nuさんの映画レビュー・感想・評価

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ロボット・ドリームズ(2023年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

なんとなく、自分の人生を重ねてみたくなってしまう。出会いと別れ、その痛み、そしてそれらを抱えて続いていく人生。振り返ってみれば、傷ついたことも、傷つけられたこともあったと思う。それらは意識されることな>>続きを読む

夏へのトンネル、さよならの出口(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

主人公である塔野カオルの視点で物語は進んでいくのだが、その視点のスイッチが非常に鮮やかだった。最初はカオル視点なので、転校生の花城あんずの苛烈なキャラクター性に目が向くのだけれど、次第にカオルの「願い>>続きを読む

私に天使が舞い降りた!プレシャス・フレンズ(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

ストーリーとしては、花の祖母の家にみやこと花の友人を含めた計6人で旅行に出かける様子を描いたものとなっている。みやこは花たちとの年齢差を気にするのだが、花や周囲の人間はそれをまったく気にしていないよう>>続きを読む

四畳半タイムマシンブルース(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

『四畳半神話大系』では並行世界の要素が盛り込まれていたが、この作品はタイトルにもあるようにタイムマシンによる時間移動が大きなテーマとなっている。序盤に散りばめられていた謎が、現在と過去を行き来にするに>>続きを読む

犬王(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

室町の時代にあって人々を熱狂させたエンターテイナーの物語。自らを証明するために命を懸けた表現者の物語。友と歌い、友のために歌った、人間の物語。それらが時代を越えた表現手法で、しかし時代を越える普遍的な>>続きを読む

シン・ウルトラマン(2022年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分はウルトラマンに明るいわけではない。子供の頃に少しだけ見たシリーズの記憶が朧げに残っているだけだった。なのでこれは推測になるだけれど、「ウルトラマンの感情の動きがちゃんとわかる作りになっているな」>>続きを読む

アイアンマン(2008年製作の映画)

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トニー・スタークがとても魅力的だった。父が立ち上げた兵器会社のCEOで開発者で遊び好きで飄々としていてしかし大切にする価値観があって自分で戦うという、やりすぎなんじゃないかというくらいに魅力を詰め込ま>>続きを読む

ドライブ・マイ・カー(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

一見すると、家福悠介も渡利みさきも、わかりやすく傷ついている訳ではない。2人は悲しみを自分から表に出そうとはしないし、自らの仕事をしっかりとこなすことで社会と関わっているからだ。この作品が「過去から立>>続きを読む

ARIA The BENEDIZIONE(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

天賦の才とは誰もが与えられるものではない。類まれなる才能がひしめく中で、それでも肩を並べようとするのならば、努力によって楔を穿ち続けながら前に進むしかない。そうして非凡な存在へとたどり着くことは決して>>続きを読む

キングスマン:ファースト・エージェント(2020年製作の映画)

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やはりこのシリーズの見どころはアクションシーンにあるように思う。音楽や演出と巧みにリンクした戦闘は、スタイリッシュさと緊迫感をより洗練されたものへと昇華している。その場に至るまでに登場人物の決意が形成>>続きを読む

グリーンブック(2018年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

人は誰だって違いがある。人種だけではない。性別も、年齢も、話す言葉も、宗教も、育ってきた環境も、好き嫌いも、すべてが完全に同じ人などいない。

同時に、人は誰だって同じ存在である。自分も他人も変わらな
>>続きを読む

フラ・フラダンス(2021年製作の映画)

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仕事は人生と切り離すことができない。生きていくためにはその糧を稼がなければならないし、日常の多くの時間を占める仕事の存在は、自らの心と分かち難く結びついている。そして仕事である以上、高いクオリティを求>>続きを読む

アキラ AKIRA(1988年製作の映画)

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サイバーパンク的な世界観というか、1つの未来像として描かれる光景は、憧れのような好奇心を惹起させられる。清潔でクリーンなイメージの理想的な未来図ではなく、現実と地続きな側面を多分に含んでおり、そこに未>>続きを読む

劇場版 呪術廻戦 0(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

連載中の本編で語られるような事象(百鬼夜行におけるナナミンの活躍や、黒閃の存在など)が、原作である呪術廻戦0巻では(本編連載前であるが故に)語られなかったりするのだけれど、今回の劇場版は本編の内容も取>>続きを読む

劇場版 きのう何食べた?(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

この作品に触れる前は、『きのう何食べた?』というタイトルから、いわゆるアニメにおける「日常系」のような、そんな暖かい内容を想像していました。この作品が「日常」を描いていることは間違いないのだけれど、そ>>続きを読む

サマーゴースト(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

短編でありながら(あるいはそうであるが故に)1つのテーマに対する抜き身の鋭さを感じる。青春における夏のボーイミーツガールという概念は、もはや存在しない憧憬となって多くの人の心の中に存在しているのだと思>>続きを読む

アイの歌声を聴かせて(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

自分は、動物だったり機械だったり、そういう存在が抱く感情を描いた物語が大好きで、それを力強くシンプルに押し出しているこの作品は、もうそれだけで満足度が高かった。「動物や機械が人間に対して健気でいたいけ>>続きを読む

恋する寄生虫(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

序盤、潔癖症の高坂賢吾と視線恐怖症の佐薙ひじりから見た風景がこれでもかというほどに強烈な映像として襲い掛かってくる。恐怖やおぞましさ、生理的な嫌悪すら覚えてしまうような感覚。しかしこの視点は、2人にと>>続きを読む

映画 すみっコぐらし 青い月夜のまほうのコ(2021年製作の映画)

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このレビューはネタバレを含みます

すみっコぐらしのキャラクターは、そのタイトルが示しているように、世界の隅にいるもの、日陰にいるものとしての側面を持っている。北から逃げてきた「しろくま」、食べ残されてしまった「とんかつ」に「えびふらい>>続きを読む