ナッツさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

ナッツ

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幸せへのまわり道(2019年製作の映画)

3.4

実話に基づくというのが本当なの?って思う展開。アメリカの懐の大きさを感じる。
日本ではありえないのではないかな。日本だったら新興宗教になってしまいそう。
トム・ハンクス演じるフレッドが最後の場面で、ピ
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マイ・ニューヨーク・ダイアリー(2020年製作の映画)

4.2

サリンジャーヘのリスペクトを感じる映画。
すごくよく出来ている。
作家を目指すひとりの若い女性が憧れのニューヨークで出版社に就職する。
仕事、サリンジャーヘの読者からのファンレター、電話を通してのサリ
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ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方(2018年製作の映画)

4.3

自然農法と簡単に一言で言うけれど、それにはとてつもない苦難と努力を伴うものだと痛感されられる。
地球の生態系は全て繋がっている。それを断ち切り、効率を求めるのが現代の農法。
これを続ければ地球の未来は
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ミセス・ハリス、パリへ行く(2022年製作の映画)

4.2

なんて後味の良い素敵な映画なんだろう。展開も面白くて飽きないし、華やかなクリスチャン ディオールのドレスも素晴らしい。
女優陣も豪華で美しい。

青葉家のテーブル(2021年製作の映画)

4.2

まだ何者でもない、何をしたらいいのか迷える若者と、やり残したこと、後悔を抱えながら生きる母親世代の心の変遷が爽やかに描かれる。
センスのいい温かみのあるインテリアと美味しそうな食卓が素敵。
観た後に心
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1秒先の彼(2023年製作の映画)

3.8

キャスティングが良い。
岡田将生。残念なイケメン役を演じさせたら、この人の右に出る者はいないと思う。
展開がゆっくりめ。くすりと笑える日常のやりとり。
好きな映画。

私のちいさなお葬式(2017年製作の映画)

3.9

ロシア憎しの今だが、そこに暮らす人々は愛すべき人たちなのだとあらためて感じさせられる映画だ。
ロシアの田舎に暮らす老婦人の孤独とユーモアが心にしみる。

わたしの叔父さん(2019年製作の映画)

3.9

BGMが一切無い。俳優たちの言葉も少ない。いかにも北欧らしい映画。
ただ日常を淡々と描いている。
どこかで落ちがあるのだろうと最後まで期待していたが、えっ、これで終わっちゃうの?!という感じだった。
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友だちのうちはどこ?(1987年製作の映画)

3.9

良い話。映像も良い。
映画としてはとてもよくできていた。
イランの人の暮らしがよくわかった。
子どもが皆素朴でかわいいが、家父長制度が色濃く残る国柄。あの男の子たちも将来は父親や祖父のような大人に育つ
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パリタクシー(2022年製作の映画)

4.2

秀作の小品という感じ。
老婦人とタクシー運転手のわずか1日のやりとりと老婦人の回想で構成されている。
ヨーロッパ映画はいい。
年配の女性が美しい。

ウィ、シェフ!(2022年製作の映画)

3.6

フランスの若者の移民問題をあまり重くならないように描いた作品。
全ての人が善人。
現実はそうじゃないだろうとは思うが、楽な気持ちで見られる映画。

ラストオーダー 最後の注文(2001年製作の映画)

4.0

すごくよかった。
親友の散骨のために海に向かう老年の男3人と死んだ男の息子のロードムービー。
そこに若き日の回想が入る。
男の妻のヘレン・ミレンがまた素晴らしい。

ジョーンについて(2022年製作の映画)

4.5

イザベルユペールが好きで観たが、期待を裏切らなかった。
フランスの女性はおしゃれで大人だ。社会も成熟していると感じる。
ジョーンの人生を描いたドラマだが、描き方がとても良い。ジョーンの悲しみと強さをイ
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ファンタスティック・ビーストとダンブルドアの秘密(2022年製作の映画)

4.3

このシリーズは本当におもしろい。
エディレッドメインの少し頼りなげなはにかんだ表情にしびれる。
ハリーポッターシリーズよりも好きかも。
ニュートとテセウス兄弟が似ていて、役者どうしが本当に兄弟なのかと
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ペリカン文書(1993年製作の映画)

