norimさんの映画レビュー・感想・評価

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きみの色(2024年製作の映画)

5.0

山田尚子監督がその卓越した技量を見せつけた傑作。すばらしい作品。

それぞれに思春期の事情を抱える3人の高校生がひょんなことからバンドを組み、曲を作るという作業を通じて心も通わせていくというストーリー
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おとなの恋には嘘がある(2013年製作の映画)

3.5

派手さは全くないですが少し心が温まる小品。大人になると色々な寂しさもあるけれど、それでも人生は悪くない。

ザ・ウォッチャーズ(2024年製作の映画)

3.0

うーん、サスペンスホラーというよりはダークファンタジーと思って観たほうがイメージに合うんじゃないかと思います。特に怖くもないし、設定もやや強引な感じは拭えません。終盤の展開も勘のいい人ならわかってしま>>続きを読む

イエスタデイ(2019年製作の映画)

4.0

ストレートでいい映画。設定のアイディアを突飛なことをせずに丁寧に映像にしていて安心して観れる。

エド・シーランもいい味出してるし、何よりリリー・ジェームス可愛すぎる。

変な家(2024年製作の映画)

3.0

川栄季奈さんが好演。石坂浩二さんと根岸季衣さんはエンドロール見るまでわからなかった(笑)。

ニーナ・シモン 魂の歌(2015年製作の映画)

4.0

壮絶な人生、だからこそ生まれた魂の歌。しかしこれを見ると売れたNINAを働きづめにした挙げ句に暴力を振るったDV元夫が諸悪の根源のような気がするけど、その人がヌケヌケと出演しているところがすごいな、、>>続きを読む

サマーフィルムにのって(2020年製作の映画)

5.0

紛れもなく傑作。青春とは熱中すること。楽しみ、悩み、笑い、そして成長する様が97分の物語に非常に上手く表現されている。

まず青春映画に必要な条件、熱量・友情・恋愛・悩みと葛藤などがテンポよく配置され
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僕らの世界が交わるまで(2022年製作の映画)

4.0

これはまあ人を選ぶ映画。ほんとに特に何も起こりません(笑)。ただただ人の心情を美しい映像とセンスのいい選曲(これよかった)で描写する、繊細な映画。ウディ・アレンの中期の作品(セプテンバーとかインテリア>>続きを読む

おいしいコーヒーの真実(2006年製作の映画)

3.0

2006年作品なので、まだフェアトレードが一般的に知られる前の映画。エチオピアのコーヒー農家の困窮の実情とそれと闘う組合長を中心に描かれるドキュメンタリー。今はまた事情は違うかもしれないけど、世界の格>>続きを読む

ザ・ベビーシッター ~キラークイーン~(2020年製作の映画)

3.5

安定のくだらなさ(笑)。前作の登場人物がほぼ全員生き返って、また殺される。もはやベビーシッターとは何の関係もなし。ヒロインのジェナ・オルテガが爽やかに好演。まあこういう映画は世の中に必要。

ザ・ベビーシッター(2016年製作の映画)

4.0

なんか面白い映画ないかあ、と思ったらこれを観てください。絶対面白いことは保証します。でもただ面白いだけです(笑)。監督はチャリエンシリーズでえおなじみマックG、といえばどんな映画か想像つくかも。そうい>>続きを読む

竜とそばかすの姫(2021年製作の映画)

4.0

現代の歌う巫女の中村佳穂 x 細田・サマーウォーズ・守監督。期待しかなかった映画ですが、期待どおりの作品でした。

特に良かったのは映像。雄大な仮想空間のデザインとリアルの日本の田舎の風景の対比は細田
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映画大好きポンポさん(2021年製作の映画)

5.0

面白いに決まってる映画を観に行ったら、予想以上に面白かった。簡単に言うとそれだけだが、面白さはナナメ上じゃなくて真っ直ぐにはるか上だった。

「ものづくりを目指す人間が”ふつう”なんて言ってんじゃない
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劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年製作の映画)

5.0

ムスメと鑑賞。ufotableの映像世界いいですね。そしてエンドロールにLisaさんの「炎」。日本のアニメの底力を見せつけられました。ラストは女子のすすり泣きの声が映画館に溢れました。

ようこそ映画音響の世界へ(2019年製作の映画)

5.0

これは観ないと、そして絶対に映画館で観ないと。
と思って観てきました。そして観てよかったと、、、

これまで映画においてあまりスポットライトの当たらなかった音響について、時間軸でその進化を振り返りつつ
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バッド・グランマ(2017年製作の映画)

3.5

こういう映画好き。パム・グリア姐さんがこんなところでバッドグランマに(笑)。

search/サーチ(2018年製作の映画)

4.0

手法としてのPC画面利用はお見事だが、この映画の本質はそこにはない。父と娘がお互いを知る、良いドラマ。アジア系キャストなのもこの物語としてはしっくりくる。

カメラを止めるな!リモート大作戦!(2020年製作の映画)

4.0

 今、この作品を見ることができて感謝しかない。あいかわらずMAOさんの狂言回しっぷりがお見事。

デッド・ドント・ダイ(2019年製作の映画)

3.0

ゾンビの設定、登場人物そしてアメリカの片田舎の人間模様など色々なものを描こうとした意欲的な作品だとは思うが、結果として作品のインパクトが薄れてしまった感は拭えない。ちょっと散漫っていうか、ゾンビ映画の>>続きを読む

アナと世界の終わり(2017年製作の映画)

3.5

期待よりは面白かった。ゾンビ+ミュージカルという触れ込みだったけど、これは青春映画。ディズニーとかそういう感じに観てもらえればいいかと。友情、父と娘の葛藤と愛情、若さゆえの悩みなどうまく散りばめられて>>続きを読む

ゾンビランド:ダブルタップ(2019年製作の映画)

4.0

年末に見逃しちゃってたら、運良く年始の出張の機内で観賞できた。10年ぶりに会った4人だったが期待通りの面白さ、新キャラたちもうまくハマっててよかった。エマ・ストーンはやっぱりこういうビッチ役が一番映え>>続きを読む

アイ・アム・マザー(2019年製作の映画)

3.5

結末について、もやもやするっていう人もいればスケールの大きさを感じる人もいると思う。私は後者だったが、それは人それぞれか。タイトルの意味は何なのか?この物語の問いかけるものは?とか考えさせられるだけで>>続きを読む

ストックホルム・ケース(2018年製作の映画)

3.0

ストックホルム症候群と言われる現象の元となった1973年にストックホルムで起こった銀行強盗における犯人と人質の関係についてのドキュメンタリー風の映画。なるほど、とは思ったがさして深みがあるわけでもなか>>続きを読む

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)

4.0

静かにあくまで静かに深い映画。過去に犯してしまった過ちに悩む一人の女性の姿を斬新かつスタイリッシュな形で描く手法はトム・フォードならでは。美術館の中の展示品や母親から受け継いだ”悲しい目”などの暗示の>>続きを読む

ロスト・マネー 偽りの報酬(2018年製作の映画)

3.0

なかなか重苦しいサスペンス。二転三転するストーリーラインは何かに似てる、と思ったら脚本がギリアン・”ゴーンガール”・フリンということで納得。そういう感じの物語。
主演のヴィオラ・デイヴィスはさすがの演
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