それぞれの大事な人を失いながら、それぞれの大事な人の想いが詰まった場所を進みながら、初めて「悲しみの重さ」を知る。
なにかを「信じる」、誰かを「信じる」、何が起きてもおかしくない世の中で「自分らしく」生きることがどれだけ難しいのか、やりきれない思いが込み上げる。
デジタル社会で生まれた残酷な真実は、ほんの僅かな遊び心。「答え」にたどり着く時、消えない悲しみだけが残り続ける。
異常な現象を人間の欲で作り上げた「罪な力」で混沌が生まれ、残酷にも「正義」は偽者の味方をし、人間の世界に光が消える。
優しくても、賢くても、可愛くても、かっこよくても、どんなにいい人間であっても平等に訪れる「死」は「死」を向き合う場所で新たな旅たちを迎える。
本当の名を知る時、胸が苦しくなるほどの悲しみと「本当」の復讐心が芽生える。
どちらも正しい正義がぶつかり合う悲しい世界で、やりきれない思いを抱え「運命の6話目」を迎える。
二転三転と変わっていくストーリーや生徒のキャラクターも魅力だが、桜木先生の言葉は、不公平な世の中でキットどんな人にも伝わる「力」がある。
何事もなんだか不器用なジニー、何事もパワフルに進み続けるジョージア、魅力的なキャラのおかげでコミカルな展開が際立つが、ラストは最悪の展開へと変貌する。
人は愛と執着を履き違えている。その言葉が深い湖の底から記憶を失っても失えない思いが不思議な関係へと時代を超えて続いていく。
気づかずに「何かが」崩れていく時間の中で、瞳の奥に映るものは恐ろしい狂った心だった。
わずかな言葉が、わずかな出来事が「戦争」になりうる中で、キャリーはキャリーの「正義」で終わりのない「悪意」と戦い続ける。
壮絶な時代を駆け抜けた光秀、最後の最後まで世を平らかに、戦のない世界を作ろうとする志しは時代が変わっても人々の心に燃え続ける。
過激化するトビアスを中心に前作以上のダークな展開と社会に切り込みを入れるストーリーは見応えがあると思いきや、チープさのストーリーの方が目立ってしまう。
なんだかよく分からないオカルト要素が強くなりシーズン1とは全く別の不気味な世界観の中でアーチーやベティたち、そして視聴者までもが「大人たち」に翻弄される。
氷のように粉々に砕けてしまう心では、スノーピアサーの世界で生きていけない。燃える心で覚悟を持って「彼ら」の革命を起こせ。
それぞれ主要キャラクターがしっかりと確立していてまだまだ序盤に過ぎないが、どんどん物語に深みが増し、今後の展開に期待ができる。
絶望に満ちた世界で様々な「欲望」に心が押しつぶされそうになるが、タイトルの意味にほんの少しだけ光明が見える。
突然始まった「絶望」のゲームにアリスたちはそれそれぞれの思いを握りしめて抗い続ける。規模の大きさに驚くが、新たな演技?が見れるキャストの魅力も大きい。
混沌と絡み合う様々な出来事の中で、検事として、警察としてそれぞれの立場で正義を貫こうとする2人の眼差しは心が熱くなる。
スーパーヒーロー達、特にホームランダーの笑顔が悪役顔で、悪役ぽいフレンチの心は優しいヒーローそのものだった。
人の染み付いた真っ黒い感情は登場人物に連鎖し、そしてどんどん消えていく。イメージしたこのない演出やストーリーに新しくも昔のジャパニーズホラーが戻ってきたと感じた。
誰かを思い続ける中で「私を好きにならないで」という言葉が何年も何十年も心を縛り付ける。
思わぬ方向に進んでいくこの物語は、どことなく現実に近い闇で足掻くキャラのなんとも言えない感情が押し寄せてくる。
それぞれ葛藤する問題にぶつかったり時に離れたり、そんな日常を描くからこそハッピーエンドだけじゃない。ただ最高の仲間のおかげでいつも最後は少し笑顔になれる。
特殊な力などないがシカゴで賢明に命と向き合う展開はどの回も緊迫感があり、キャラクターの魅力も深みを増していく。
大好きだったあのコンビが見れないのはすごくすごく残念だが、人を助ける立場の人はそれでも前に進まなくちゃいけない甘くない展開がリアルに感じる。
仲間と共にあるからこそ全員がヒーローになれる51分署は魅力に溢れている。
生きるか死ぬかの現場はどの回も迫力があり、レスキュー隊のセブライドと救急隊のシェイ、そしてシェイとドーソンのコンビが個人的にお気に入りです。
頭の良さと分析官だけど?強さも兼ね備えたジャックライアンの魅力が後半の畳み掛けと共に増していき、そしてクオリティの高さが幅広い世界観を作り出す。
『助けを求める途中が怖い』というセリフがこのドラマの重みに繋がり、それぞれの試練がドラマティックに動き出すこのシーズンで118分署の仲間の絆が試される。
ワカコさんと同じように喜んだり落ち込んだりと感情のシンクロができるのも醍醐味であり、今を「幸せ」と感じる飲み方にいつもいつも「ほっこり」とする。
今回も色んなお酒と料理でその日の幸せを見事に表現しているし、なんだかんだで逢楽で飲むシーンは大将や柳との絡みが料理の美味しさを増す。
スペイン料理屋に改めて大人女子に着飾り、海老のアヒージョを楽しむワカコさんにニヤリとし、そして思い切って入ったおでん屋でほっこり。
自分が喜ぶ「楽しみ方」を知っているワカコさんの幸せな顔にほっこりするし、広島の友達と飲む回が特に好きです。