3.6

思ったよりも硬派な内容。1993年の映画なので、携帯がなかったりビデオテープが出てきたりと時代を感じさせられた。

TOVE/トーベ(2020年製作の映画)

4.2

秀作。
メルヘンチックだが深いムーミンの作者トーベ・ヤンソンの生身の人生が抑えたタッチで描かれる。
トーベ・ヤンソンのことを全く知らなかったので、すごく興味深かった。

ベニスに死す(1971年製作の映画)

3.6

何と言ってもタッジオの絵画のような美しさで成り立っている。
美しい少年に恋い焦がれ、疫病がまん延するベニスから離れられなくなる孤独な初老の男が悲しく切ない。
男が最期に見たのが、美しいベニスの海にいる
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ヒント・オブ・ラブ 恋のレシピ(2020年製作の映画)

3.7

気軽に観られた。みんな良い人間ばかり。料理も美味しそう。

Summer of 85(2020年製作の映画)

4.2

ひと言で言えば少年のひと夏の恋。
出会いと別れまでが美しい南フランスの海辺の景色とともに描かれる。
ロッドスチュワートのセイリングが心に響く。
フランス映画、良いなあ。

ブルース・ブラザース(1980年製作の映画)

3.9

めちゃめちゃ楽しい映画。
70〜80年代アメリカのバブリーな雰囲気がよく出ている。お金に糸目をつけないハリウッド的な大仰なカーアクションも楽しい。
何も考えず気楽に楽しめる。

コンパートメントNo.6(2021年製作の映画)

4.7

個人的にすごく好きなタイプの映画。やっぱりヨーロッパ映画は良い。余計なBGMが一切ない。
何か特別なことが起こるでもないさりげない人間模様が、より現実味を増す。起伏がないだけに、途中眠くなる人もいるか
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マザーウォーター(2010年製作の映画)

3.4

雰囲気とキャストで見る映画。
何も起こらない、BGMも最小限、静か。こういう映画は好きだし、何より京都の町が美しい。でもあまりにも現実逃避的で違和感もある。

トスカーナ・ウェディング(2014年製作の映画)

3.2

イタリア映画かと思ったらオランダの映画なんだね。
美しい景色と陽気なイタリア気質のドタバタな人間模様が面白かった。
サンネとヨルンのロマンスがちょっと冗長過ぎて飽きたかな。

ピアノ・レッスン(1993年製作の映画)

3.4

内容はけっこう激しい愛のドラマなのだが、全編を通して静謐な雰囲気が漂うのは、主人公が口をきけない女性ということと、音楽と映像の美しさからか。
展開から誰かの死をもって終わるのだろうと思ったが、安易な結
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グランド・プロミス 23年後の再会(2017年製作の映画)

4.0

ドラマの舞台が、ソマリア、アメリカ、メキシコ、ヨーロッパ、なかなか壮大なストーリーだった。
離れ離れになった娘に会う約束を果たす父親の話だが、そこに亡き妻の元夫や宝石を盗んで逃亡する女の子が絡んで、サ
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.4

奇想天外。荒唐無稽。最初は展開について行けなかった。でもだんだんコロコロ変わる展開とアクションにぐいぐい引き込まれる。ラストもまたピタリと整合して良い。

浜の朝日の嘘つきどもと(2021年製作の映画)

3.5

少し出来過ぎのような気もするが心が温かくなる映画。
大久保佳代子が良い。

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)

4.1

ハートウォーミングな映画。
何と言っても芦田愛菜と宮本信子二人が良い。

あなたの名前を呼べたなら(2018年製作の映画)

3.8

カースト制度が残るインドの現実。最後の希望の余韻に救われる。

リピーテッド(2014年製作の映画)

3.3

二大俳優がうますぎる。ニコールキッドマンは相変わらず若くて美しい。
見終わってしまえば、結末はなんとなく漠然と予測できたような気がするが、途中の二転三転は面白かった。