こりんさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

4.0

オリヴィア・コールマンとジェシー・バックリーの演技みたさに鑑賞。

不穏な空気の含有率がちょうどわたしの好み。演技が好み。母として、女性として、人として、を演じる。

ふたりにOscarを🏆

音楽(2019年製作の映画)

4.1

全編ロトスコープを用いた作品。

作品がただそこにあり、一緒に閉じ込められていていくような。笑う前にジリジリ染み込んできた。

か、かっこいい…

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

4.5

広い、狭い。バランスが良い。

心地よく、不安と安心が行き交う。

スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム(2021年製作の映画)

4.5

意味深な投稿は控えます。

今年一本目の作品はこれ!と決めてました。

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

4.0

2021年映画納めにこれを観た。
締めくくりに相応しい作品。

コリン・ファースが恋しい。
今年はいっぱい映画館に行けますように。

浅草キッド(2021年製作の映画)

3.6

Xmasに浅草キッドを。

やけにナイツの土屋に似てる俳優やなぁと思ったら土屋。

笑われんじゃねえぞバカヤロー

ドント・ルック・アップ(2021年製作の映画)

3.7

オンライン試写会にて。

カオス(混沌)とコスモス(宇宙)の対義語そのもの、な作品だった。その中に結局は単純なものや馬鹿げたものが転がっている。

人生ってこんなもので、社会はくだらなく、呑気に生きて
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木と市長と文化会館/または七つの偶然(1992年製作の映画)

3.5

Amazon primeにロメール作品がきた、ということで観た。よく喋るひとびと。美しい景色。フィルムの映像。考え方。

DUNE/デューン 砂の惑星(2020年製作の映画)

4.4

あのDUNEをドゥニ・ヴィルヌーヴが。あのシャラメが…!今年一番楽しみにしてきた。

IMAXで観、ポスターとパンフレットを抱えながら帰宅。久しぶりの映画館と相まって興奮冷めやらぬ。

この3時間…こ
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ファーザー(2020年製作の映画)

4.3

アンソニー・ホプキンスオスカー受賞作品。役名もアンソニー、生年月日も同じ。

認知症本人の視点で描かれる脚本。
身体から頭が離れゆくような大切なひとの朽ち果てる姿を、周りも本人も受け入れられない。崩壊
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ノッキン・オン・ヘブンズ・ドア(1997年製作の映画)

4.0

ボブ・ディランの『Knockin' On Heaven's Door』

命の重みを逆説的に軽く、可笑しく描くオフビート、ディスコミュニケーション、面白い。

エンドロール全部みてよかった。

ジグザグキッドの不思議な旅(2012年製作の映画)

3.9

わくわくするテンポの良さ。

眼でみて、楽しい。
映像がとにかく好きなタイプ。

オランダやフランスの街並みを味わい、夏休みにピッタリな一作品。

ハンナだけど、生きていく!/ハンナはいつも、アイされたい(2007年製作の映画)

3.5

00世代のマンブルコアというジャンル。

ほぼ即興のセリフと、カット割りのない手持ち撮影。リアリズムだなぁと思いながら。"大衆向け" ではない、ただそこに横たわる作品。

退屈なのも好きだなあという人
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ニック・オブ・タイム(1995年製作の映画)

3.1

土曜深夜のテレ東から流れてくる映画ふら〜っと観るのも良いものね

ザ・ライダー(2017年製作の映画)

4.1

役者はみな実在する人物であるが、フィクションの中にある真実の物語。

彼を映画にしようと計画していた撮影を前に、ケガをしてしまったブレイディ。

クロエ・ジャオの映像は信頼できる。

アンソニーのハッピー・モーテル(1996年製作の映画)

3.8

ウェスの長編デビュー作、やっと観れた。これがこの人の最初の作品なのねというように、やっぱり意識して観ちゃう。

今の彼の、緻密さや洗練さの片鱗。
登場人物の魅力は相変わらずで、若かりし頃の確かな輝きが
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三島由紀夫vs東大全共闘 50年目の真実(2020年製作の映画)

3.9

半世紀前、三島の死の一年半前に起こった、東大全共闘との討論。

意外だったのが、三島はことばを負かす武器として持たず、狂気とは程遠い。近代ゴリラとは周りが勝手に貼り付けたレッテルにすぎない。

美しい
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.7

先人たちの時代を経て、今の時代を生きていることを実感した。

合憲、違憲、それだけでなく、何百年の歴史のなかで、過去と未来が繋がっているということ。

無意識に当事者に向けられるヘイトが1番怖い。

ビール・ストリートの恋人たち(2018年製作の映画)

3.6

「人間の違いは母親が違うだけだ」

生まれてくる環境で、苦しみの種類がそれぞれ違うし自身で選べない。全世界の、全やなことなくなれ。

グリーンマイル(1999年製作の映画)

3.7

生きていたくない。 

サム・ロックウェルはどの作品でも嫌に良い。

青いパパイヤの香り(1993年製作の映画)

4.3

深く、物憂げな空気のトーンが、美しい映像と音楽に乗っかかる。湿り気が眼から伝わってくる。

凛とした生命力がより一層際立つ。
溝口健二から影響を受けたというカメラワークの手法。また夏目漱石の『草枕』、
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博士の異常な愛情 または私は如何にして心配するのを止めて水爆を愛するようになったか(1964年製作の映画)

4.2

結局ナチでアイロニーじゃないか!笑
革新的かつ別次元おもしろ風刺映画。

調べていて、「熱弁中に勢いあまって後ろに転ぶも立ち上がり、なおも熱弁する(これはヒトラーが演説中に興奮したときの癖と同じ)。」
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I Am Easy To Find(原題)(2019年製作の映画)

4.1

やっぱりマイク・ミルズの作品がだいすき。重みのあるカジュアルさ。

The Nationalのアルバムにリンクしたショートフィルム。一生の描き方が、手法が、映像と音楽が、とっても良い。

天国にちがいない(2019年製作の映画)

4.5

すき……………!とっても……………!

シンメトリー構図が美しいのはもちろん。小説では、ことばの描写で情景を読み取るように、この作品では眼で読み取る。それがとってもワクワクする。

喋らない主人公もこ
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ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

4.0

モノもキモチも山盛りになると埋もれていく。やっぱり、目に見える環境を解していくのは気持ちを解すことにも繋がる。

劇場で観たかったタイの作品。
画の切り取り方、ラストシーンがとてもすき。

身勝手こそ
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ぼくの伯父さんの休暇(1952年製作の映画)

3.6

愛しくも可笑しいお話。

最初から最後までよくこんなに可笑しくできるなぁ。こんな夏を過ごしてみたい。