ひばごんさんの映画レビュー・感想・評価

ひばごん

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アフタースクール(2008年製作の映画)

4.0

完全に騙された。ミスリードと伏線回収は見事で、飽きずに楽しめた。俳優陣も実力者揃いで、よくこれだけ集められた印象。
「あんたみたいな生徒どのクラスにもいるんだよ。全部分かったような顔して勝手にひねくれ
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聖☆おにいさん THE MOVIE~ホーリーメンVS悪魔軍団~(2024年製作の映画)

1.0

原作は未読。アドリブ、身内ネタをひたすら見せられたイメージで、映画中に2回ほど睡魔に襲われた。スケジュールの関係でシナリオとか生煮えのまま慌てて作ってしまったと指摘されてもおかしくない出来栄え。出演陣>>続きを読む

22年目の告白 私が殺人犯です(2017年製作の映画)

3.8

おすすめミステリー映画で出てきたので、視聴。なかなかのどんでん返しで、まさかの犯人でした。途中からガラッと展開が変わるところが醍醐味。被害者の描き方が少し不足しているのは、やや残念。

【推しの子】-The Final Act-(2024年製作の映画)

4.1

原作コミック、アニメ、ドラマを一切見ずにいきなり鑑賞。普段の私とは全く縁のないアイドル映画かと思いきや、脚本がしっかりしたミステリーで驚かされた。
もちろん原作を知らないので、唐突に感じる箇所もあった
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9人の翻訳家 囚われたベストセラー(2019年製作の映画)

3.5

途中まではテンポ良く進んでいたが、途中からは犯人がバレつつ進行。どんでん返しは見事だが、話の膨らみと翻訳家の登場バランスが今ひとつ。

TENET テネット(2020年製作の映画)

4.6

タイムスリップものの映画は数多あれどもここまで大きなスケールで徹底的に描いた映画は無かったのではないか。
シナリオは輻輳しており、最初は混乱させられるが、伏線回収は見事で、見終わった後の達成感は随一。
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ハンターキラー 潜航せよ(2018年製作の映画)

4.0

潜水艦の独特な緊張感が伝わってくる力作。シナリオに関してはちょっと上手くいきすぎじゃないと感じる箇所もあるが、一歩間違えば乗組員の命が一瞬で吹っ飛ぶ艦長の判断能力は圧巻。こんな上司がほしい。

はたらく細胞(2024年製作の映画)

4.4

原作未読。今日はどの映画を見ようかと迷いながら決めたのだが、これが大正解。
コミカルなタッチながらも、体内での独自な世界観を上手く成立させていて驚かされた。スタッフが楽しんで映画を作成した様子が伝わっ
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正体(2024年製作の映画)

4.1

社会派ミステリとして楽しめた。変装しながら逃走する主人公に釘付けとなる。
原作が長編小説なので、2時間に収まるよう上手に内容が大胆に縮少、改変され、クライマックスまでテンポ良く話が進んでいく。変身しな
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アングリースクワッド 公務員と7人の詐欺師(2024年製作の映画)

4.5

サラリーマンの悲哀あり、詐欺師集団の個性あり、勧善懲悪あり、どんでん返しありで2時間楽しめた。
脚本が素晴らしく、詐欺師の映画と分かってるのに見事に騙された。伏線回収もお見事。
気楽に鑑賞できる充実の
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インターステラー(2014年製作の映画)

5.0

IMAX上映。スケール、映像、音楽、脚本、出演者全てが想像よりも遥かに高レベルで安定しており、映画の魅力を100%出し切っている。先の展開が全く予想できず、ハラハラさせられる一方、知的好奇心が常に刺激>>続きを読む

グラディエーターII 英雄を呼ぶ声(2024年製作の映画)

4.5

前作を復習して、鑑賞。ローマ軍と辺境国の戦闘やコロシアムの中での海戦など、迫力ある戦闘シーンは前作と同様に圧倒される。
それにしても世界史上、燦然と輝くローマの繁栄ぶりにはただただ驚かされる。西暦20
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最後の乗客(2023年製作の映画)

4.1

予算と時間が限られた環境で作られた映画だと思われるが、胸にグッとくるものがあった。冨家ノリマサ、岩田華怜の好演が光る。

アイミタガイ(2024年製作の映画)

4.6

たくさんの人の色んな思いで社会が回っており、少しづつの親切が、社会に欠かせないことを再認識させられた印象。
素晴らしい脚本に実力者俳優が揃っており、2時間弱の時間を有効に使い切っている。特に安藤玉恵、
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ちゃわんやのはなし ―四百年の旅人―(2024年製作の映画)

