tsutsuさんの映画レビュー・感想・評価

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ロブスター(2015年製作の映画)

3.5

うそをついても剥がされてしまい
逃げても逃げきれなくて
愛するし愛されてしまう

好きな人との些細な共通点を大切に守る気持ちはわかるなと思った

ゴースト・トロピック(2019年製作の映画)

3.8

街をさまようアングルと光
手放すものと守るもの
娘に祈るまなざしは根を張ったみたい

寝過ごさないと知らない夜だったけど、知らない夜はずっとそこにある

スイス・アーミー・マン(2016年製作の映画)

4.0

"人はみんな醜い でも、1人がそれでも平気だと言えば歌って踊れる"

情けなくて、誰からも愛されていなくても、
生きているかぎり 毎日は続く

ばかばかしいのに切なくて泣いちゃった

キャスト・アウェイ(2000年製作の映画)

4.2

何もない島で信じるものは、
羽根の絵の書かれた荷物だけ

友のバレーボールや
心にいる恋人と共に荒れた海に船を出す
痛くて苦しい人生の話

息をしている、生きていく それしかない

キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(2023年製作の映画)

3.5

小さな花が咲き乱れる4月
5月には背の高い草が光を奪い、背の低い花たちが散ってしまう

タイトルにあるflower moon(花月)というのは先住民のオセージ族が5月を指す言葉だそう

つい先日観たポ
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ミュータント・タートルズ ミュータント・パニック!(2023年製作の映画)

5.0

このレビューはネタバレを含みます

最高以外の感想が出てこないくらいよかった

劇中で彼らが初めて人間と関わったとき、人生の味を知ったら 口から洗い流したくない、というようなことを言っていて抱きしめたくなったしこころの中で大きく頷いた

エドワード・ヤンの恋愛時代 4K レストア版(1994年製作の映画)

4.0

横並びの美しい2人、たち

愛はお金で買えない
寝たからって好きなわけじゃない
恋は落ちるもの
別れなくたっていい
真剣で滑稽なそれぞれのブルースがあった

エターナル・サンシャイン(2004年製作の映画)

4.8

大好きな映画

"人を記憶から消すのは簡単だ。
だけどその人を心から消すのはまた別の話。"

逃げても逃げても
同じ運命をたどる
忘れても忘れられても、残ってる
永遠の太陽のひかり

aftersun/アフターサン(2022年製作の映画)

4.9

一瞬だけど永遠のダンス、愛する人のわからなさ、日焼けのような痛み

"この世界の意味を知るのは恐ろしいことだ"ってバンドも歌ってる 生きるってつらいね

秘密の森の、その向こう(2021年製作の映画)

3.9

さようなら、ではじまる物語り

同じ時間は二度とこない
一緒に過ごすこと、最後だとわかっていればと思うけれど それはだれにもわからないもの

台詞は極限にまで削ったのかと思うくらい少ない でも とても
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リコリス・ピザ(2021年製作の映画)

4.0

思えば青春はいつも走っていた 気がする
恋人じゃないと否定するたびに そんなことなさそうになっていく2人

ゲイリーがウォーターベッドでアラナの胸を触らなかったシーンがとてもよかった

アラナのアイデ
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ソウルフル・ワールド(2020年製作の映画)

4.8

きらめきは日常のなかにある
人生最良の日も、日常のなか

風をもうつくしいって思える時と
そうでない時があるから
その時はまたこの映画を観たいと思いました

女神の継承(2021年製作の映画)

4.1

信仰とはなにか

人は強くないから なにかに縋る
人は信じはじめたものを簡単には手放せない

それは自分が自分でいるためでもある

目に見えないから信じられないし、
目に見えないから信じられる って思
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恋する惑星 4Kレストア版(1994年製作の映画)

4.0

失恋をした2人の男

「一万年愛す」なんてとびきりロマンチックで顔から火が出るくらい恥ずかしくて、警官は勝手に模様替えされても気付けないほど心がやられて

恋なんてとても正気じゃない
でもそこが良い
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岬の兄妹(2018年製作の映画)

4.0

苦しい、ただひたすらに 痛い
正論なんて本当につらい時には役に立たない

誰にでもおすすめはできないけど忘れられない映画です

あなたの顔の前に(2020年製作の映画)

4.0

目の前で起きた偶然を抱きしめることが、大切なものを留めるための行為にもみえた。

自分の顔の前のある存在だけを信じる。

イントロダクション(2020年製作の映画)

3.6

物語のはじまり。煙草、抱きしめる、煙草。
抱擁は美しいもので、罪はない。そうだろうか。そうだとも思いたい。

好きにならずにいられない(2015年製作の映画)

3.9

大きく変化しそうでなかなかうまくいかない日々がとてもリアル。ミニチュアの戦車、金曜日のタイ料理にDJへのリクエスト。彼は彼の人生の楽しみ方を知っているのに、まわりはスタンダードを押し付ける。生きづらい>>続きを読む

アネット(2021年製作の映画)

3.6

生々しい傷を傷のまま話は進む。はじまりから終わりまで酸素が薄く、生暖かい湿った感覚だった。めちゃくちゃ呼吸はした。

ゴーストバスターズ/アフターライフ(2021年製作の映画)

4.1

コメディなんだけど、映画館で観るべきだなと思った

ゴーストが実在する世界だから、愛している人にもまた会えたりする 信じているからこそ

オリジナルへの愛をとても感じられた

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

4.1

過去に見切りをつけようと起こした行動が、過去と向き合わざるを得なくなる。
苦い話だった。人生なんてなにも都合が良くない。みんな自分が正義と思っていて、それは人にとって正義でもなんでもないことが多い。

ヤンヤン 夏の想い出(2000年製作の映画)

4.0

人生は1+2のようにシンプル。愛しているのは君だけと言った途端に醒めてしまう。すべて、トリックなどない現実 字幕の字が独特って思った

ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

3.9

直訳すると翻訳において失われる
ダイヤモンドユカイとマシュー南でてた
日本語字幕はつけられていないそうです

誰かといること、儚いと感じているうちは大切にできるんだな

ファントム・スレッド(2017年製作の映画)

4.5

「倒れる前にキスをしてくれ」なんて、とびきりいかれた台詞。ふたりのことは、ふたりにしか解らない。究極の愛はホラーなのかもしれない。