Googleのせいで嘘がつけなくなったって言ってたな。真実を語れるのは嘘をつけるものだけなのだとしたら私たちは。
このレビューはネタバレを含みます
小津安二郎へのリスペクトがあってドキッとした。
結末は三人ともばらばら…と思っていたけれども、そうとは限らないみたい。「良い予感」がしていたはずのエディーがドッグ・レースを外したという文脈があるので>>続きを読む
対象を近接して撮ることでそのものの匂いの表現とする、という方法が取られていた。嗅覚とは近さの感覚なのだろう。
まるでこちらまで匂い立ってくるような……というような、期待された筋書き通りの感想は書かな>>続きを読む
偽装可能ということは、それがフィクションだということだ。訛りのうちに「黒人」の本質は見出だせないのであるし、そこに差別の恣意性がある。ブラック・パワーをうたいあげる人たちも、ホワイト・パワーをうたいあ>>続きを読む
西谷修が、中沢新一が、安藤礼二が、赤坂憲雄が、出てる、驚いた。モースにもバタイユにも触れる、岡本太郎を「語る」ならこの二人は外せない。曼荼羅から華厳経へ、華厳経から南方熊楠へ、そして熊楠にとっての粘菌>>続きを読む