がまくんさんの映画レビュー・感想・評価

がまくん

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大殺陣(1964年製作の映画)

3.1

構図が良くて見てしまうが、画面転換に違和感。あと往年の日本映画に共通の女性描写につくづく厭気がさす。史実に基づかないストーリーは面白いけど一面的。

山里は持続可能な世界だった(2024年製作の映画)

2.0

映画としてはあまりに無防備だけど100年後位に貴重な記録になっているかも知れない。

デューン 砂の惑星PART2(2024年製作の映画)

4.3

映画化できたことがすごい。制作に関わったすべてのスタッフに作品への敬意と妥協ない姿勢がないとできない仕上がりだと思った。素晴らしい。

落下の解剖学(2023年製作の映画)

3.5

子どもの頃から冤罪ほどおそろしいものはないと思ってきたので、監督が「最初は悪夢を語るというアイデアから始まった。もし⾃分の苦しさが誰からも理解されずに社会から取り残されてしまったら、どんな⼈⽣になるだ>>続きを読む

ナンバー・ゼロ(1971年製作の映画)

4.5

なんでユスターシュ映画に惹かれるのか、自明なようでそうではなかった。

ちひろさん(2023年製作の映画)

3.2

有村架純さんはミスキャストと思っていたが、どこか空っぽさを抱えた柔らかさは原作の主人公の核心をとらえているのかも。

H story(2001年製作の映画)

2.5

やりがい搾取的な演出がフランス人俳優には通用せず、町田康の異質な存在感でまとめた、という印象。

(1985年製作の映画)

5.0

これはスクリーンで観ないといけない。
映画館のスクリーンでないと映画として観られない。映画は芸術だ、と語っている。

ぼくの好きな先生(2002年製作の映画)

3.8

子どもたちの家庭での様子は、学校での顔と違っていてはっとさせられる。ドキュメンタリーでありながら瞬間瞬間の人と自然のうつろいをドラマチックに撮る現場での構成力が凄まじい。

すべての些細な事柄(1996年製作の映画)

5.0

20年位前にVHSで観た時は撮影の眼差しの優しさにわしづかみにされたが、スクリーンで観て、年月のせいもあるかもだが、構成と編集の素晴らしさにあらためて感動した。この映画があるというだけで、良い。

瞳をとじて(2023年製作の映画)

3.4

タイムトラベルものをSF設定一切なくやろうとしているかのよう。ファンタジーを用いずにひたすら人間を見つめる胆力は、冗長さも含めて古典文学的。

哀れなるものたち(2023年製作の映画)

3.4

主人公が男性ならよくある遍歴、成長ものだけど、女性が主人公であるだけでセンセーショナルになる現実。

ファースト・カウ(2019年製作の映画)

3.5

色んな気持ち良さのある映画だった。
どうやって企画を通したのだろうと思うような、過剰さのない脚本と演出。芝居も音楽も。4対3の画面も。

吸血鬼(1932年製作の映画)

2.4

出資者で主演のユダヤ系ロシア人貴族のその後が気になる。

PERFECT DAYS(2023年製作の映画)

3.4

音楽すばらしい。
海外の人からしたら日本のトイレは掃除が行き届いているので、公衆トイレに対するネガティブイメージは一切描かれていないのが、良くも悪くも、と思う。
事故や病気で働けなくなったらどうなるか
>>続きを読む

Mr.BOO!ミスター・ブー(1976年製作の映画)

3.2

テレビのチャンネルが変わったことに気づかず料理番組のつもりで鶏肉で体操する羽目になるブーに爆笑。

サントメール ある被告(2022年製作の映画)

3.5

実際の裁判記録をそのままセリフにしている。フィクションの存在である主人公を通して、法廷での会話の文脈が埋められていく。作り手が自らの逃げを排した演出姿勢。

ウーマン・トーキング 私たちの選択(2022年製作の映画)

3.3

実際に起きたことで、しかも2010年ということに衝撃を受けている。