nori110さんの映画レビュー・感想・評価

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BLUE GIANT(2023年製作の映画)

3.5

ジャズが好き。ジャズ映画が好き。その前提で。

ピュア。
まるで60年代の映画のよう。  

直球のシンプル極まりないストーリー。
原作は読んでいないからこそ、スムースに入ってくる。
だから純粋に音楽
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アステロイド・シティ(2023年製作の映画)

3.5

二回連続で観た。

それでもよくわからない。
でも、よくわからないのだけど心地よい。
なんだこの映画。

多分、これから数年に一度は観るな。
間違いなく。

なんだこの映画。

パリの調香師 しあわせの香りを探して(2019年製作の映画)

3.8

匂いを映像で表現するのは難しい。

でもこの映画は漂ってくる匂いが感じられた。

ハリウッド映画のようなハッピーエンディングではない。
でもこれがフレンチ流のハッピーエンディングなのかなと思う。

レザボア・ドッグス(1992年製作の映画)

4.0

25年ぶり2回目の視聴。

時代は変わるんだなと思った。

当時はこの下世話な会話が粋で、生々しいヴァイオレンス表現がクールだった。

今の感覚で観ると、多分にアウトな表現が多数。。

一つの時代を作
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リバーズ・エッジ(2018年製作の映画)

4.5

あぁ、この痛さ。イタさ。

本当に好きだぁ。

蒼い。

心酔、陶酔、どんな言葉でもいいけど、深く入り込んで観ると、心の奥底に共鳴して届くものがある。

でも届かない人には絶対に届かない映画。

それ
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グレイテスト・ショーマン(2017年製作の映画)

4.2

うわぁ、すげぇ

心が躍る。踊る。🕺

ポジティブな音楽に乗って信じられないくらい心がバクバクする。

諦めたことに今なら立ち向かえる気がする。
不可能なことに今なら挑戦できる気がする。

そんな素敵
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ビサイド・ボウイ ミック・ロンソンの軌跡(2017年製作の映画)

3.7

ミックロンソン

ジギースターダストを中学校の時に聴いて衝撃を受けて以来、最も好きなギタリストのうちの1人だ。

ミックの人となりがわかる良い映画で非常に興味深いが、果たしてミックを知らない人が見たら
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オン・ザ・ミルキー・ロード(2016年製作の映画)

3.0

客観的に観て素晴らしい映画だとは思うのだが、
うーん、合わない。

理由はわかっている。

動物の描写が好きではない。
エミール本人演じる主人公に、感情移入ができない。
エミールがモニカベルッチと共演
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デヴィッド・ボウイ ムーンエイジ・デイドリーム(2022年製作の映画)

4.5

デヴィッド ボウイの言葉たちが紡ぐ映画。
一言も聞きもらしたくないと思える。

殻を破ること。
変わることを恐れないこと。
常に自分の能力より先に行くこと。
今いる場所が安全ならば飛び出すこと。
足が
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ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド(2019年製作の映画)

3.8

正義は勝つ!勧善懲悪!ハリウッド万歳🙌

ではない。

さすがはタランティーノ。
一筋縄ではいかないのはわかっていたがこう来るとは。

うん、とても旨味のある映画。

オットーという男(2022年製作の映画)

4.0

すごくいい映画。

ストーリーの骨組みはよくあるもの。

でも主人公を演じるトムハンクス。
この映画が素晴らしいのは彼によるところが本当に大きい!

悲しみや喜び、そしてそれだけではない、日常における
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グランド・ブダペスト・ホテル(2014年製作の映画)

4.4

最高に面白い映画。

何度でも見たくなる。

洒落ていて、エスプリが効いていて、それでいて、シリアス且つコメディ。

とても古典的な骨組みをしているが、粋な要素がそこかしこに散りばめられている。

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ブルー・バイユー(2021年製作の映画)

3.8

アメリカにおけるアジア人の養子縁組の問題が主題。

そこに人種差別、警察の汚職、古い法律の矛盾、親子の絆と血縁など様々な現代の問題が重なり合う。
 
途中とても重い内容ばかりで、観ていて辛くなる。
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シザーハンズ(1990年製作の映画)

4.0

あぁよかった。

まだ心は動いている。

10代20代の時に観た感動はまだ、40代でもある。

Purity その一言に尽きる。

この映画は自分の心がまだ動いてるかどうかのベンチマークな気がする。
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プラダを着た悪魔(2006年製作の映画)

3.8

あまりない感想かもしれないが、信じられないくらい誰よりも何よりもメリル・ストリープが最高だった。

抑えた演技の中にさまざまな感情を滲ませる。 

昔観た時にはアン・ハサウェイのキラキラ感にばかり目が
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マイ・インターン(2015年製作の映画)

3.6

とてもアメリカンな映画

テンポも良く気軽に観て元気になれる。
ロバートデニーロのあっさり目な演技もはまっていて良い。

仕立て屋の恋(1989年製作の映画)

3.8

20年ぶりくらいにみた。

監督のパトリス・ルコントは昔から好きで、そのきっかけがこの映画だったように思う。

当時、映画を見始めたばかりでこんな映画がありなんだと、所謂アメリカ、ハリウッド映画との違
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マッドマックス(1979年製作の映画)

2.8

B級映画とは知っていたが。ここまでとは。

スタンドや特撮の凄さは半端ない!

