對馬拓さんの映画レビュー・感想・評価 - 3ページ目

シャイニング(1980年製作の映画)

4.1

キューブリック作品初鑑賞。なんと地上波!

原作とは別物になっていたり回収しない伏線などを考えると、決してストーリーが作り込まれているわけではない。でも、どんどん気が狂っていくジャック・ニコルソンを観
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スパイダー パニック!(2002年製作の映画)

3.8

この時代のCGにしては出来が良くて、そんじょそこらのB級パニック映画とは訳が違う。クモがあの身体能力をそのままに巨大化したら、本当に人間なんてただのエサになるんだろうな…。余計な描写が少なくテンポが良>>続きを読む

ダンサー・イン・ザ・ダーク(2000年製作の映画)

4.0

これほど慈愛に満ちた母親を他に知らない。空想の中で歌い踊るセルマは儚くも美しかった。そして、結末はあまりにも悲しい。

もしかすると、セルマは身勝手だと思うかもしれない。しかし僕はそこにどうしようもな
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PLANET OF THE SHARKS 鮫の惑星(2016年製作の映画)

1.3

温暖化の影響で水没した地球。海上生活を余儀なくされた人類とサメの戦いが始まる…。とまあ設定は悪くないが、すこぶるおもしろくない。ショボいCGを我慢したとしても、下手すぎる演技と無駄に込み入ってて何がし>>続きを読む

サスペリア PART2/紅い深淵(1975年製作の映画)

4.4

ピアニストが猟奇殺人犯を追いかけるサスペンス・ホラー。邦題のせいで紛らわしいが『サスペリア』とは無関係(むしろそれより前の映画)。

ゴブリンの不可思議な劇伴、赤すぎる血、立派な屋敷、容赦ない死に様な
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π(1997年製作の映画)

3.3

夢か現か、妄想か現実か…モノクロの世界で知の螺旋に迷い込む数学者の話。他人の精神世界に放り込まれたような居心地の悪さが良い。錠剤を飲むルーティーンの描写が印象的だった。

シン・ジョーズ(2016年製作の映画)

1.2

タイトルが明らかに『シン・ゴジラ』のパロディで笑ってしまった。原題は『Atomic Shark』らしい。

核実験の影響で進化したサメが暴れ回るというアイデアは良いとして、出オチ感がすごい。雑なストー
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ロスト・イン・トランスレーション(2003年製作の映画)

4.8

マイブラ狂としては絶対に避けては通れない映画。ようやく観れた。「Sometimes」と「Just Like Honey」が流れてきた時は本当に鳥肌が立った。東京は嫌い、でも、この映画の「東京」は好き。>>続きを読む

JAWS/ジョーズ(1975年製作の映画)

4.1

今後サメ映画を制覇していく身としては、やはり原点に立ち返るべきかなと。1回観たことあったけど、終盤以外は何も覚えてなかった。

75年の時点でこのクオリティ。スピルバーグは当時28歳。恐れ入った。細か
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DARK STAR/H・R・ギーガーの世界(2014年製作の映画)

4.0

ギーガーの死の直前に撮影されたドキュメンタリー。作品を深く知るきっかけになった。木々が鬱蒼と生い茂る中に佇む家、本や彼の絵で埋め尽くされた部屋、全部良い。

エイリアン:コヴェナント(2017年製作の映画)

3.8

『エイリアン』シリーズ前日譚の2作目。『プロメテウス』の伏線を回収し、エイリアンの起源の核心に迫る内容。何より、初作から数十年経ってこうして前日譚を創り上げたという点については、リドリー・スコットに敬>>続きを読む

プロメテウス(2012年製作の映画)

3.5

『エイリアン』シリーズの前日譚。登場人物やストーリー展開など、1作目へのセルフオマージュが随所にあったのが良かった。そしてさすがはリドリー・スコット、全体の映像美は圧巻。ただ、正直あんまり盛り上がる部>>続きを読む

サスペリア(2018年製作の映画)

4.7

原作の設定を踏襲しつつも、より緻密で、より生々しく、より官能的で、より残虐。あの鮮烈な色彩もどこへやら、ひたすら暗いトーンでストーリーが進められる。じわじわと精神を蝕んでいくような不快さが耐え難く、ト>>続きを読む

サスペリア(1977年製作の映画)

4.5

ダリオ・アルジェント作品の鑑賞は『フェノミナ』に続いて2作目。鮮烈な色彩と呪術的な不気味さが合わさった耽美ホラー。とにかく画の美しさに惹き込まれた。趣向を凝らした冒頭の殺害シーンが印象的。

裸のランチ(1991年製作の映画)

3.6

正直ストーリーは意味不明だけど、気色悪いヴィジュアルも相まって「これは何を観せられてるの?」という感覚に陥る感じは悪くない。蟲化するタイプライターも、終盤になると愛着がわいてくる。「文学的にハイ」な映>>続きを読む

エイリアン4(1997年製作の映画)

4.2

過去3作のテイストを上手く織り交ぜた印象。エイリアンに人類の私利私欲が加わる恐ろしさよ…。回を重ねるごとに技術が進歩しエイリアンの姿がハッキリと描かれ、生々しさとグロテスクな描写も増していき、どんどん>>続きを読む

エイリアン3(1992年製作の映画)

4.0

3作目にして駄作…という前評判が気になっていたけど、個人的には楽しめた。冒頭から悲惨かつ陰鬱な展開で、『ビーストウォーズ』で言うならリターンズ、『エヴァンゲリオン』で言うならQといったところか。

