なおこちゃまさんの映画レビュー・感想・評価

なおこちゃま

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シビル・ウォー アメリカ最後の日(2024年製作の映画)

4.1

この映画が米国終末トンデモ映画だと思っている方が居たら、まずそれは違うと言って回りたい。現に私は予告編とサブタイトルの「アメリカ最後の日」とポスタービジュアルに騙されて、クローバーフィールド的な世紀末>>続きを読む

インサイド・ヘッド2(2024年製作の映画)

5.0

米国式セラピーで全力で抱き締められ、老いも若きもバブゥの気持ちで愛に抱かれる。ボロ泣き。全肯定総天然色劇画has come!

憐れみの3章(2024年製作の映画)

3.7

めちゃくちゃ不可解で悪趣味で不愉快なので(これは誉め言葉に当たる)R.M.F.がサンドイッチ食うところまで見届ける観客は、物凄く忍耐強くて好き者で勤勉である。一般ギリシャ人中年男性ことR.M.F.がサ>>続きを読む

恋するプリテンダー(2023年製作の映画)

2.5

何も頭使いたくないときに、ぜし。エニワンバッチュー!フゥゥ!という感じ。
王道ラブコメ、めっちゃWhite、Blackの友人はマルチタレントなフェアリー的位置付けだし、両親はヒロインに結婚をゴリ押しし
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ナミビアの砂漠(2024年製作の映画)

3.6

絶対的ヒロイン映画というのがある。
かつて「嫌われ松子の一生」を見たときに衝撃を受けて、こんなにも目が離せない主人公というものが居るんだと衝撃を受けた。それからも色々なファム・ファタールや、スクリーン
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BAGHEAD/バッグヘッド(2008年製作の映画)

5.0

良すぎ。カメ止め的脚本の面白さがある。
作品としては何の生産性も無さそうな合宿として映されてるけど、マンブルコアやってる人たちってマジであの単語帳ブレストみたいなやり取りでこういうの作ってると思うと凄
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ナイツ&ウィークエンズ(2008年製作の映画)

5.0

愛おしすぎるマンブルコア。
私はどうにも人間味だとか人が持つ癖だとか人と人の機微みたいなものが好きでたまらないので、それらを何よりも雄弁に語ってくれる作品群が大好き。そしてNights & Weeke
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あんのこと(2023年製作の映画)

3.5

気持ちの置き場所に困った。

杏ちゃんは可哀想だ、不遇だった、杏ちゃんのような子を救えなかった日本社会はオワッテルとか、そんな感情の吐露で終わらせたくなく、かといって解釈もしたくない。
2020年にそ
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マッドマックス:フュリオサ(2024年製作の映画)

4.5

フューリーロードからズームアウトすると改めて、when whereがクリアに見えた。
まずもってそう遠くない近未来であること(これは設定上そもそもそうである訳だけど再実感)、そしてめちゃくちゃオースト
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チャレンジャーズ(2023年製作の映画)

5.0

面白すぎて死ぬかと思った
みんなそういえばゼンデイヤには西海岸でバコンバコンテニスしてほしいと思ってたんだわ そういえばっていうか前からめちゃくちゃ思ってた気がするわ

面白すぎて誰だよこれ考えたのほ
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悪は存在しない(2023年製作の映画)

1.5

木立のカットと石橋英子の壮麗な音楽が続き、徐々に人里に近付いて雪を踏む足音と、静けさを貫くチェーンソーが聞こえたときに、この映画のテーマに観客は自然と足を踏み入れる。巧が斧を振るうアングルまできて、う>>続きを読む

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

5.0

グラシネ再上映でちゃんと鑑賞してきた!
あの映画を生で味わえた世代か、という共感覚になるような、デューンを見ることは2020年代に参画することですな。。

当代随一というか、この世にある映像体験の真骨
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鼓動を高鳴らせ(2015年製作の映画)

4.3

めちゃくちゃな名作。
アーミル・カーンがプルートとして喋り出した時点で名作を確信。ランヴィールが終始一貫しょうもないところも良い。
キャストの豪華さが半端なく、何見ても画力がすごい。プリヤンカーとアヌ
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夜明けのすべて(2024年製作の映画)

4.2

三宅唱監督が映画を撮っている世界なら、生きていても良いなと思えた。そして、夜明けのすべてはなんか良い映画だったね、と余波が広がっていく世界だったら、息をしていられる。

三宅監督の作品を見るにつけ、映
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哀れなるものたち(2023年製作の映画)

4.8

フェミニズム観点ではバービーより断然好きだった。
バービーのフェミニズム世界観はアートというよりはよく出来たプレゼンテーションのように思えてしまい、映画としてはあまり好きになれず。Poor thing
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