nayoさんの映画レビュー・感想・評価 - 2ページ目

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ラストブラックマン・イン・サンフランシスコ(2019年製作の映画)

4.0

富裕層が住むそのすぐ近くで暮らす貧困層。サンフランシスコという街が持つそのような側面と同様に、当然、人々にもあらゆる側面がある。といったように、モントは2つの側面を持ったサンフランシスコを体現している>>続きを読む

もう終わりにしよう。(2020年製作の映画)

4.5

間違いなく今年のベスト。
何かを夢想こと。それは決して流暢なものでなくてよく、ぶつ切りで、あやふやであって、しかし、何かが起こっていることはわかる。その映像の重なりこそが想像世界としてのチャーリー・カ
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グレース・オブ・ゴッド 告発の時(2018年製作の映画)

3.5

物語の序盤で個人として罪を認めるものの、その責任の所在は全くもって判然とせず、誰も責任を自分のこととして捉えようとしない。そうして、この問題は構造的なものであるとして、進んでいく。…が、その構造という>>続きを読む

15年後のラブソング(2018年製作の映画)

3.1

『マリッジ・ストーリー』のアジー・ロバートソンがとにかく可愛い。

WAVES/ウェイブス(2019年製作の映画)

4.0

「WAVES」試写。
良作。回るカメラが映し出す様々な心情と色。自転車の車輪、“今を生きろ”という言葉からの悲劇と希望もそうだけど、円環的な推進力はすごい。テレンス・マリックの愛弟子ってのも最高。ルー
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レ・ミゼラブル(2019年製作の映画)

4.0

「レ・ミゼラブル」試写。「エンバペ」や「デンベレ」というサッカー選手が代表するように様々な国にルーツをもつ人がいるフランス。憎しみは社会によって生み出される。誰も悪くない、そんな現実にカメラを向ける。>>続きを読む

ミッドサマー(2019年製作の映画)

3.8

「ミッドサマー」スペースFS汐留で試写。
スウェーデンが舞台の村社会モノ。手垢にまみれたプロットだけど、編集と音が気持ち良くて楽しく観れる。アリ・アスター監督、笑いを散りばめるのも上手いから、次はそっ
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ロニートとエスティ 彼女たちの選択(2017年製作の映画)

3.9

「ロニートとエスティ 彼女たちの選択」ユーロライブ試写。
社会や制度によって個人が抑圧されてしまうユダヤ・コミュニティを描いているんだけど、「キャロル」のように鏡の反射によって自分自身を見つめるみたい
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ラストレター(2020年製作の映画)

3.0

「ラストレター」六本木で試写
セリフも映像もパワーがない。中山美穂と豊川悦司の出し方も薄味で、始まってすぐにわかる岩井俊二感もない。篠田昇はもういないということを改めて実感。手持ちカメラの揺れも心地よ
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