分け合ったりする王道ハートワーミング
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

ドラマチックな展開ではなく、
日常から語られる感情の機微が秀逸。

フィルムで撮られた柔らかい映像も、
ふんわりテーマを包んでいます。

優しい気持ちになれる作品です。
とっても好きでした!

不死身ラヴァーズ(2024年製作の映画)

3.9

一見ラブコメだけど、ちょっぴりコワさや哀しさみたいな味もあり。
フィクションならではの楽しさが詰まってる感じがします!

主演2人は若々しく爽やか。
見上愛さんの衣装がめちゃくちゃかわいい。
スカート
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かくしごと(2024年製作の映画)

3.8

認知症の父と記憶喪失の少年、作家業を営む女性。
事情を抱えた3人が周囲の人や景色と時間を重ねる様が特殊だけど自然で、暗くも明るくもないのが好印象でした。
人と人が関わることは、単純な足し算ではなく複合
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冗談じゃないよ(2023年製作の映画)

4.0

譲れないこととか、うまくいかないこととか。
折り合いをつけろって?冗談じゃないよな。

特に表現者には響くのではないかと思います。
場面の切り取り方や抽象表現の織り交ぜ方など、個人的にとてもタイプでし
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ニュー・シネマ・パラダイス(1989年製作の映画)

4.4

気を衒っていないのに、ありふれていない。

世代、時代を超え心に沁みる、
人生のもの哀しさ、そして美しさが見事。

また観たいです〜

(フィルム燃えやすいなら映写室に水置いとくべきでは、?というのは
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ぼくらの七日間戦争(1988年製作の映画)

3.7

80-90年代のアメリカ青春映画のような雰囲気。キャラクターたちはグーニーズやスタンドバイミーに近いものを感じる。
もったいぶった科白も時代感があって良い。(決して演技が下手とかではないと思う。)設定
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Winny(2023年製作の映画)

4.4

映画なので多少脚色されている部分もあるかもしれませんが、日本の技術者軽視と警察腐敗は本当に赦せません。
一方的な横行を埋没させず、こうして作品として学ばせてもらえてありがたいなと思います。
強者ではな
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生きてるだけで、愛。(2018年製作の映画)

3.5

フィジカルもメンタルも剥き出し。
救いのあったやすこは、多分ツいてる。
こういう映画はなんていうジャンルに入るのだろう、、

82年生まれ、キム・ジヨン(2019年製作の映画)

3.8

現代社会において、女性が置かれる立場と、その影響の可能性を表した作品。
元来優しく明るい主人公の心がじわじわと影を落とす様子が胸にくる。音や画角なども効果的。
個人的にはラストシーンがない方が、結論が
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リバウンド(2023年製作の映画)

4.0

漫画のような実話。爽やかな青春映画。

チョンジヌンさん=ギュヒョク役 がツボでした、かっこよかった〜。(32歳にはとても見えません、!)

緩急のある場面展開にクスッとしたりぐっときたり。臨場感のあ
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ブルーアワーにぶっ飛ばす(2019年製作の映画)

3.4

夏帆のガサツ系女子演技に驚き。(バイアスでときおりどうしてもゆるふわ妹系に見えてしまうんだけど。)

田舎特有の風景と人情がどこか懐かしい。こじらせ過ぎともいえるキャラは多くの人が人生で一度は抱く厭世
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シング・ストリート 未来へのうた(2016年製作の映画)

4.8

好きな映画をひとつだけと言われたら答えることもあるくらい好きです!サントラも散々聞きました。

恋、レジスタンス、そして何よりロックミュージック。全てが青々と響き合う。
民族要素も深みを与えています。
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マイ・ブロークン・マリコ(2022年製作の映画)

3.9

喪失に埋まり、寄り添い、迷い、生きることを描いた作品。
「もういない人に会うには、自分が生きているしかないんでしょうか。」というセリフが心に留まりました。

永野芽郁が、粗野(悪い意味でなく)な女性に
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ロマンスドール(2019年製作の映画)

3.6

蒼井優さん、キタロウさん、ピエール瀧さん、、と百万円女に登場したキャストが随所に。(ピエールさんだけ全然キャラ違う)

笑いと切なさ、挫折と挑戦、ととてもバランスの良い作品。

ある男(2022年製作の映画)

3.9

哀しく温かいヒューマンミステリー。妻夫木くんの日系3世という設定が絶妙。演技派揃いで、しっかり引き込まれました。
平野啓一郎さんが書く原作も気になりますが、瞳の描写など映像ならではの緊迫感が見所なので
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百万円と苦虫女(2008年製作の映画)

3.9

ここでないどこかに移動しながら、新しい環境で他人と関わる。控えめながら芯の強さも弱さもある鈴子。誰かに影響を受けて変わった、というより受け取ったものを自分なりに考えてまた歩く、という見せ方が良い。弟と>>続きを読む

ビューティー・インサイド(2015年製作の映画)

3.8

モチーフもストーリーも美しい。キャラがナチュラルなのが好印象。主演のハン・ヒョジュが抜群にかわいい!
フィクショナルな設定に対する描写が繊細でとてもリアルな分、ビザパスポートに始まる身分証明他現実的諸
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市子(2023年製作の映画)

3.6

去年12月に劇場鑑賞したのですが、、
もうアマプラで観れてしまうの、!?

少しずつ明かされる市子を形作る過去。
変えられることと変えられないこと。後者の色がどんどん強くなって、痛みがあと引く作品です
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グーニーズ(1985年製作の映画)

3.6

内田英治監督が好きと言っていたのを聞いて、観ました。

ドキドキハラハラ。漫画みたいなキャラの強さ。ロケセットすごい!

インディジョーンズっぽい。ホームアローンっぽさもある。バックトゥザ・フューチャ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.9

映像に圧倒されました!
予測不能の展開。感覚的SF。結びが好み。
疲れてる時にはおすすめしません。

パスト ライブス/再会(2023年製作の映画)

3.5

テーマだけでなく、構成やセリフのシンプルさ、エンディングの音楽など含め、大人な雰囲気を持つ作品でした。
引き込まれるシーンは多かったものの、後半引っかかるポイントもあり、正直(アカデミー賞有力という帯
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いまを生きる(1989年製作の映画)

3.9

学園、男子、青春。
人と、自分と衝突しながら瞬く、苦悩と歓びが青々と眩しい。

アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.6

ウェスアンダーソン作品はホテルブダペストしか観ていませんが、それに比べると難解、また子供が出ていたりテーマが宇宙だったりで可愛らしい印象でした。
計算された構図と色合わせでどこを切り取っても美しい映像
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あとがき(2024年製作の映画)

4.2

芝居。ロック。それぞれの道で成功することを夢に、下北沢の安アパートで共に過ごすことになった2人の若者の物語と、そのあとがき。

夢を追う者たちのまっすぐで切ない格好良さとノスタルジックな日々、何かを正
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南極料理人(2009年製作の映画)

4.0

アマプラで無料になったので観ました!

訳あって南極調査隊に務めることになった料理人を中心に、隊員の約1年半の滞在生活を描いたお話。
外は-54°の極寒。娯楽がない中、大人の男性8名が大なり小なり不満
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笑いのカイブツ(2023年製作の映画)

3.6

「彼が笑いのカイブツなのか、彼が笑いのカイブツに喰われたのか」というキャッチコピーが的を射ています。笑いにすべてを振り切った男の実話。
主人公ほどではないが生き方を広くは選べない周囲の人や、笑いの理解
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