ムラさんの映画レビュー・感想・評価

ムラ

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aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.1

繊細な映画でした。11歳と31歳。親子であってもそれぞれ抱えるものはある。観終わった後に残ったぼんやりとした言語化できない気持ちをそのまま心のどこかに残しておきたい。

ザ・ホエール(2022年製作の映画)

3.9

正直さは諸刃。
ポジティブとも邪悪とも。
お前はどっちなんだい。
どう生きたいんだい?

エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

4.0

愛すべきサークル(日常。劇中ではベーグル)×パラレルワールド(正確には、たらればワールド)が、はちゃめちゃなユーモアで展開される。

よかった〜。個人的にはバッチリハマりました。

人生肯定の映画でし
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イニシェリン島の精霊(2022年製作の映画)

4.2

誰もが抱える何にもなれない自分を受け入れることの難しさ。

目に見える優しさに甘え寄りかかる。

突き放して、スッキリして、気づいたころにはもう遅い。

自分の中にあった優しささえもそっぽを向く。
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灼熱の魂(2010年製作の映画)

3.9

許せる事も強さ。
過酷な環境下で形成されるものではなくて、大事な人を思う愛の強さ。

MEN 同じ顔の男たち(2022年製作の映画)

3.4

苛まれる。=苦しめられること、厳しく咎められること。

最後のその一言言うのにそんなに引っ張る??最後はマジでトラウマになるわ。やり過ぎw。エクス・マキナに続きジェフ・バーロウの音楽が怪しさに輪をかけ
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アフター・ヤン(2021年製作の映画)

3.6

死生観について。

無くして気づくもの。
無くして残るもの。
感じるもの。

AIヤンの記憶の走馬灯を追いかけて考える映画でした。

ザ・メニュー(2022年製作の映画)

3.0

うーん。配役は素晴らしかった。
メッセージ性を強く持たせたかったのか、ハラハラドキドキさせたかったのか中途半端で消化不良。

グリーン・ナイト(2021年製作の映画)

3.3

必要以上に強く握ってるそれ。手放しなさいって映画。バリーコーガンの存在感。

コロンバス(2017年製作の映画)

3.7

今月公開されるアフターヤンの前にコゴナダ監督の作品を事前予習。

一言、好き。

先週見たラム同様、説明が少ないやつ。直接的な登場人物の背景など説明が少ない。ストーリーと共につながっていく感じ。

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LAMB/ラム(2021年製作の映画)

3.4

幸せの価値観。一方向からだけみれば眉をしかめる異質な形も当人にとってみれば幸せ。SNSでよくみるお節介ならいらない。次元の違う話。ただ、自分がやった事はいつかは自分に返ってくる。教訓みたいな映画。肩透>>続きを読む

レディ・バード(2017年製作の映画)

4.0

衝動的で刹那的なレディバードが好き。フランシス・ハの高校生Verかな?

Jon brionの音楽もいい。

ベイビー・ブローカー(2022年製作の映画)

3.5

映画のテーマは今更言わずもがなだけど、どこに落とし所をつけるのかなって所に注目しながら鑑賞。

そもそも赤ちゃんには意思もなければ、環境を選ぶ自由なんてものもない。責任を放棄された途端に不安定になって
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.1

映画冒頭から長回し。

高校生と写真屋のバイト。主人公の2人のやり取りだけでそれぞれのキャラがバッチリ伝わってくる。背景に流れるニーナシモンのJuly tree一曲分。時間ぴったり。このシーケンスだけ
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WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

人を許すチャンスってそんなに多くない。タイミング逃すと一生後悔する事も。本当に難しい事だなって思う。いい作品だったー。カット、カメラワーク、映像、音楽全てが良かった。クルクル回るのだけは酔うからあんま>>続きを読む

イット・カムズ・アット・ナイト(2017年製作の映画)

3.2

Netflixの配信が終了間近だったんで駆け込み視聴。面白かった。ただこの手の映画のPRってほんとに観る側をバカにしてるよなーって感じる時がある。煽り過ぎ→期待値上げる→そもそもPRしてる煽りと恐怖と>>続きを読む

ロスト・ドーター(2021年製作の映画)

3.2

自分がやりたい事の為に何かを犠牲にする決断っていうのは時に讃えられたり、共感されたりするんだけど、その対象が子供や家族だったら?

共感できないにしても否定もできない。自分の価値観に訴えかけてくる映画
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ウィッチ(2015年製作の映画)

3.7

映像作品における効果を有効的に使ってるなーって。映像、音、フレーム、カット。
ただ林を映してるだけなのに怪しさが醸し出されるって、見る側の心理をしっかり計算されて作られてるなって感じました。

燃えよ剣(2021年製作の映画)

3.1

人を殺すための殺陣。
パフォーマンス的なのが省かれてるからリアルで恐怖すら感じる。特に芹沢鴨暗殺のシーンは夢にすら出そう。

山田くんの総司はとにかく美しかった。

構成が残念。回顧で時間の流れをなぞ
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ザ・スクエア 思いやりの聖域(2017年製作の映画)

3.3

不快な気分になる。

社会における自分自身の建前と本音のギャップをついてくる。明確な言葉じゃなくて、遠回しに無関心、不寛容さをじわじわと認識させるやり方だから余計に不快なのかな。

もうこの時点でシニ
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パンズ・ラビリンス(2006年製作の映画)

3.4

どっちがスパイスでどっちがメインなのか最後を見るまでわからなかった。

休みの朝イチから見る映画ではない事はよくわかった。

佐々木、イン、マイマイン(2020年製作の映画)

3.9

佐々木みたいな存在は誰の心の中にも居ると思う。

過去に別れを告げて、今こそ現実と戦おうとする人の背中を押してくれる映画

中島みゆきの化粧をカラオケで飲めない酒飲みながら歌いたくなった。

mid90s ミッドナインティーズ(2018年製作の映画)

4.0

90年代カルチャー。特別なことはない。その時代の1コミュニティ。誰もが経験したことのある気持ち。

PITY ある不幸な男(2018年製作の映画)

3.4

脚本がエプティミス•フィリップなんである程度覚悟してたけど、予想通り不条理の塊。周りの同情を引くために徐々に選ぶ手段が過激になっていく男の話。

サイコパスな男の話って言えばそれまでだけど、どちらかと
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クワイエット・プレイス 破られた沈黙(2021年製作の映画)

3.4

うーん。弱点わかって、まだ続く臭いを残してた。。終わらせ方模索中って感じがした。

プロミシング・ヤング・ウーマン(2020年製作の映画)

3.4

テーマは重いし、根深い問題だと思う。ポップなテイストが自分には合わなかった。

偶然と想像(2021年製作の映画)

4.0

棒読みする事でこっちに感情の判断を委ねられてる感覚。特に2話目。
興奮してるのか?怒ってるのか?喜んでるのか?お尻の位置が定まらない状態で一言一句聞き逃せなくなる。そんな感じでどんどん引き込まれた。

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