素晴らしい映画体験ができた。あれだけの情報量にも関わらず、非常にソリッドで洗練されたシナリオだと思う。故に作品を通して歴史の悲痛さを語るのはナンセンスなんじゃないかと感じている。
無駄な要素も含めて(キスシーンとか)大いに楽しめた。ニルバーナとかロバートパティンソンとかポールダノとか三十代にはエモすぎてたまらない。
色々散りばめられてるんだろうけど、ケルアックの小説みたいなのを期待してた自分にとっては、一つも心が動かされる瞬間がなくて残念。
男の子が好き勝手途方もない夢を話して、それをいつも嬉しそうに聞いてくれる隣にいる女の子。
いつしかそんな話しに女の子が耳を傾けてくれる事がなくなった時に男の子が悟るのは、あのなんて事ない日常が、実はな>>続きを読む
当たり前だったこんな頃が、遠い昔のように感じる。劇中のチョコレートにガールズにアルヴァ、スラッシャーインディーサンタから、今じゃスーツ着る様になってしまった自分にはとってもリアルだった。今の子達のドッ>>続きを読む
退屈な大人になってしまった今の自分からすると、いかにも男の子が思い描く理想な女の子との、いかにも男の子が思い描く理想な恋愛って感じが少しキモかった。
おじさんが若者にすりよってサブカル風演出してんだか>>続きを読む
海外ドラマしこたま観た後は、しみったれた邦画が観たくなる。
って事で期待して鑑賞。
序盤〜中盤はただの茨城侮辱ムービーで、後半はfinchの2ndアルバムみたいな、ぬるーいエモ。
夏帆の生々しい演技で>>続きを読む
バットモービルを乗りこなす、VSジョーカーの彼とは違うベクトルで一々熱かった。
こんな懐古的で、考え方から姿勢にいたるまで実にガラパゴスな作品を愛してしまった自分もまた、アメリカンサイコ。
邦画は一々大袈裟なのが鼻について、興醒めする。
この作品に関しても例に漏れず大袈裟で、鼻につく。
けど、あの頃の所謂キラキラは、誰もが持っていて、あの頃の記憶はきっと大袈裟なくらいが丁度いい。
だから>>続きを読む
JOKERになれなかった、ならなかった人達の物語。
教育の尊さを思い知る。
ずっと楽しみにしてた作品。
まもちゃんは、恋愛クズ界の良心である。
後半の謎の人物別のチャプター分けには困惑したが、葉子を諦める仲原の演技は100点である。
最後に、もう激しく岸井ゆきのと深川麻>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
ここまで語りしろがある作品も珍しい笑
まず途中で観てて、感じたのは地下鉄で三人殺してしまう所で、このままじゃただの“ヤベー猟奇的な奴の作品”になってしまうんじゃなかいっていう不安。
アメコミの中のジ>>続きを読む
ウェスアンダーソンの作品ってごちゃごちゃ作り込んでるくせに、観てて全然疲れないから超好き。
中学生の時に幼馴染に「バンドやろうぜ。」って声かけて、時は流れて今、その幼馴染はフジロックに三年連続で当たり前の様に出演するようになった。今年の演奏も眩しかったな〜。方や立派にサラリーマンとなった、そ>>続きを読む
血みどろの夫婦喧嘩〜親権争い編〜
1 が苦手だったから、15年経て観てみたら最高にイケてた。
色々無茶あったけど、朝井リョウの作品観てるみたいな清々しさがあった。
十代の頃の突き抜けた行動力に、善悪など無し!