4.8

陶磁器の技術のため、秀吉の朝鮮侵攻時に連れてこられた人達がいた事実は教科書の記載で知っていても、望郷の想いを抱きながら、日本で陶芸で生き抜いていく人たちの歴史を突きつけられると、ただただ圧倒された。>>続きを読む

十一人の賊軍(2024年製作の映画)

4.9

トイレが気になるので、2時間を超える映画は苦手なのだが、一気に映画に引き込まれた。シナリオ、俳優、セット全てが素晴らしく、映画タイトルの意味に向かって走り抜けていく。出演者一人一人に役割があり、演技に>>続きを読む

シュリ デジタル・リマスター(1999年製作の映画)

4.5

デジタルリマスター版上映。25年前にも見ているが、内容の密度はやはり本物だと痛感。朝鮮半島の緊張感、アクション、サスペンス、友情、恋愛が濃縮されていて、切ないラストへ向けて飽きさせない。

ベイビーわるきゅーれ ナイスデイズ(2024年製作の映画)

4.4

シリーズものなのに、無謀にも予習をせず、いきなり鑑賞。
若い女性2人が主人公ということで、コメディータッチ+ロードムービー風+青春+殺し屋の映画かと思いきや、意外にもアクション全振りで驚かされた。
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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.2

宣伝やポスターではアメリカの内戦でどちらの陣営が勝つのかといったイメージだったが、実際は戦場カメラマンを通して見たロードムービー風の内戦で驚かされた。
無法地帯となるアメリカの状況から最後の戦闘シーン
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Cloud クラウド(2024年製作の映画)

2.9

転売ヤーがジリジリ追い詰められていくストーリーの発想はいいし、前半はジワジワくる恐怖感を楽しめた。
ところが後半は一転。登場人物の背景や経緯が説明不足で、伏線の回収もないため、単なる銃の撃ち合いで突然
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あの人が消えた(2024年製作の映画)

4.3

ミステリー→コメディー→ミステリーな展開で驚かされた。シナリオが二転三転するので、展開が予測不可能。伏線がしっかり回収され、エンドロールにも救いがあるので、とても楽しめました。

ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

4.9

不安定、無気力な空気感をまとった主人公を河合優美が好演。不快なセリフや演技が至る所に散りばめられ、社会の空虚感が上手く表現されている。
多くの登場人物が砂漠の砂のように中身のないスカスカであり、主人公
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グロリア(1980年製作の映画)

4.1

ジーナローランズ追悼上映。主人公=中年女性の気迫にしびれた。単身でマフィアのボスに乗り込んで行ったシーンは、表情、セリフ、間が完璧です。

スオミの話をしよう(2024年製作の映画)

1.5

大好きな監督さんですが、はっきり申し上げてこれは駄作。コメディーとしてもミステリーとしても破綻しています。何より爆笑する箇所が全くなかった。
長澤まさみが魅力的な女優ということはよく分かりました。

冒険者たち(1967年製作の映画)

3.8

アランドロン逝去に伴う追悼上映第2段。男2人と女1人の危うい友情関係が切ない。荒唐無稽の箇所もあるが、映画の強引な勢いに引き込まれる。

侍タイムスリッパー(2023年製作の映画)

4.9

コメディーのSFものという整理では言い尽くせない。シナリオがよく練り込まれているうえ、映像も迫力があり、低予算映画とは全く思わせない。失礼ながら、見知った役者がほぼいなかったが、熱演に引き込まれる。特>>続きを読む

太陽がいっぱい(1960年製作の映画)

4.5

アランドロン逝去に伴う特別上映。約30年ぶりに見た。音楽とシナリオがラストシーンに向かって、ただひたすら走り続け高まっていく。太陽がいっぱいの意味が分かるとあまりに切ない。

ルックバック(2024年製作の映画)

5.0

一時間のアニメーションで気楽な気持ちで鑑賞したが、内容は極めて充実しており、伏線回収も見事。アニメーションも丁寧でエンドコールの風景の時間経過には圧倒されました。何の気なしにふらっと入ったのに鑑賞して>>続きを読む

ラストマイル(2024年製作の映画)

4.7

連携しているドラマは見ていなかったが、単純に社会性のある内容を正面から取り上げていて、好感がもてた。唐突な箇所もあったが、スピード感がありサスペンス性もよかった。

碁盤斬り(2024年製作の映画)

4.0

草彅剛が静謐な演技で好演。國村隼、小泉今日子も迫力があった。