蒼さんの映画レビュー・感想・評価

蒼

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白鍵と黒鍵の間に(2023年製作の映画)

3.5

原作を読んでいたので斬新な構成に戸惑ったけど、この時代のこの世界を、今だからこんな風にコミカルに描けるんだなと思った。ゴッドファーザーへのこだわりが笑えるものになっていて、マンガみたいなんだよなぁ。>>続きを読む

BLUE GIANT(2023年製作の映画)

4.5

すごいよかった。
ジャズをあまり聞いたことがなくても音楽自体に魅了されるし、セッションの面白さや熱量が伝わるし、ジャズを聞きたくなる。
3人それぞれのキャラがしっかりしていて、もちろん大も雪祈も魅力あ
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はじまりはヒップホップ(2014年製作の映画)

3.8

ヒップホップダンサーがみんなに教えて始まったたわけじゃないことに驚いたけど、だからよかったのかもしれない。
それぞれいろいろあるけど・・・でもみんなで楽しみたい、という明るいエネルギーがあって楽しかっ
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天気の子(2019年製作の映画)

3.8

ラストの東京のシーンでおー!!と声が出てしまった。
大方が期待するようなラストにしないところがよかった。

ガーンジー島の読書会の秘密(2018年製作の映画)

3.0

読書会の秘密のシビアな面と、恋愛部分のありきたりさがギャップがあって残念な気がする。

イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ(2010年製作の映画)

4.0

いやあ、面白かった。
「ティエリーにかかわる一連の現象は興味深い」シェパードのこの言葉にうなづく。
いいと思う人がいれば成り立つのだな。
彼が作った映画は目が回って具合が悪くなりそうなものだったからム
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シカゴ(2002年製作の映画)

4.5

期待以上に楽しかった。
話としては、エイモスは本当に気の毒なのだけど、妻のロキシーをまるでわかってなかったのね、とも思う。
エイモス以外のそれぞれが、よく言えば個性を存分に発揮していて、欲に忠実で、開
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ジャニス リトル・ガール・ブルー(2015年製作の映画)

4.0

ジャニス・ジョップリンのことをあまりよくは知らずに見たけれど、本当に力強い歌で引き込まれる。
ステージの上で、会場全体を巻き込むエネルギーを発して歌うのはトリップするようなものなのかな。
葛藤やコンプ
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ブリジット・ジョーンズの日記(2001年製作の映画)

-

時々目を覆いたくなるんだけど、なるほど、ブリジットはかわいい。
そしてヒュー・グラントもコリン・ファースもかっこいい。くっきりと違うタイプのイケメン2人が殴りあうなんてわかりやす過ぎるストーリーだけど
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ある男(2022年製作の映画)

4.0

原作をしばらく前に読んだけれど、語りすぎが気になったのと、登場人物がそれぞれ深みが感じられないことで、本来のテーマがあまり印象にのこらなかった。
その点、映画は余計な部分がそぎ落とされている印象で、珍
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ストーカー(1979年製作の映画)

3.6

『裏世界ピクニック』はこの「ストーカー」に影響を受けたということで興味がわいて観てみた。
原作がどうなのかも気になるところだけど、この映画は映画で、他にはない映像と世界観に圧倒されるものがあった。よく
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PLAN 75(2022年製作の映画)

-

なかなか怖い話で、でもSF的ではなく、はっきりしたストーリーがあるわけでもなく、本当にふつうの人のふつうの暮らしや悩みや迷いや行動を描いているところがいっそうリアルで静かな怖さを感じさせる。
倍賞美津
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ザリガニの鳴くところ(2022年製作の映画)

-

原作を読んだので、湿地の美しさやカイアの家などはイメージ通りに表現されていてとてもよかったけれど、大人のカイアがちょっときれい過ぎた印象。
人間界の規範や価値観とは異なる世界で一人で生きてきたのだ。カ
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TENET テネット(2020年製作の映画)

4.0

ネットであらすじを見ながら映画を観たのでざっくりしたストーリーはわかるんだけど、カーチェイスや最後の作戦など順行と逆行が入り混じるところは何が起こっているのかわからなくなる。やっぱり難しい。一度でわか>>続きを読む

花とアリス(2004年製作の映画)

3.6

花とアリスの二人がめちゃくちゃかわいくてよかったんだけど、そういえば岩井俊二監督ってファンタジーだったよなぁと久しぶりに観て思った。
このファンタジーっぷりは好みが分かれるんじゃないか。
部分部分で、
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小さいおうち(2013年製作の映画)

4.0

面白かった。
黒木華が本当に素朴なかわいらしさがあってうまいし、松たか子の奥様も印象的、登場するいろんなタイプの女性がそれぞれよかった。
中流のサラリーマン家庭にも女中さんがいて、奥様とお互いを思いや
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ビリーブ 未来への大逆転(2018年製作の映画)

3.7

努力を重ね、数々の妨害や逆風にも折れずにやりきったルースはもちろん素晴らしいのだけど、まず夫のマーティン氏に感動する。
この時代に、この立場で、これほどパートナーとフラットな関係を築いてサポートし続け
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ロシアン・スナイパー(2015年製作の映画)

3.5

『同志少女よ、敵を撃て』を読んで、リュドミラ・パヴリチェンコに興味を持って観てみた。
リュドミラ役の女優さんが美しい。
スナイパーは「一人」に向かい、撃ち、相手が撃たれたところまで見る。自分が「人を殺
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コンフィデンスマンJP 英雄編(2022年製作の映画)

3.6

これは何かの伏線か、と常に思いながら観てるんだけど、どうなるのか?というか、どこまでが?、かはわからないまま、わかってみると驚きがあるのはさすが。
シリーズが続けば続くほど作製側のハードルが上がり、複
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アイヌモシリ(2020年製作の映画)

4.4

映画としては不思議な印象だった。半ドキュメンタリーというのか。
印象的なのはなんといってもカントの「目」。
そして、現代に観光地として成り立たせその中で生活していくことと伝統を守る意識の狭間での苦悩が
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Fukushima 50(2019年製作の映画)

-

エンタメ映画としてはいいのかもしれない。
でもわかりやすい「お話」にするために、故意に描かれなかったこと、歪められたことはあると思われ、総理大臣の描き方など、素人が見ても違和感を感じる場面は少なくない
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クーリエ:最高機密の運び屋(2020年製作の映画)

4.0

スパイ映画で、サスペンス映画で、緊迫感はあるのだけど、濃厚な人間のドラマでもあって心打たれるものがあった。
救出作戦前夜、一緒に「白鳥の湖」を見ながら、それぞれ何を思っていたのか・・・。言葉にしきれな
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ツレがうつになりまして。(2011年製作の映画)

3.0

NHKの藤原紀香主演のドラマの方とあわせて観てみた。
ドラマも登録したいのだけど、検索しても出てこないので両方書いておく。
ドラマと比べてこちらは全体にかわいらしい。
主人公二人がかわいらしく、家も暮
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