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ローズマリーの赤ちゃん(1968年製作の映画)

3.9

身ごもったローズマリーに忍び寄る「悪魔」の話。ゴシックホラーのようなテイストだけど、怖いというよりはとにかく不快。超自然的な題材を扱いながら、それをあえて明確に描かないことで得体の知れない気持ち悪さが>>続きを読む

エイリアン2(1986年製作の映画)

4.7

得体の知れない相手と対峙し逃げ惑う前作に対し、今作は真っ向から勝負を仕掛ける文字通りの「全面戦争」。やっぱりメカがいちいちかっこいい。あの特撮の感じは『サンダーバード』っぽいかも。エイリアンの気持ち悪>>続きを読む

ピラニア(1978年製作の映画)

3.4

リメイク版とは根本的に設定が異なり、エロ要素もグロ要素も少なめ。その分硬派でストーリーがしっかりしていた印象。リメイク版がいかに過激なのか思い知らされた。

時代的な理由でチープさは否めないけど、レト
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ファンタスティック・プラネット(1973年製作の映画)

4.4

批判や教訓を鮮烈でサイケデリックな色彩と奇怪なイメージで描くセンセーショナルなカルトアニメ。静かに狂ってる。劇伴も最高。中毒になりそう。

クリシーの静かな日々(1990年製作の映画)

2.8

原作はヘンリー・ミラーの自伝小説。30年代のパリを舞台に、色欲と退廃に満ちた日々が描かれる。ストーリー自体には大きな起伏もなく退屈に感じるかもしれないけど、甘ったるい雰囲気に浸れるので悪くない。東洋的>>続きを読む

エイリアン(1979年製作の映画)

4.6

幼い頃に観たような気がしてたけど、それはどうやら続編らしい。

エイリアンのヴィジュアルが最高すぎる。宇宙船のデザインも良い。誰もが思うことだろうけど、79年の時点であれだけの映像美を構築したという事
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ゾンビ・サファリパーク(2015年製作の映画)

2.4

完全に邦題とキャッチコピーで損してる気がするけど意外としっかりした映画。とはいえ、目新しい題材というわけでもなかった。

シャーク・ナイト(2011年製作の映画)

2.6

早くも分かってしまった。サメ映画はそれ単体ではなく観比べて楽しむものだと。

パニックホラーにエロはつきもの。楽しいはずのバカンスが地獄に。いや、サメよりも人間が怖えよ!!! ストーリー自体はそんなに
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フェノミナ(1985年製作の映画)

5.0

ダリオ・アルジェント作品は初鑑賞。「美少女×虫×グロ」というアングラ直系のテイストが完全にツボだった。元々丸尾末広が好きな自分にとっては観るべくして観たという感じ。何度か目を背けながらも「こういうのを>>続きを読む

パニック・マーケット3D(2012年製作の映画)

3.4

よくあるサメ映画だろ…と侮ることなかれ。B級だと片付けてしまうにはもったいないクオリティ。水没したスーパーにサメが現れるという設定含め、「いやいやそれはないだろ!」とツッコミたくなる場面も多々あれど、>>続きを読む

ビッグ・バグズ・パニック(2009年製作の映画)

2.2

主人公がダメすぎてウケるけど一応ちゃんと活躍してた。紛うことなきB級映画。頭空っぽにして観るべし! お色気シーン必要か…?

ピラニア 3D(2010年製作の映画)

3.2

主人公がポルノ撮影に参加するなど、全体的にパイオツ要素が多すぎて「おれはピラニア映画を観てるんだが?!」と言いたくなった。後半はかなりグロくてカオス状態。暇なら観てもいいんじゃない?という感じ。リメイ>>続きを読む

天使にラブ・ソングを2(1993年製作の映画)

4.6

1作目の感動が薄れないうちに鑑賞。前作の修道院に続き、今回は歌で母校を再建。ストーリーの大まかな流れは同じだけど単なる二番煎じとはならず、迷えるティーンエイジャーたちが奮起して成功を掴もうとするパワフ>>続きを読む

天使にラブ・ソングを…(1992年製作の映画)

4.8

この前ちょうどウーピー・ゴールドバーグ主演の映画を観たばかりだったので個人的にかなりタイムリー。とても良い俳優だと思う。修道院に新たな風を吹き込ませる彼女の活躍にワクワクさせられるし、歌唱シーンは本当>>続きを読む

ゴッホ 真実の手紙(2010年製作の映画)

4.0

印象派に関する本を読んでゴッホの生涯を知り、すぐに観た。現存する書簡や証言をもとに作られた台詞とカンバーバッチの演技によって醸し出されるドキュメンタリーのようなリアリティは、まさに「真実の手紙」。1時>>続きを読む

SPINNING KITE スピニング カイト(2011年製作の映画)

3.2

こういう映画に、必要以上に自己投影するようになってしまったのは、一体いつからだ。

ワイルド・スピードX2(2003年製作の映画)

3.5

何も考えずに観られるので最高。やっぱりR34はカッケーな!

メイド・イン・アメリカ(1993年製作の映画)

3.8

血縁や人種などを超えて「家族とは?」というシリアスな題材をコメディ調に描いた作品。若干展開に無理があるとは思いつつ、ハッピーエンドで心温まる映画だった。

ライアーゲーム ザ・ファイナルステージ(2009年製作の映画)

4.0

おそらく10年ぶりくらい、2度目の鑑賞。やっぱり秋山×神崎ペアは最高。ドラマも当時夢中になって観てたな〜と懐かしくなった。ヤスタカ氏の劇伴も見事。