しかし肝心の物語が心に響かない。
個人的には、80年代HM/HRのテクニカルなギタリストがメインのチープな音質の音楽を聴
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ブライアン・ウィルソン/約束の旅路(2021年製作の映画)

3.8

ブライアン・ウィルソン。

共感するなあ。

兄弟への嫉妬。でもわかってる。しっかりとパーソナリティを認めてる。それでもいけてない自分。

とても共感する。

天から降りてきた音楽だと思う。

昔から
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アナザーラウンド(2020年製作の映画)

4.3

この映画好きだなー。

酒飲みの自分には共感しかなかった。

多幸感、高揚感、一時的な感情の昂りと後悔、そして絶望感。

全て身に覚えのあること。

酒に酔って書いた文章を翌日見返した時のなんとも言え
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摩天楼はバラ色に(1986年製作の映画)

3.8

30年前くらいにテレビで見てとても好きだった映画の再視聴。

当時、成り上がり成功を信じられないくらい爽快に感じたことを記憶している。
そしてこれがアメリカンドリームだと思って、まずは英語だと勉強しだ
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明日に向って撃て!(1969年製作の映画)

3.8

ひたすらポール・ニューマンとロバート・レットフォードがカッコいい映画。

男二人のコンビものの映画の多くに模倣される、二人のやり取りは今でこそよくあるものなのかもしれないが、当時は相当いかした男のコン
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イージー★ライダー(1969年製作の映画)

3.9

斉藤和義が歌の中で、

『すてきなストーリーの年に何度か一人で夜中に見たくなる映画』

だと言っているがまさにその通りの映画。

善と悪、新と旧など価値観の地殻変動が起きていた時代の本当にピュアな素敵
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クローサー(2004年製作の映画)

4.3

何より主題歌の『the blower's daughter』がめちゃめちゃ名曲。

映画の方も個人的には出会いと別れを何度も経験した人にとってはとても、本当にとても痛みがわかる映画ですばらしい。

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華麗なるギャツビー(2013年製作の映画)

4.2

約10年ぶり二回目の視聴。

元々原作を読んでいる。

バズラーマン。
この人の脚色をどう感じるかが評価の分かれ目。

個人的には好き。

今読むと少し古めかしい原作を生き生きと現代の感覚で蘇らせてい
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blank13(2017年製作の映画)

4.0

あぁこの映画好きだなぁ。

特にリリーフランキーと神野三鈴の夫婦。
すごいよ。
よくある夫婦の役回りだけど、神がかってる。

そしてラストのハナレグミのカバー『家族の風景』
これしかない選曲。

ウイ
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海街diary(2015年製作の映画)

4.0

家族のキズナとは。

血の繋がり。
一緒に過ごした時間。
思い出。
 
母と父は血は繋がってない。
でも子供同士は同じ血が流れている。

複雑な繋がりの中で、キズナを深めていく姉妹達のごく平凡な日常の
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その日、カレーライスができるまで(2021年製作の映画)

4.2

この映画なんなんだろう。
失ったものがメインのテーマの1時間足らずの作品。

リリーフランキーの淡々とした語り口や所作がこの物語を支えている。

ちょっとだけ特別な日常のただの一コマのはずなのだけど。
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15時17分、パリ行き(2018年製作の映画)

3.6

多分これが事実だからなんだと思う。

もっと、わかりやすく感動的に色をつけることもできたはず。
でもそうはしない。

そこがクリントイーストウッド。

ドキュメンタリーのようにたわいもないことにフォー
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運び屋(2018年製作の映画)

4.0

クリントイーストウッド、凄すぎる。
老いまでも演技に昇華するなんて。

何より老いた自身を客観視して監督として映画にできる時点で半端ない。

家族の大切さを後悔の念で説く主人公アールの言葉は間違いなく
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グラン・トリノ(2008年製作の映画)

4.5

カッコ良すぎるよ。

これを自分で演じて監督してるなんて。クリント・イーストウッドヤバすぎる。

戦争体験、人種差別、銃、そしてもっと普遍的な恋とグラントリノ(車)。

少しでもバランスを崩してたら炎
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善き人のためのソナタ(2006年製作の映画)

4.0

ヴィースラー大尉(ウルリッヒ・ミューエ)の傍観者としての悲しさ。

これに尽きる。

怒り、恋、嫉妬、悲しみ。
色んな感情を無表情の中に滲ませる。

そしていつのまにか傍観者ではなく共犯者に。

感情
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